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可愛そうな奴め

4年半ぶりのハノイ
もう来ることは無いのかと思っていた
シドニーからのフライトは10時間…
そんなに遠かったっけ?

出国審査を抜けて
手荷物検査を過ぎて
フラーっとゲートの方向に歩いた
ゲートの番号を確認しようと思って
左後ろのポケットに入れていたパスポート
取り出してみるとそこに挟んでいたチケットが…
無い!

まあ、まあ。焦っても仕方がない。
どこかで落としたのだろうと
来た道筋を手荷物検査場に向かって戻っていく
見つからなければ、ゲートに行って航空会社の
係員に相談するしかない
歩くこと5分ぐらい
小さなキャリーバッグを引っ張って
通路の真ん中に男の子がいた
その足元に航空券の様なものが
今にも踏まれそうに横たわっていた
ゆっくりと歩いて近づいて
拾い上げてみると
その搭乗券には僕の名前が入っていた
誰にも拾われずに落ちていたのか
可愛そうな奴め
今度はしっかりとパスポートケースに収めて
前のポケットに入れた

座席も選べずに左側の3人席の窓際
隣は娘さんで通路側にお母さん
昼間のフライトだったので
映画を3本見て過ごした

入国審査は結構な列になっていた
そこを抜けて預けていた荷物を受け取って
到着ロビーに出る
暑い。夏の世界だ。
今回はホテルの車を予約していたので
僕の名前を書いたボードを持っている
ドライバーを探す
彼の運転でホテルまで市内に向かう
懐かしい道のりだけど
道路は奇麗に整備された感がある

Classic Street Hotel
41 P. Hàng Bè, Hàng Bạc, Hoàn Kiếm, Hà Nội 000084 Vietnam
1泊5千円ぐらいで朝食付き

旧市街地のホテルについて
チェックインをして
206号室の部屋に落ち着く
ツインベッドのまあまあの広さのお部屋
この日は外に出る元気もなく
シャワーを浴びて休むことにした
ハノイでは水の出が悪いホテルもあったけど
ここはいい感じの水圧だった
でも排水が良くないので
バスルームの3分の一が洪水状態になる
まあいいか、こういうところがベトナムらしい


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