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#いわくのつけく2

#いわくのつけく2に取り組んで、なんとか100首完走しました!!
……思っていたよりもかなり時間がかかってしまった。。。
てんでバラバラな歌ばかりですが、自分のクセというか飛躍というか、気づくことも多くてとても面白い体験になりました✨
記念に100首まとめてみました。
お時間ある時にでも読んでもらえると嬉しいです。



1.逆さまに認識すればこの距離もこの感情も…うん大丈夫
2.束の間の休息そしてそれだけじゃなくてここから星は見えない
3.ご機嫌をうかがいながら進んでく 電信柱におしっこもする
4.信号という信号に引っかかる遠回りしたほうが速い例
5.隠れればなんとか凌げる容赦ない落花生から頭を守る
6.散らばった夢を踏みしめ半笑いで今はすべてが楽しい、と言う
7.経験を語り終えたらそこからは緑茶をすする音のみ響く
8.愛してるなんて言うから文献と突合してと言い添えている
9.アンパンマンポテトに執着しすぎてた アンパンマンにちょっと謝る
10.刺すためじゃなく守るためそれぞれのナイフを持った男は歩く
11.犬がいて近寄りがたい奥さんもいるから余計に近寄りがたい
12.真夜中に食べるどん兵衛文庫本カバーのたぬき申し訳ない
13.絵を描いて考えようかさっきまでたしかにそこにお菓子があった
14.する前に失くしたピアス恋の病なのに相手が思い出せ無い
15.数日後寝床の中で死んでいたこれだと思っていた進路票
16.最後には迷惑がられる愛情を注げば注ぐほど枯れる花
17.皆が皆大丈夫だと口にする患者の犬は吠えているけど
18.あの嫌な臭いの元が分かっても知らないふりをしようと思う
19.太陽がどうやら落ちてくるらしいネットで調べたことを試すよ
20.そうなの?と思った時点で負であるクッパはワニだし45歳
21.どの道もワンタンメン屋に通じてた なるほどそういうパターンで来たか
22.遊園地ひとつ閉園する度にピエロの求人が5つ減る
23.8年前の同じ時間に何してた?10年前の自分に聞かれる
24.勝ち誇る梅のおにぎりつぶれてる鮭おにぎりにも動じてなくて
25.吊るすべき鯉が見つからない五月エコバッグで代用されている
26.教室で習った通りの英会話どんな時でもI'm fine thank you.
27.いいお湯に毎日浸かるアヒルには誰にも言えない秘密があった
28.違いなどほぼないけれどカフェ・オ・レのオにアクセントを置いて話した
29.飛行機の時間がくるよここからは電車もバスもゆっくりおやすみ
30.離れてもお寿司を推すし近くてもやっぱりお寿司を推す所存です
31.タクシーに乗ってきたのに跡形も無く消えていてドングリ2つ
32.似顔絵はあったけれども美化されているから人に言えないでいる
33.本当に話してたのはそいつなの?ベリーソースが染みたベーグル
34.初めての恋は画面の中にいてロボット犬はうなだれている
35.10年後観たら笑えるかもしれない私は私に期待しておく
36.感情がどこにあるのか見せてみて冷蔵庫には無いみたいだし
37.フエラムネ一粒ほどの価値もない履歴書を3
ラムネで買った
38.サンキューと2回も感謝されている投げつけられたレシートの額
39.座ってるだけならなんとかなるという代わりをビリケンに頼まれる
40.右側のシーサーが遠慮してできる保冷バッグを置ける空間
41.八畳の和室の南極寄りに寝る一周周って北極になる
42.五十音順に散らばるひらがなの「の」もワンピースの模様のひとつ
43.スクリーン3は修羅場で足元にポップコーンが散らばっている
44.優しさを体感したくて日暮れまで人の作ったかまくらにいる
45.特別に会いたいわけじゃないけれど待ち始めると待ってしまって
46.セグウェイが威風堂々停められた自転車置き場は殺伐として
47.しまむらに入ったひとが出てこない 私はアベイルから出られない
48.電話が鳴りみんな電話の方を向く てんでバラバラすぎて驚く
49.茶柱は人工的に立てれると他の大人に教わるだろう
50.騙されていると言うならそれはそう杏仁豆腐味のバリウム

ここまでで50首。やっと折り返しです。


51.プロペラはあるのにプロペラ以外ないてことは私もまさかプロペラ……
52.地方都市の弱いWi-Fiさようなら私はひかりで今日家を出る
53.今追えば間に合う気がするCMは無くてもいいと思いませんか
54.座るより立ってる方が目立たない尾行のコツをそれとなく聞く
55.いつもより虹を素直に喜べる給料日って素敵な響き
56.5分後に息子の彼女が来るらしいカレーでなければよかったものを
57.辞めるって言うタイミングが見つからず長く関わる傾向がある
58.(ボブならば簡単に吐く)(This is a pen.とか言ってる場合ではない)
59.軽々と動いたはずのこの体いつしか重いことが常になる
60.肩書は気にしながらも気軽にさ話しかけてよ僕社長だよ?
61.ぬくもりを押し付けるから冬は嫌い冬の自販機コーナーが好き
62.体質によってはお腹が緩くなるかくもかしこきガラクトースよ
63.友達になってみたいと思ってたラコステのワニを手洗いしてる
64.いただいたドジョウがシンクで跳ねる音 16ビートは踊りのリズム
65.担任がパチ屋にいたのアニサキス見つけたみたいに黙っていたね
66.胡散臭いお茶が安くて箱で買う程良い深みの胡散臭さだ
67.悲しみと怒りが充満してたからまず窓を開けてあげようとした
68.3つめのお萩を食べるそんなはずないのに口内炎がうるさい
69.代表戦だったら観たい全世界もふもふポメラニアン選手権
70.その間親がどうしていたのかは親しか知らない聞けば良かった
71.民放が減った朝でも正常に体は動き掃除を終える
72.「憤死ってなに!?」気になって世界地図ちっとも頭に入ってこない
73.大きめの花瓶に花を入れるのもスーツを着るのも大体同じ
74.隣席の平松さんは元スパイ街頭インタビューに詳しい
75.手に持ったナイフの訳を聞いている土手の騒ぎは一度無視して
76.名は体を表さないと知っているネームプレートまた裏表
77.カップ麺が売り切れだったコンビニに大量入荷してる焼きそば
78.食べさせれば人も食べれる動物の子孫が今の我々なわけで
79.知らないが故に無敵でそのころにやたら食べてたグミのすっぱさ
80.涼しげな瞳のクールビューティは文具屋さんの犬のことです
81.寄せて引く波を見ている靴下を脱ぎたくて脱ぎたくてたまらない
82.あくまでも私は私でラインしてくれないところいいと思った
83.一言でまとめられるということは全ては余談だったのかしら?
84.気がつけば隣家は跡形も無くて焼けてないのに焼け跡のよう
85.給食費徴収用の封筒にここぞとばかりに要望を書く
86. 見捨てないしかし助けるわけじゃないそういう時期はとうに過ぎてる
87.沈黙に耐えかねている手の中で溶けるチョコには痛覚がない
88.どこまでを切り離しても良いのだろう私の苗字と歩いた道と
89.本当は見たことのない流れ星ひとに願いを言ってもいいよ
90.わりと具が狂気じみてて有名な正気が丘のおにぎり屋さん
91.四月って寒いと毎年思ってる改善されないバグも愛しい
92.捨てられた仔犬のような目をしてるレジを通していないサバ缶
93.独り身の冷蔵庫国参謀はペットボトルの水でいいよな
94.成り立たない会話のなかで一つだけ愛されていたことだけ気づく
95.決められたレールの上を共に行く遅延していた電車が動く
96.透きとおる空さえ憎いこんな日がいつか来るとは思わなかった
97.さり気なく差し込むひかり掴んでもいいか誰にも訊けないままの
98.キッチンカー同士仲良くしてほしいシュールな顔で述べるトーマス
99.川猟が苦手なクマには親戚が立派な鮭を送ってくれる
100.ぜんぶぜんぶ愛についての話だがテーマの伝え方がへたくそ

以上、100首でした。
最後まで読んでくれてありがとうございます✨

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