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【ピアノ日記】最近はまっている練習方法その2

またまた、最近はまっている練習についてのメモ。

ハノンなどの指慣らしが終わって、練習の最初に毎回、とある練習曲を必ず一回は弾いてみています。

その練習曲とは、普段レッスンを受けている先生からお勧めされた練習曲集、「安川加壽子が選んだ色とりどりの練習曲」の10番目に入っている、モシュコフスキ―『20の小練習曲』より「両手の動き」というタイトルのついた曲。

びっしりと両手の反進行の16分音符が並ぶ、見た瞬間「うっ」となる譜づらの曲です。ちょうど今ベートーヴェンのクロイツェルソナタのピアノパートを練習しているので、こういう練習曲がラクラク弾ければクロイツェルも弾きやすくなるんじゃないかと淡い期待を持って、今年の春ごろ練習を始めました。

以来、譜読みが終わって一通り弾けるようになってからもなんとなく一日一回弾き続けているのだけど、これが結構その日の調子のバロメーターになって便利というか?

日によってつっかえる場所が全然違うんですよね。ある日は特定の反進行がなぜか両手のユニゾンになってしまう、ある日はなんでもないスケールでつっかえてしまう、ある日はなんか右手と左手のタイミングがずれる、など、その前日には全く問題にならなかった箇所が急に問題になっているんです。その度に、「あ、今日の私の脳はここが苦手分野なのね」と、解釈しています。

特にひっかかりなく、オールラウンドにうまく弾けた日というのは、その前に軽い運動をしていたり、深く呼吸するようにしている日なことが多いように感じています。やはり脳に酸素が行っていると、活発に動いてくれるのだろうか。

ちなみにこの「安川加壽子が選んだ色とりどりの練習曲」は、去年くらいに出版された楽譜ですが、コンパクトに色々な練習曲がまとまっていて気に入っています。各ページの下部に練習上で気をつける点が詳しく書いてあるのもポイント高いです(本の最初や最後に注意点をまとめて書いてあっても、ページをまたがっていると面倒くさくて結局あまり読まない)。

レッスンに持って行くと、見開き2ページくらいの短い曲でも課題をたくさんご指摘いただき、自分は基礎がまだまだだな~と痛感しますが、こういう曲をきちんと弾けてこそもっと長くて難しい曲が弾けるわけなので、練習曲を友としつつ精進しまする。

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