Photo by sumisumi1102 #いわくのつけく2 3 たちばな 2023年8月1日 14:00 #いわくのつけく2に取り組んで、なんとか100首完走しました!!……思っていたよりもかなり時間がかかってしまった。。。てんでバラバラな歌ばかりですが、自分のクセというか飛躍というか、気づくことも多くてとても面白い体験になりました✨記念に100首まとめてみました。お時間ある時にでも読んでもらえると嬉しいです。1.逆さまに認識すればこの距離もこの感情も…うん大丈夫2.束の間の休息そしてそれだけじゃなくてここから星は見えない3.ご機嫌をうかがいながら進んでく 電信柱におしっこもする4.信号という信号に引っかかる遠回りしたほうが速い例5.隠れればなんとか凌げる容赦ない落花生から頭を守る6.散らばった夢を踏みしめ半笑いで今はすべてが楽しい、と言う7.経験を語り終えたらそこからは緑茶をすする音のみ響く8.愛してるなんて言うから文献と突合してと言い添えている9.アンパンマンポテトに執着しすぎてた アンパンマンにちょっと謝る10.刺すためじゃなく守るためそれぞれのナイフを持った男は歩く11.犬がいて近寄りがたい奥さんもいるから余計に近寄りがたい12.真夜中に食べるどん兵衛文庫本カバーのたぬき申し訳ない13.絵を描いて考えようかさっきまでたしかにそこにお菓子があった14.する前に失くしたピアス恋の病なのに相手が思い出せ無い15.数日後寝床の中で死んでいたこれだと思っていた進路票16.最後には迷惑がられる愛情を注げば注ぐほど枯れる花17.皆が皆大丈夫だと口にする患者の犬は吠えているけど18.あの嫌な臭いの元が分かっても知らないふりをしようと思う19.太陽がどうやら落ちてくるらしいネットで調べたことを試すよ20.そうなの?と思った時点で負であるクッパはワニだし45歳21.どの道もワンタンメン屋に通じてた なるほどそういうパターンで来たか22.遊園地ひとつ閉園する度にピエロの求人が5つ減る23.8年前の同じ時間に何してた?10年前の自分に聞かれる24.勝ち誇る梅のおにぎりつぶれてる鮭おにぎりにも動じてなくて25.吊るすべき鯉が見つからない五月エコバッグで代用されている26.教室で習った通りの英会話どんな時でもI'm fine thank you.27.いいお湯に毎日浸かるアヒルには誰にも言えない秘密があった28.違いなどほぼないけれどカフェ・オ・レのオにアクセントを置いて話した29.飛行機の時間がくるよここからは電車もバスもゆっくりおやすみ30.離れてもお寿司を推すし近くてもやっぱりお寿司を推す所存です31.タクシーに乗ってきたのに跡形も無く消えていてドングリ2つ32.似顔絵はあったけれども美化されているから人に言えないでいる33.本当に話してたのはそいつなの?ベリーソースが染みたベーグル34.初めての恋は画面の中にいてロボット犬はうなだれている35.10年後観たら笑えるかもしれない私は私に期待しておく36.感情がどこにあるのか見せてみて冷蔵庫には無いみたいだし37.フエラムネ一粒ほどの価値もない履歴書を3ラムネで買った38.サンキューと2回も感謝されている投げつけられたレシートの額39.座ってるだけならなんとかなるという代わりをビリケンに頼まれる40.右側のシーサーが遠慮してできる保冷バッグを置ける空間41.八畳の和室の南極寄りに寝る一周周って北極になる42.五十音順に散らばるひらがなの「の」もワンピースの模様のひとつ43.スクリーン3は修羅場で足元にポップコーンが散らばっている44.優しさを体感したくて日暮れまで人の作ったかまくらにいる45.特別に会いたいわけじゃないけれど待ち始めると待ってしまって46.セグウェイが威風堂々停められた自転車置き場は殺伐として47.しまむらに入ったひとが出てこない 私はアベイルから出られない48.電話が鳴りみんな電話の方を向く てんでバラバラすぎて驚く49.茶柱は人工的に立てれると他の大人に教わるだろう50.騙されていると言うならそれはそう杏仁豆腐味のバリウムここまでで50首。やっと折り返しです。51.プロペラはあるのにプロペラ以外ないてことは私もまさかプロペラ……52.地方都市の弱いWi-Fiさようなら私はひかりで今日家を出る53.今追えば間に合う気がするCMは無くてもいいと思いませんか54.座るより立ってる方が目立たない尾行のコツをそれとなく聞く55.いつもより虹を素直に喜べる給料日って素敵な響き56.5分後に息子の彼女が来るらしいカレーでなければよかったものを57.辞めるって言うタイミングが見つからず長く関わる傾向がある58.(ボブならば簡単に吐く)(This is a pen.とか言ってる場合ではない)59.軽々と動いたはずのこの体いつしか重いことが常になる60.肩書は気にしながらも気軽にさ話しかけてよ僕社長だよ?61.ぬくもりを押し付けるから冬は嫌い冬の自販機コーナーが好き62.体質によってはお腹が緩くなるかくもかしこきガラクトースよ63.友達になってみたいと思ってたラコステのワニを手洗いしてる64.いただいたドジョウがシンクで跳ねる音 16ビートは踊りのリズム65.担任がパチ屋にいたのアニサキス見つけたみたいに黙っていたね66.胡散臭いお茶が安くて箱で買う程良い深みの胡散臭さだ67.悲しみと怒りが充満してたからまず窓を開けてあげようとした68.3つめのお萩を食べるそんなはずないのに口内炎がうるさい69.代表戦だったら観たい全世界もふもふポメラニアン選手権70.その間親がどうしていたのかは親しか知らない聞けば良かった71.民放が減った朝でも正常に体は動き掃除を終える72.「憤死ってなに!?」気になって世界地図ちっとも頭に入ってこない73.大きめの花瓶に花を入れるのもスーツを着るのも大体同じ74.隣席の平松さんは元スパイ街頭インタビューに詳しい75.手に持ったナイフの訳を聞いている土手の騒ぎは一度無視して76.名は体を表さないと知っているネームプレートまた裏表77.カップ麺が売り切れだったコンビニに大量入荷してる焼きそば78.食べさせれば人も食べれる動物の子孫が今の我々なわけで79.知らないが故に無敵でそのころにやたら食べてたグミのすっぱさ80.涼しげな瞳のクールビューティは文具屋さんの犬のことです81.寄せて引く波を見ている靴下を脱ぎたくて脱ぎたくてたまらない82.あくまでも私は私でラインしてくれないところいいと思った83.一言でまとめられるということは全ては余談だったのかしら?84.気がつけば隣家は跡形も無くて焼けてないのに焼け跡のよう85.給食費徴収用の封筒にここぞとばかりに要望を書く86. 見捨てないしかし助けるわけじゃないそういう時期はとうに過ぎてる87.沈黙に耐えかねている手の中で溶けるチョコには痛覚がない88.どこまでを切り離しても良いのだろう私の苗字と歩いた道と89.本当は見たことのない流れ星ひとに願いを言ってもいいよ90.わりと具が狂気じみてて有名な正気が丘のおにぎり屋さん91.四月って寒いと毎年思ってる改善されないバグも愛しい92.捨てられた仔犬のような目をしてるレジを通していないサバ缶93.独り身の冷蔵庫国参謀はペットボトルの水でいいよな94.成り立たない会話のなかで一つだけ愛されていたことだけ気づく95.決められたレールの上を共に行く遅延していた電車が動く96.透きとおる空さえ憎いこんな日がいつか来るとは思わなかった97.さり気なく差し込むひかり掴んでもいいか誰にも訊けないままの98.キッチンカー同士仲良くしてほしいシュールな顔で述べるトーマス99.川猟が苦手なクマには親戚が立派な鮭を送ってくれる100.ぜんぶぜんぶ愛についての話だがテーマの伝え方がへたくそ以上、100首でした。最後まで読んでくれてありがとうございます✨ ダウンロード copy #短歌 #tanka #いわくのつけく2 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート