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思い出した話。探偵編

皆様こんにちわ。いつもお読み頂き感謝します。
今回のお話は、探偵でもやってみるかと思い、やってみた! という内容です。

 何をやるでもなく、たまたま知り合いを通じて悩み事を聞いた事から始まります。 それはズバリその方のダンナさんの素行について調べて欲しいといういう事から始まりました。

浮気調査ですね。そして証拠の確保でした。

そう言われても、経験もなければ実績もない。 でも、やってみるか!ということで、まずは先々トラブルを防ぐために免許・資格制度を調べ、府警に行きつき、業務の申請・審査・登録をし、晴れて探偵(笑。
要は差別防止なんちゃらみたいな事で、小さい登録証みたいなものを発行されたのです。
当時はまだ部落差別問題が取り沙汰されていた時代でもあり、結婚相手の身辺調査や就職時の身辺調査みたいなものが有って、それが差別を助長するものだという事の改正時期だった事もあり、かなりナーバスな時期でもありました。 今は知りません。

晴れて調査が出来る身になり、調査開始した訳です。
すぐに尻尾を掴み写真撮影し、調査報告書を作成し渡して終了。
私にしてみれば簡単な仕事でした。
こちらもカップルを装い二人だと被写体の写真を撮るにしても間に女性が居てくれれば記念撮影を撮ってるテイで撮れちゃうし、確実にいかがわしいところに入るのもずらして入って確認が出来るって事で、こんなものか、、と、少し肩透かしみたいな感じでもありました。

 何軒か知人を通じての依頼が有ったものの、全て浮気調査でした。
その中で1件だけはしくじった、というか、張り込んでいた時にどうしてもオシッコがしたくなってトイレに行って出てきた時に相手を見失い、そのまま行方不明になってしまった事が発生してしまった。所謂駆け落ちです。 どうもその日が決行日だったみたいでそれ以降、全く行方が分からなくなってしまい、依頼者に謝罪する羽目になった事も有りました。

それ以降、浮気系の調査をするのをやめて、やはり、不動産系の調査に変えました。

中でも印象に残っている案件が有ります。
それは、一軒家を母親から相続で受け継ぎ、人に貸しているという、傍目には、ただの借家業の話です。
相談の話を聞いていると、
 何年も家賃を払ってくれない
 どんな人が住んでいるのか判らない
 賃貸屋Aに相談をしても動いてくれない。
 賃貸屋Bに相談しても賃借人を追い出してくれない。
、、と、いうものだった。

まぁ、私にすれば簡単な話だなと、どちらかというと不動産屋の話で、探偵の話ではないかなと思ったのですが、どんな人が住んでるのか、、というところに大いに興味が湧き、調査&解決してみる事にした。
元不動産営業マンのくせなのか、まず、物件調査してみて、

あちゃー再建築不可物件だわコレ。。
これで売却の可能性がまず75%消えた。売れたとしても悲しい価格。
知恵があれば簡単に触る事が出来るのですが多分近隣対策でえらい事になる。

そして入居者の調査。
ある市の市会議員を目指している政治屋崩れ。 2回立候補して落選している。 これで無職、金無し決定。 家賃回収は高確率で無理だな、、と。

その事をまず報告してみたら、「もう、いやヤァ〜」「お母ちゃん変なのも残してくれたわ〜」と絶望の嘆き。
売ってくれたら半分あげる、、おいおい、マジかよ。
俄然やる気に満ち溢れ、めでたく僅か1週間後に叩き出した(笑。

結局、何だか足元を見るような感じも嫌だったので、5万円くらいでいいですよと手を打った。

その後、知り合いの社長連中と世間話をする中で、結構、副業で探偵やってる人が多いことに驚いた。
まぁ、ある意味専門職だからね、、また、タクシーの運ちゃんも多い。
街中を流してる車や客待ちで停まっているのは、もしかしたら張り込みなのかも、、そこのダンナさん、注意した方がいいですよ(笑。

壁に耳あり障子にメアリ〜!

またもや役に立たない話を読んで下さり、有難うございました。

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