知らない人を祝う

今日は大層寒い日だった。冬に戻ったまではいかないけれど、春の大型連休のあとの気温じゃないでしょうというくらい。我が家は日当たりが悪く、部屋に籠もっていると大抵の日は涼しく過ごせる。つまり、外の気温がよく分からない。お昼ご飯の調達に出かける時、さすがに半袖ではないだろうと着込んだ薄手のセーターが吹き荒ぶ冷たい風に対して全く防御力を発揮してくれず、もう一段階厚手のお洋服だったなと、玄関を出た瞬間に後悔した。まぁそのまま出かけたのだけれど。

別に寒かったから今日一日がどういう日になったという話ではないのだけれど、明日はどうかな、何を着て外に出るんだろうという気持ちになったので、今日は比較的気持ちが上向いているんだなと感じる。明日のことなどとても考えられない、どうして人類は自分に当たり前に明日という日が来ると思えるんだ?という日も、たまにあるので。

多分今日は何があった訳ではないけれど少し良い日で、そういう日は少しのインターネット記事を見つけては幸せな気持ちになったり、数日後を楽しみにできたりする。今日わたしに前を向かせてくれた記事はこちら。

可愛い。とにかく可愛い。嬉しくなって、久しぶりに友人に連絡した。3月末にLINEをもらっていたのだけれどその時は気分が塞いで返せず、実に約2ヶ月ぶりの連絡。よく友人を続けてくれているものだと思う。有難い。

すると、パジャマで一定盛り上がった後、会ったことのない友人の友人に誕生日メッセージを寄せてほしいという話をされた。そういう漫画があって、真似をしたいのだそうだ。(つづ井さん、わたしもファンです)

会社の人枠ということで、原作だと社長なのだけれど、とりあえず元同僚という身分でいいらしい。分不相応の身に余る光栄に震えつつ、一生懸命メッセージを考えているところだ。無機質なのが面白いんだと思うのだけれど、役職や肩書で殴れない分、どこかで気張らなければ。

ちなみに件のパジャマは、友人との間では、まぁ10万円入るし買っちゃおっかということで落ち着いている。10万円入るという理由を盾にそれ以上の散財をしてしまいそう。しかしそれも、今日が明日以降の未来に想いを馳せられる日になったからだ。自分の機嫌に感謝。

終わり。

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