羽目を外してみたくて、髪を染めてみました

3日ほど前のnoteに、髪を染めてみようという旨を書いた。書いて世にリリースしてしまったので、たとえ誰に読まれていなかったとしても、これは髪を染めなければならない。なぜなら自分の中から外に出してしまったから。そういう気持ちになったから。

とはいえ、元来の面倒くさがりに加えて、それなりのチキン気質もあり、やっぱり会社に行って上司に会う段になったら元の髪色に戻っていてほしいと思っちゃう。2年ほど前に渋谷でパーソナルカラー診断をしてもらった時、染髪はいいけど黒染めは似合わないと言われたので、真偽のほどは分からないけれど、黒染めで髪色を戻すことは避けたい。いつテレワークの終わりが来るのか、それは予め言ってもらえるのか、ある日突然やってくるものなのか、それもよく分からない。


ということで、色々調べた結果、お家で手軽にできて、上手くいこうがいかまいが1〜2週間で髪色が戻る、カラートリートメントなるものを使ってみることにした。ブリーチなしの黒髪には色が入りにくい、というかほぼ入らないとインターネットには書いてあったけれど、わたしにとって染髪なんて自己満足だし、人に会わないのだからそもそも他人に気付かれる機会がない。太陽にかざしてちょっとだけでもいつもと違う色の髪の毛が見える瞬間があれば、きっと多分それだけでとても嬉しい。髪の毛を太陽にかざすためだけに、日中お外に出ちゃうかもしれない。万が一全く色が変わらなかったとしても、トリートメント剤で髪の毛がトゥルントゥルンになれば、それはそれでナシよりのアリだ。そんな気持ちで、最寄りのドン・キホーテに走った。

結論から言えば、染まったような、染まっていないような。太陽にかざすと、ちょっとだけいつもと色が違うような、いつもと同じ色のような。要は、気の持ちよう。

そもそも、普段からそんなに鏡を見ない。更に、自分の髪の毛の色を気にすることがない。なぜならそこにあって当たり前の色の当たり前の髪だから。だから、お風呂場で一生懸命カラー剤を塗って、ちょっと長めの時間置いて、真っ白なお風呂場で不安になるような色の水を出しながら頭を流した後、初めて髪の毛をじっくり見たところで、beforeが分からないのだからafterだって分かるはずがない。比較というのは前後を確認できて初めて成立することなのだ。

というわけで、初めてのセルフヘアカラーは、失敗のような、そうでもないような。ただし、重要な教訓を得ることができたと感じている。


変化を望み、起こそうとする時、後々その自らの行動を正当化するためには、変化前の状態についてきちんと観察してしておくこと。さもなければ、変化の有無にすら気が付くことができなくなってしまう。


なんだか格好いいこと言えたかな。

終わり。

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