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妄想 酒のアテ その11。

皆さまいつもお読み下さりありがとうございます。
引っ越して来てから足掛け4年経ったけど、未だに開封すらしていない4箱の段ボールを見つめながら毎晩晩酌に余念がないジジィです。

 今日は「視点が変われば世界一!」のお話をしてみたいと思います。
え、聞きたくない? もういい? 辞める? ウッそーん、、聞いてよ〜

という、しょうもない前置きはゴミ箱にポイ!してお話しします。
怖いもの見たさで積んである段ボールの1個を開けてみました。
中から出て来たもの沢山あるのだけれど、そのうちの一つを見た時に、「うーっわ、懐かし。。」と声が思わず出てしまいました。
それが、、この黒い小さな箱。

謎の小箱

外装はモケット地が貼られているのですぐにホコリまみれになってしまう。
開けてみましょう。

光り輝くファンデーションケースです。

デザインがVanCleef&Arpels 所謂フランスのヴァンクリです。
その、ファンデーションケースです。
開けてみると、もともと座布団のモケモケの様な所にファンデーションが入っていたものです。

ミラー付きのファンデーションコンパクト。

実はコレ、REVLONとヴァンクリのコラボ限定商品です。
REVLONといえば、私の感覚で、おばちゃ、、違う、ゴージャスなマダ〜ム様たちがお使いになるブランドというイメージでした。

REVLON!!

当時私は裸石:ルースを売る為に、新しいケースを模索していました。
宝石屋に行くと必ず並んでいる四角いプラケース、私はあれが大嫌いで、高い石を買うお客さんも、くっそ安い石を買うお客さんも同じパッケージというのが納得出来なかったのです。宝飾関係の色々な卸屋に何回も足を運びましたが空振りばかりで、何気にフラッと立ち寄ってみた百貨店のブランド化粧品売り場。 ブランドでは化粧品の入れ物から瓶に至るまでデザインしています。 何か参考にならないかなとみていた時に目が止まったのがコレでした。

当時の価格で1個2万円で販売されていて、大きな店舗でも限定たった1個という意味不明な商品で、売り場としても、売れもしない高額商品を押し付けられ、百貨店クラスで運よく売れたとしても3ヶ月に1個とか、店舗により、一年に1個というトンデモ商品だったらしいのです。

その時点で私の頭の中ではアイデアがぐ〜〜るぐるな状態で、頭の中で電卓も同時にパチパチ叩いていました。
そして、店員のお姉さんに、

「150個買います。」
「え?」
「日本本社で価格の交渉をお願い出来ませんか?」
「え?」 泣き出すお姉さん、、

固まって泣くお姉さんに何かを察知したのか知りませんが、年配の上司、マネージャー、全員集まってきて、

「何クレーム付けるねん」「いじめるな!」、的な、敵意丸出しで睨まれ、「へ?」という言葉しか出てこない私。

 事情が分かり、改めて手配してもらうのですが、日本国内でかき集めても50個程度しか無くて、NY本社から空輸してもらい、揃ったところで、ケースを開けて中身のファンデーションを片っ端から取り出して、ゴミ箱にポイ(笑
だって、使いたいのはケースだけなのじゃ! 中身はおっさんには不必要なゴミ(笑
そして、代わりに空いた穴に座布団のようなものをパートのおばちゃんに作ってもらい完成。真ん中の窪みに丁度埋もれるように石が落ちない。しかも鏡で反射して後ろ側も見える。

売ってた時は石が全て最低5ct以上のモノでしたよ。。

この思いつきケースに石を入れて売ること約7000万w 大成功!
まぁ、その数日後に叔父さんに持ち逃げされるんだけどね(爆

その後、大変でした。日本本社で大変な事になっていたらしくて、、、
NY本社からどうしてこんなに爆売れ出来るのか、講演して欲しいと何回も依頼が来ました。
まぁ、聞かれても言えません・・だって、、中身は全てゴミ箱w
あちらさんは化粧品を必死に売ってるわけで、、

後日談で担当してくれたおねーちゃん店員さんは、個人売り上げがひと月で世界一になって、海外旅行とボーナス、、そりゃ泣くわな。。
こちらは売上金を叔父さんに持ち逃げされて、、そりゃ泣くわな。。

という、「視点が変われば世界一!」のお話でした。
ケースに関してはもっと複雑で深い計画と目的を持ってやっていたので、話すと思いっきり長くなるので、機会があれば書いてみたいと思います。

今日は安い酒ウォッチャーの、この一枚。

Dewars スコッチです。

Dewar'sって今まで飲んだ事なかったけど、一度くらい、、という興味で飲んでみた。 まぁ、安いスコッチのちょっと上くらいかなと。
ショットで飲んでたけど、普通にシングル分量だけ入れてソーダで割ってみた。 これ、美味い。安物なので当然ブレンドウイスキーなのですが、国産で言うと、半分透き通った味のブラックニッカのブレンドウイスキーと比較すると、少しだけクセが有るけど、ソーダで割ると全く感じなくなる。
まぁ、安物ウォッチャーとしての評価は良い部類です。
本当ならシングルモルト飲みたいけど、、あぁ、悲しい(笑

今日も最後までお読み下さり感謝します。

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