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過激的なロシア分裂論の危険性について
ネット上にはこのような画像が転がっている。
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戦後ロシアが崩壊し分裂する、という「ロシア分裂論」なのだがこれにはいくつか危険性がある。
核兵器問題
現在ロシア連邦は約7,850個の核兵器を持っているとされている。
もしロシアが崩壊した場合この核兵器の処遇をどうするのか…。過激的な思想を掲げる組織に渡る、そんな事態に陥ってしまう可能性も十二分にある。
ソ連崩壊時はウクライナ、カザフスタン及びベラルーシの自国領内に残っていた核兵器をロシアに移管し、非核兵器国として核兵器不拡散条約(NPT)に加盟するとともに、国際原子力機関(IAEA)の保障措置制度の下に入ることになった。
過激的な分裂論を見てみるとこの核兵器処遇問題についてはあまり触れられていないことが多い。寧ろこの問題が一番重要まである。
独立させて「あげる」という魂胆
分裂論の中には経済的な支配を名目に第二の共栄圏構想をぶち上げている人もいる。
独立させて「あげる」という帝国主義的なものを感じるのは私だけだろうか。
ロシア連邦の構成国の中には単独では国家運営が難しいであろう共和国が確かに存在し自ら独立を拒否している反戦団体(自由ブリヤート財団)も存在する。
これでは第二のモーゲンソー・プラン、第二のヴァイマルを生み出すことになりかねないのだ。
尊重するべきなのは「当事者の意見」だ。外野で騒ぐ人間の意見ではない。
理想は…
理想は独立したい国家のみが独立することであり外野が口を挟むような問題ではないように思える。
分裂論を掲げる人達はもうこの過ちを繰り返さないために過度な分裂思考に走っているように思える。
それか単に面白がっているだけか。
追記
南樺太を日本が統治する意見があるが今の状態で統治できるのか?というシンプルな疑問が私の中に存在する。皆さんの意見を聞いてみたい。
参考文献
ロシアの核兵器一覧
旧ソ連諸国における核遺産問題
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