子ども達を怒らない方法
僕は、サッカーの巡回スクールなどを生業としている中で、日本サッカー協会の指針も遵守で活動をしています。
2008年4月から日本サッカー協会は、Jリーグと協同でサッカー界におけるリスペクトの重要性を認識し「リスペクトプロジェクト」がスタートしています。
その一環として、スポーツ現場での差別や暴力に断固反対し、差別や暴力のない世界をつくる事を目指して、相談窓口を設置するなどのさまざまな取り組みを行っています。
このような取り組みが進められています。
そんな中で、単純なことですが、僕が子ども達と関わる中でやっている方法を紹介します。この方法をやっていくと「この子だったらどうやって気がつくだろう」とか「慌てずに進めればできるようになってくる」とかと考えるようになっています。
僕がやっているのは
1:子ども達同志を比べない、比べるのであれば過去の本人と。
2:できた事を見つける
以上の2つです。
単純ですよね。
単純ですが、この考えで子ども達と関わるようになって、僕自身が、とてもリラックスして関われるようになり、子ども達も自信を持って活動をしてくれています。
2つ方法を説明します。
1つ目の「子ども達同士を比べない、比べるのであれば過去の本人と。」ですが、たとえばAくんとBくんが、試合を終えた時にAくんには「今日は、3点決めたね!」と褒めてあげる。Bくんには「今日は、ボールが取られないように頑張っていた!」と褒めてあげています。
子ども達同士で、仲間を意識して勝負するのは、とても良い事なのですが、大人が、その子どもの世界に入る事はいけないので、子ども達と平等に関わるのが大切です。
2つ目の「できた事を見つける」は、先ほども話しましたが、子ども達同士では、お互いで競い合うことが多くて、巧く勝利に繋がらない子も出てきます。
僕は、巧く結果が出せない子には「今回は勝てなかったけれど、前よりもドリブルが巧くなっていたよ。」とできた事を見つけて声をかけています。
できない事が続くとどんどん気持ちは落ち込んでいくのは、子どもも大人と一緒なので、昨日よりも今日で少しでも良くなった事を見つけてあげています。
「見つけられなかった時は、そうするのか?」などの質問が出ますが、この子をしっかりとみていると必ず見つける事ができます。
でも嘘はいけません。
子ども達はすぐに嘘を見破ります。
大人としては、関わる子ども達の良さを見つける観察力をつけないといけないですが、子ども達が頑張る中で、大人も頑張るところだと思います。子ども達の良さを見つける事で成長を感じ取れるようになり楽しいので、皆さんも挑戦してください。
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