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■PHS+ポケベル

今の若者にはポケベルなんて通じないと思います。
正憲が交換手を通して電話をしていた時代を知らないのと同じぐらい、若者にとってポケベルは歴史遺産。
ポケベルは「ポケットベル」の略語です。
たった2文字削っただけですが。

ポケベルの当初は数字だけを送ることができました。
掛けてほしい電話番号だったり、内線番号だったり。
ポケベルがとても優秀だったのは、地下や高速移動の影響を受けずに、ほぼどこでも受信できたことです。
必ず連絡できるということで、ビジネスマン必携でした。

ポケベル世代の区分方法(1)
A)中高生の頃に使っていた = 30代
B)ビジネスで多用していた = 40代
C)ビジネス上持たされていた = 50代

正憲は「B」の仕事で多用していた世代です😅

ポケベル世代の区分方法(2)
甲)ポケベル暗号で会話していた世代
乙)日本語に対応した世代

この辺りは微妙で、「甲」から「乙」にまたがる時期でしたね。

同じ時期に『携帯電話』が出始めました。
このころは大きな箱を肩から提げて、文字通りの「移動式電話」でした。
金持ちの車載電話をそのまま持ち出した感じです。
衛星電話式だったので契約料も通話料も至極高かったです。

庶民にはそういう物は持てなかったのですが、少し後に『PHS』が出始めました。
携帯電話よりも明らかに安かったのですが、電波の届く範囲がアンテナから100~500mと狭く、当時の説明ではアンテナから50m以内が安定と言われていました。
公衆電話ボックスの上や電柱にアンテナが設置されていて、田舎では歩いていても圏外で途切れたりするため立ち止まって話さないといけません。
車で移動しながら通話なんて無理な時代でした。

確実に繋がるポケベルとどこでも通話できるPHS
この2つが一つのなると便利だと誰もが思っていました。
やはり直ぐに実現したのですよ。
正憲も買いましたが、ポケベル付きPHSが発売になりました。

アステルから発売になったA831A231などです。
実機は上のサイトを参照して下さい。
正憲はカラーがお洒落なA831をもちろん買いました。
端末はそこそこ高く、PHSとポケベルの両方を契約しないと使えませんでしたので高額な通信費になりましたが、1台持ちで済むのは魅力でした。
ポケベルに連絡が来たら、PHSで返信電話する🎵

今のスマホやiPhoneからは想像もできない電話だけの機能ですが、自宅や公衆電話以外で通話ができたのはとても画期的でしたよ。

20年ちょっとで時代は変わるものですね。
こういう通信技術はとんでもなく進歩した20年だったと思います。
その代わり失ったものもあると思います。
インターネットや電話技術の発達の代償として、人の交流の仕方が変わってしまった気がします。

とても先進的だったPHSですが、2023年3月31日にすべてのPHS事業が終了して停波します😭

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