雨で薄まった思い出とコーヒー

なんでもない土日に奥多摩へ、父親と弟でキャンプに出かけた。このまえがきはあとがきなので、キャンプの内容については大して覚えていない。単に記憶に残らなかっただけか、雨の印象がものすごく強かったのか、今となっては分からない。

その日の夜から明け方までは、雨が降った。

後述はキャンプでその時に書いた(いや、実際は携帯にメモしただけなので打ち込んだ)文書。

特にどこかに出したり、アイデアに使う予定はなかったため、とりあえずnoteに載せてみることにした。
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雨のキャンプの翌朝、父親から珈琲を入れてと頼まれる。珈琲に関して多少の興味と知識があった私は、見よう見まねでコーヒーを入れる。

父親と私の2人分。コーヒーポットの代わりに口先をセルフでとんがらせた紙コップ。案外よく出来たドリップ。フィルターには俗に言うコーヒーの壁らしきもの。冷めないうちに珈琲を渡す。感想は無し。特に聞きたくもなかったが。

次に私分の珈琲を入れる。粉の分量が少なかったか。面倒臭がりな私の性格が出たのか。両者の相乗効果で見たことの無い薄い珈琲。まあいいやと、1口。味は珈琲、だがいつもの頭の中を刺激する匂いは無い。私にとってのモーニングコーヒーはこれくらいで丁度いい。黙って薄い珈琲を飲み干す。

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