Mackerel38 NFT|アバランチがweb3事業をはじめるまでの記録 Vol.2
Vol.1はこちら
簡単すぎるあらすじ:
アバランチは広告制作会社として25年を迎えた節目の年に、Web3事業という、まだ不透明で広大な海原に足を踏み入れることになりました。
「この話をnoteで記事にしてみて」とわたしに言ったのはもちろん熊本さん(パッション溢れるわが社の社長)なわけで、社長直々の依頼をしっかりと遂行するぞ!と意気込んだものの、これを書き始めるのに1ヶ月半かかってしまった。
なぜなら熊本さんは、記事を書いてと言った時「できれば読んでるひとが一緒にweb3を学べる感じがいい」とも言っていたからだ。
この会社に入って何度目かの「まさか」である。
元気と瞬発力でアバランチでのポジションを勝ち取ってきた結果が、How to系の記事を書くことになるとは思っていなかった。
高校の数学は全項目埋めたのに0点を取ってクリスマスに補習を受けたし、徳川が何人いるのかいまだに知らない。
織田はひとりだと思ってるけど正直自信がない。
簡単に言うとHow to系なんて書ける脳みそではないのである。
どう書いていけばバカがバレないか考えた結果、「一生懸命、元気に、ふわっと書く」と決めたので、一生懸命元気にふわっとさせて書きます。
あ、ここからが本文です。
「web3」
この言葉は既にあらゆる意図で使用されているので、「つまりこうです」と断言するのは難しいが、「3代目のwebである」という側面で今日は書いてみようと思う。
まずは初代。
「web1.0」
静的で、情報の流れが一方通行な Web の時代。
HTMLでつくられたテキストのみの静的なウェブサイトが中心。
ユーザーの行動は基本的に閲覧に留まる。
生まれた時からwebが身近であったか、と質問された場合、わたしはギリギリ「物心つく頃にパソコンが家に導入された」世代である。
最初に家にあったパソコンのOSはWindows98だったと思う。砂時計がやたらでかくて、イルカがいて、マインスイーパーが一番面白いゲームだった。
大体2000年代半ばまでをweb1.0というらしく、90年生まれのわたしはちょうど思春期前後である。
あらゆる人間の黒歴史を量産することになった「魔法のiらんど」のサービス開始が1999年。SNSの元祖とも言われる「前略プロフィール」ができたのが過渡期である2004年。
あの頃作ったページが今もネットの海を泳いでいたら…と考えるだけで指先が震えて冷や汗が止まらなくなるが、友達とお互いのホムペやプロフ(この響きが既に懐かしくて静かに動悸がしてくる)を見に行くだけのあの行為が、すごく楽しかったのを覚えている。
次に2代目。
「Web2.0」
動的で、情報の流れが双方向な Web の時代。
情報を閲覧するだけでなくそれに気軽に反応することができ、誰もが情報発信を行える。
つまり「めっちゃ最近のこと」である。
インターネットが「情報を受け取る」ためのものから「参加する」ものに変化したという考え方が一番しっくりくる。SNSで友達が投稿したものに「いいね」したりコメントしたり、得た情報に対するアクションをその場で行うことができる。
Web2.0の情報技術の進化の中で、インターネットの回線速度が飛躍的に速くなり、画像や動画、音声といった「重すぎてどうにもならない」状態だった情報たちが誰でもアップロード・閲覧できるようになったことも大きなポイントだと思う。
同じweb2.0とまとめられる時代の中でも、サムネイルをクリックしたあとの、画像が上から少しずつ、1行ずつ、ゆっくりと読み込まれ表示されていくあの時間を、今の10代が経験するとどう思うんだろう。
メールを送る時、アンテナを伸ばして振っていたことも、一日に何度も見た「センター問い合わせ」の画面も、気になるひとのmixiページを見に行って、バレないように足跡を消したことも(いつでも何回でも消せるわけじゃなく10回くらいしか消せなかったので、見に行く回数も限られていた上に消す重みもすごかった)、こうして記憶をたどると、「移り変わる時代の真ん中にいたんだな」と思う。
かくしてSNSを中心にインターネットでのコミュニケーションは双方向であることが当たり前になり、わたしたちは誰でも気軽に情報の受発信ができるようになった。
「え、じゃあもうこのままでよくない?」
これが、セミナーを受けながらわたしが感じていたことだ。
スマホはサクサク動くし、ネットショッピングはできるし、SNSで新しい発見をしたり友達の近況を知ることもできる。特に不便はない。5年目の恋人以上に安定している。
ではなぜ3代目がやってきたのか。
一旦web3についての概要を見てみよう。
「web3」
分散型インターネットの時代。
ブロックチェーン技術(暗号技術を用いて取引履歴を 1 本の鎖のように繋げて記録することで、改ざん不可能なデータ保存を実現する技術)を活用することで、web2.0が抱えるリスクや問題を解消できると期待されている。
……どうしよう。全然分からない。
さっきまで日本語で話してたはずなのに急に知らない言語で話し始めたのかというくらい理解できない。ただ、ざっくり言うと「今のままじゃあかんから変わろうと思うねん」ということだと思う。
ではweb2.0の何が問題で、何が変わるのか。
賢く書こうとすると絶対に間違える自信があるので、今回は「良さそうなこと」だけに絞って書いて終わりにしようと思う。
1 仲介なしで通信ができる
2 個人情報の流出や悪用が防げる
3 web3で提供できるアプリケーションは世界中誰でも利用できる
なんかめっちゃ良さそう!
ただ主語がでかいので、結局何なのかぼんやりしている部分もあるが、「良くしようとしてる」というのはバンバン伝わってくる。
長々自分の思い出話を語っただけの2000文字になった気がするが、Webの誕生とともに生まれ、移り変わる時代を生きてきたわたしは、またもう一度大きな移り変わりの当事者になる、ということなんだろう。
そしてここまで書きながら思ったことが、
「結局、web3事業って、何をすることなん?」
ということで次回、
「NFT・DAO・DeFi|とりあえずアルファベット並べとけば良いみたいなのやめろ」編です。
今回のサムネ
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