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酒のアテ話、その1。

皆さまいつもお読み下さりありがとうございます。
一体、私のヨタ話がどこかで役に立っているのでしょうか(笑。
些か不安ですが、書いていきたいと思います。

 さて、皆様、、

ズっどーん、シャカシャカ、パスーん、ドコドコ、ドーン!

何のことか分かりますか(笑。
はい!、そこのお姉さん、、正解っ! 横のお兄さん、、不正解っ!
一つ飛ばして若いお姉さん、、正解っ! おい!一つ飛ばすな。

カンの良い方、その通り、ドラムです(笑

私が昔から大好きで、その叩き方に、一度聞いたら忘れられなくなる様なサウンド、それがドラムの神様「スティーブ・ガッド」の叩く音だったのです。
1945年生まれですから、今では79歳です。
様々なミュージシャンとセッションをしていて、その中でもエリック・クラプトンのライブで叩いていたのを鮮明に覚えている。

また、初期の頃にはチャックコリアとのセッションをしていたり、その後、確か、1973年頃にはスタジオミュージシャンとして活動を始め、ドナルドフェイゲンとウォルター・ベッカーが、ステイーリーダンというグループを作り、そこにスティーブ・ガッドが参加していたりする。

特にこの頃のサウンドがNYスタイルのR&Bで独特なコード進行と相まって、その感覚にやられる。

その後、1979年に日本では同じようにスタジオミュージシャンがグループを作る。『SHOGUN』である。芳野藤丸(g、vo)、大谷和夫(key)、ミッチー長岡(b、vo)、山木秀夫(ds)、中島御(perc)によって結成され、ドラマ『俺たちは天使だ』で使われた「Bad City」が有名で、芳野藤丸が女優の石田えりと結婚するのである。このすけべ親父ー!!

こんな音楽大好きジジィなのですが、思い出深い話が二つ。
聞いてくれますか。

 まず一つ目、
私が昔、飲食店のコックを任されていた時に、アルバイトでO君がやって来ました。 この子は人懐っこくて、いかにも「毎日楽しいでーす!」という表情と、ゆっくりと話す男の子でした。
当時、多分、20代中盤くらいだったと思う。

仕事が終わり、寮の部屋で、飯食いながら晩酌してた時に、ひょんな会話から、「あのー、僕、以前に自衛隊に居たんでっす」と唐突に告白され、「ヘ〜そうなんだ」、「どこ?」、「陸自でした」「何するの?陸自って」
そうすると、「陸自はですね、、」

 『毎日、穴掘って埋めるんです!』 ずっこけました。

マジですか? はい、そうですよ。。
それが毎日続くんで、飽きて、半年で辞めましたー! いや、、天然(笑

そのあとは?
仁鶴師匠の弟子になりました! おい、マジか。

でも、師匠のロールスロイスの運転手でしたけど、何回も車を当てるんで、クビになりましたー! この時点で爆笑の渦。。オィ、お前、何かの才能あるんじゃね? これは分からないのですが、自衛隊のことは何も告白しなかったけど、、こいつ、、トラックや戦車をデカい穴ボコにでも落としてひっくり返したんじゃね?と未だに疑っている。

そんなO君だったのですが、何気に落ちていた輪ゴムを昔は天井の電灯からぶら下がっていた、揺れているヒモに向かって、「ピューん」と飛ばす。

100発100中当たる。 ちょいと目が醒める。
「もっと揺らして下さい先輩〜」
激しく揺らす。、、、、当たる。。驚き。 なんで?
「あぁ、揺れを予測するんです。」「こんなの自衛官なら誰でもできますよ。」マジか。。

『日本は何が有っても心配ないです!大丈夫!』 と、私が保証します(笑

まぁ、この後、O君の話で、
「実はプロのドラマーになりたいんです。」
「アメリカに渡ってスティーブ・ガッドのドラム学校に通います!」

衝撃でした。ここでスティーブ・ガッドの名前が出るか、、
マジで驚きました。こんな近くに世界を目指している奴がいるのか、、
私の頭の中では事故ったロールスロイスと穴ボコに落ちてひっくり返って虚しく空回りをしている戦車のキャタピラの絵がぐ〜るぐるでした(笑

そして、アメリカに旅立って行った彼は、目出たくドラム学校に入学し、数年後に再会したのです。

「どーなん?アメリカ」
「いや、女の子可愛いっす!」、、、おい、、
「住んでいるアパートにはプールがあるんですー」、、おぃ、、

その後どうするの?って聞いたら、
「数年は地中海クルーズのドラマーやって金貯めます。」と言って、彼は旅立っていきました。

その数年後、、風の噂で、

地中海に旅立った彼は結婚をし、西宮で住んでいると、、おい!
この文章を見つけたなら、必ず連絡してこいよ! 楽しみにしているぞ!
また、酒でも飲も! そして面白い話を聞かせてくれ!

もう、既に一つ目のお話で十分長くなってしまったので、二つ目のお話は、明日に繰り越すことにします。 お楽しみに。

いつもお読み下さり感謝します。

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