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40時間断食やってみた
40っていう数字には、秘密、というより意味がある・・・らしい。一般的によく知られているのは聖書によくでてくる数字であり、聖別の意味合いがあるのだとか。それは、人を一般的・世俗的ものから引き離して区別するという意味があるのだそうだ。その他にも
モーセがシナイ山で40日間断食をして祈りを捧げた。ノアの方舟ストーリーでは、40日雨が降り続けた。受精の日から数えると赤ん坊は40週で生まれる計算となる。また、イエス・キリストが福音を伝える前に荒野で40日間断食をしたことも。つまり、大事なことをする準備に40が一役かっているということですね。
ということで、師匠からアドバイスを受けて、0時から翌々日の16時まで断食をするといいとされていたのに、私は自分の都合のいいように、20時から食べていないのだから、20時から翌々日の12時まで断食すればいいじゃないかと、まずそこから間違った方法をとったのです。そして、実質40時間断食してみたら、、、翌日の14時ころには「今日やらなくてもいいんじゃないか」って食べようかなって誘惑が、、、「ここまで我慢したんだから、また振り出しからやり直したらもったいない、最期までやったほうがいい。」ととりあえず、翌々日の12時まで頑張りました。そしてそこから普通食に戻れるわけもなく、回復なるべく食が始まるのです。炊いたお米(私の家には玄米しかなかった)半合を大きめの鍋に入れて、500mLを3回繰り返して足していき、1.5L分のお粥ができる。それを5回に分けて食していくのだとか。が、私は一度お粥を食べたら、食べるスイッチが入ってしまい、2時間後にはもう一杯、どころか一昨日作ったおかずも一緒に食べる、、、、そしてコーヒーを入れてチョコレートまで食べてしまった。初めて食べた重湯のなんと美味しかったこと。コーヒーを飲めるっていうことがこんなにも恵まれていることだったとは、、、感動。毎朝当たり前のように習慣的に飲んでいる珈琲に貴重な一杯として感謝の気持ちが芽生える。食べないでいるってことはそんなには辛くはなかった。でも、食べ始めたら止まらない、食べられることのなんとありがたいことか。普段の何気ない食事に感謝する気持ちが深まりました。山を登る時より下る時の方が足にくるという。山をいかに静かに着実に降りることができるかが難しい。次回やるときはちゃんと回復食を完了するまで心の平静が保てますように。初めての断食はこのようにして終わりました。なんでも初めからうまくできない私、誘惑に負けてしいまい、言い訳さえもしてしまう自分。人間の気持ちがわかる自分でよかったかも。と、自己満足。そんな自分でもいつかできたら、誰かに大丈夫、私でもできるようになったんだからって言える日がくるかなぁ。
ところで、なんのために40日間断食?はい、魂が発酵するらしいです。そして直感力が冴えるらしい。さぁ、私はどうかな。そのレポートはまた後日。
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