ABCお笑いグランプリとダウ90000と令和ロマン
令和ロマン優勝はすごすぎる。M-1優勝よりもすごいまである。
M-1獲ったことでハードルは上がり切り、誰もが「M-1王者を倒すニュースター登場」の画を期待していた中で、逆風を一切意に介さずただ実力でぶっちぎった令和ロマン。かっこよすぎる。
この人たちならM-1連覇だって射程圏内なんだろうなって本気で思えた。
本当にすごい。かっこいい。
実績通りの実力出して結果を出すのは本当にすごい。本当に。
自ら害悪を名乗るヒールっぷりも板についてた。
去年とおととしも書いたので今年も。
おととし
去年
一度はABCにはもう出ないと断言してた蓮見くんだけど、いつの間にか出場を決めていた。
M-1獲った令和ロマンが出るのを見て、俺たちが出ないのはダサいと思ったから、だそうだ。
令和ロマンが出るのは去年優勝できなかったから。去年は最終決戦で二組が同点となり、ファーストラウンドの得点が高かった(より高い順位の票を集めた)ダブルヒガシに軍配が上がった。
令和ロマンの優勝を阻んだのはファーストラウンド同組の芸人たちであり、つまりはダウ90000もその立役者(?)であった。
今年ダウ90000がABCに出るのはダウ90000のせいで優勝できなかった令和ロマンが今年も出るせい。
ちょっとしたマッチポンプみたいになってるけど、その二組がしっかり決勝まで上がってきているのはさすがだと思う。
ダウ90000について
ダウ90000が令和ロマンと違うブロックに入ったのは今回が初めて。
一本目のネタはすごくウケてて嬉しかったしおもしろかった。4分でも無理のないネタ。
天才ピアニストよりは明確におもしろいって思えたのが本当にすごいな。
金魚番長もよかったから、贔屓目が入ってることも考えると金魚番長なのかなって思ったけど、それなりに差がついての最終決戦進出だった。
審査員との掛け合いと距離感もよかった。流れを知らないであろう志らく師匠が話し出すとなぜか緊張感漂ったけど。「喜劇」は危なすぎる。
ダウ90000が勝ち抜くという未来の存在を証明してくれてありがとう。嬉しかった。
2本目、最終決戦のネタ『即興』は、2年前にお芝居と言われてしまった『独白』と同じく「10000」で披露されたコント。
終了後の特番で「2年前にスベったネタと同じ単独で作ったコントで優勝してあのときから間違ってなかったぞって言いたかった」
って言ってたけど、本当にそうなったらかっこよかったな。惜しかった。
立ち位置の優位性がコロコロ入れ替わるコントはダウ90000らしくて僕の好きなところではあるけど、4分に詰め込んだなって印象をちょっと受けてしまったのかもしれない。
去年の『スポーツ』も今年1本目の『ベランダ』も(あえてお芝居的な言い回しを使うわけじゃないけど)主人公がいるコントで、『即興』は何人かにスポットライトがしっかり当たるから、4分だと整理しきれないのかもしれない。
去年一昨年はブロックで、今年は最終決戦で令和ロマンに敗れる変な因縁。またラジオで話してほしい。
来年
来年はさすがに出ないのかな。
3位を良しとするのかどうか。ABCでやれることはやりきったと言えばそうだと思うけど、優勝できないまま、令和ロマンに勝ち逃げされたままで終わるのは悔しいよ。
一番いいのはキングオブコント獲ってABCに帰ってくること。その未来だってありえないわけじゃない。だって何より、キングオブコントには令和ロマンがいないのだから。(青色1号はいるけどね)