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バラム転生日記念SS 『バラムのこれから』

 アジトは、見るに堪えない惨状に陥っていた。
 フラウロスやベリトは言うまでもなく、ブネまでもが無残な体で机に突っ伏している。辺りには空になった盃や皿が散乱していて、食べ残しや飲み残しの跡まで見受けられる。
「あーもう。好き勝手やり過ぎ。誰が片付けると思ってんのよ」
 転がった盃を一つずつ拾い集めながら、ウェパルが不満そうに呟く。
「そう言うってことは手伝ってくれるんだな。ありがとうウェパル」
 11月29日、今日はブネの転生日。だからアジトにいる皆で、ささやかながらパーティーを開いていたのだ。調子に乗って酔いつぶれたブネたちを男性陣が数人がかりで運び出す。そうしてしまえばついさっきまで盛り上がっていた空間は一気に静かになった。それは少し寂しさも感じられるほどだが、それでもどことなく騒ぎの余韻が残っているような気がして、静けさを壊さないよう皆会話を最低限に抑える。楽しかった今日を思い返し、手を動かしながら思い思いに幸せな気分に浸っていく。
「ああっ!」
 そんな心地よい静寂を、突然マルコシアスの声が切り裂いた。
「何だ!? どうした!?」
「バラムがいません! さては、また逃げましたね!?」
「男どもはブネを運んでるんじゃないの?」
 ウェパルが扉の先を見るが、マルコシアスは首を振った。
「いえ。『俺、力仕事は向いてねえからな。任せたぜ皆』とか言ってブネからは離れていました! こっちを手伝わせるつもりだったのですが、いつの間に!」
 見渡すが、確かに部屋の中にバラムの姿はない。
「またも片付けをサボるとは。これはまごうことなき悪! 許せません! この前も……」
 マルコシアスは鼻息荒く拳を握りしめる。
「でもでもシアシア、バラムのことよく見てるんだね? どして?」
「うわっ、シャックス!? 寝ていたのではないのですか!?」
 急に飛び出たシャックスに驚く。
「今起きた起きた! おはよー」
 もう深夜だけど。ずれたシャックスの挨拶に、少し場が緩む。
「でもこの子の言う通りね。あんた、やけにバラムについて詳しいわ」
「違います! バラムのような悪は監視する必要があるからです! 決してそれ以上でもそれ以下でもありません! からかわないでください!」
「違うって何? まだ何も言ってないけど?」
 どうしてバラムの話題になると皆少し喧嘩腰になってしまうのだろう。自分自身もそうだから文句は言えないけど、と思いながら、ソロモンは二人に割って入る。
「まあまあ、こうして転生日にパーティーを開けているのもバラムのおかげだからさ。少しは多めに見てやってくれよ」
「どういうことですか?」
「これだよ」
 ソロモンはどこからか紙束を取り出す。
「なにこれなにこれ!?」
「プロフィール表? ……何ですかこれは!? 全員の転生日に年齢、身長まで!」
「随分細かいのね」
「一体どうして……まさかバラム、私たちのストーカーですか!? やはり悪!」
 またぎりぎりと拳を握りしめるマルコシアス。
「まあまあ。どうやって知ったのかは聞いてないけど、調停者の活動に必要だったんじゃないか?」
「そう言われてしまえば何も言えませんが……」
 拳を下ろし、マルコシアスはリストを見つめる。
「そのリストがあったからみんなの転生日が分かったんだ。バラムのおかげって言うのはそういう意味だよ」
「うう……しかし、それとこれとは話が別! 片付けは手伝わせますよ! バラムはどこですかっ!?」
 そう声を荒げ、マルコシアスは部屋を飛び出していってしまう。
「ちょっと待ちなさい!」
 呼び止めたウェパルの声は届かず、マルコシアスは戻ってこない。
「最悪。余計片付け要員が減るじゃない」
「見て見て! これあたしの転生日も書いてる書いてる! パルパルはどこかなどこかな……」
 舌打ちするウェパルに対し、シャックスはリストを手に無邪気に話しかける。するとウェパルは焦ったように素早くリストを奪い取った。
「アンタもサボってないで。さっさと片付けしなさい」
「ひえー、怒られた怒られた」
 そう言いながらも落ち込んだ様子はなく、シャックスは大人しく食器を集め始める。
「……でもさ、一つだけ気になってることがあって」
「何?」
「バラム自身の転生日が書いてないんだよ。こうして毎回転生日祝いができてるのはバラムのおかげなんだから、バラムも祝ってやりたいんだけど……」
「その必要はありません!」
 出ていった扉と逆側の扉からマルコシアスが顔を出した。
「結局バラムは見つかりませんでした。片付けもしない悪には祝われる権利なんてありません!」
 どこに行ったんですか全く、とマルコシアスの鼻息は荒い。
「シアシア、バラムに厳しい厳しい」
「祝うにしても肝心の日にちがわからないんでしょ。無理じゃない」
「そうなんだ。どうにかしてバラムの転生日、分かったらいいんだけど……」

 ☆

 ソロモンたちのそんな会話を聞きながら、俺は考え事をしていた。祝ってほしいわけじゃ断じてないが、俺だけ祝われないのも癪に障る。また人望ないとか言われるのも面倒だ。仕方ない。祝われてやるか。
 と言ってもアイツが言ったとおり、リストには俺自身の転生日は書いていない。どうにかして転生日を伝えなくちゃならねえが、まさか自分から伝えるわけにはいかない。それこそ祝われたがってるみたいじゃねえか。
 仕方ねえ。ちょっとは頭使うか。

 ☆

 翌朝。ソロモンは眠そうな顔で食卓についていた。
「ソロモン王、随分眠そうだな。自慢のイレズミが泣くぜ?」
「昨日片付けが長引いちゃって。誰かさんが片付け手伝ってくれなかったから」
 おっと。カウンターを食らいそうになった俺は速やかに話を逸らす。
「しかしオマエも大変だなあ。ちゃんと全員祝うつもりか? なかなかの手間だろソレ?」
「手間なのは否定しないけど、でも一人ひとりにとっては一年に一度のことだろ? それに、追放メギドだからってちゃんと祝われてこなかったメギドもいるし、ここにいる限りは皆平等に祝ってやりたいんだ」
「へえ。そりゃあ立派なこった」
 俺は素直に感心したような声を出し、言葉を続ける。
「ま、本業の支障にならない程度にしろよ。11月はブネのオッサンで終わりだが、12月は5人、1月は『6人』もいるんだぜ」
「ん? 6人?」
「そうだ。全員を祝うって言うからには、ちゃんとリスト確認しとけよ?」
 目的を達し、俺は爽やかにその場から去った。

 ☆

 12月5日。ロノウェの転生日。パーティーも佳境を迎え、ロノウェへのプレゼントが渡された。ジャスティス・フォースの古竜骸召喚セット、バージョン・ハルマニクス。随分気に入ったらしく、プルソン達と大はしゃぎだ。
「随分な喜びようだなあ。良かったじゃねえか、ソロモン王」
「ああ。バラム、お前のおかげだな。どんなプレゼントがいいか、俺だけじゃ分からなかったよ」
「もっと感謝してくれてもいいんだぜ、召喚者。結構苦労したんだからな」
 実際は正義のカノジョに聞いただけだが、恩を感じさせておいて損はない。
「そうか、ありがとうバラム」
 主役のロノウェと同じくらいに嬉しそうな顔をして言う。随分とちょろいもんだ。
「しかしなあ、10月は眼鏡のカノジョ、11月はマラカス娘。そして今月。2月まで毎月5日は誰かしらの転生日なんだな。不思議なもんだぜ」
「そうだっけ? 2月はアムドゥスキアスだったかな、来月は……うーん、誰だ?」
「覚えてねえのか? ま、ちゃんとリスト見とけよ。ちなみに4月と8月も5日が転生日のヤツがいるんだけどさ、いっそのことコイツら纏めちまうってのはどうだ?」
「それじゃ意味ないだろ!? 何でオマエはそう大雑把なんだよ!」

 ☆

「ようソロモン王。相変わらずニヤけた顔しやがって。なんかいいことでもあったのか?」
「ちょうどついさっきまでは。バラムに会わなくて済んでたからさ」
 いきなり喧嘩腰になるソロモン。コイツも言うようになったじゃねえか、冗談じゃねえと思いつつ、俺はあくまで冷静を貫く。
「そりゃあ悪かったな。ところでソロモン王、何で俺が猫魔獣のおやつを30個要求したか知ってるか?」
「何だよ急に。理由なんかあったんだ?」
「ああ。15の倍数だからだ」
「15?」
 ソロモンは首を傾げる。
「ああ、15って数字が好きなんだよ。何つったって1と5だからな!」
「はあ、そう……」
 反応が薄い。
「何だよその興味なさそうな返事は」
「実際興味ないし……。ん? ちょっと待て、もしかしてバラム、あれってどうしても30個必要だったわけじゃないのか!?」
 急にがつがつと食い付いてくるソロモン。
「まあな。部屋で余ってるくらいだし」
 どうせならキリのいい数にしたくなるだろ? と付け足そうとしたが、ものすごい剣幕のソロモンに遮られる。
「はあ!? あれ集めるのどんだけ大変だったと思ってんだよ!? 要らないなら返せよバカ!」
「知らねえよ確認もせずに渡した方が悪いだろ!? 大体今返したところで労力が返ってくるわけじゃねえし!」
「そうやって理屈でばっか話するから人望ないんだろ!? ちょっとは相手の気持ちも考えろよ!」
「人望は関係ねえだろ! オマエの気持ちなんて分かってたまるか単細胞生物!」

 ☆

「いやあー、ずいぶん寒くなってきたなあ。ところでソロモン王はいつまでその格好してんだ、風邪引くぞ? ……ああそっか、バカは風邪引かないんだったな。お節介だったか。悪い悪い」
 またある日の朝。起きてきたソロモンと偶然を装ってすれ違い、話しかける。見張り番のアモンがまだいることを視界の端に確認。大丈夫、抜かりはない。
「俺だって風邪くらいは引くしそうなって困るのはバラムたちもだろ」
「まあな。オマエが倒れたらここの追放メギド共は皆動けなくなるようなもんだ、勘弁してくれよ」
 そう言うとソロモンは少し驚いたような表情を見せる。
「何だヘンな顔して?」
「いや、いつもならもっと突っかかってくるからさ、やけに素直だなって拍子抜けて……」
「俺を何だと思ってんだよ。そもそも突っかかってもねえし」
「そっか。……なんかバラム、機嫌よさそうだな。大丈夫か?」
「いやソレ心配するとこじゃねえだろ! ……まあでも、機嫌がいいのは事実かもな」
 ソロモンは少し表情を和らげる。
「何かいいことでもあったのか?」
 聞かれ、俺は意識してトクベツな笑顔を作る。
「いいことっつーか、ほら、もう冬だろ? 俺冬が好きなんだよ」
 辺りを探すふりをして、アモンに目をつける。
「オマエもそう思わないか? アモン?」
 近づきながら聞くと、アモンは弾かれたようにびくりと振り返った。
「うわっ、な、何で俺なんだよ」
「悪い、近くにいたもんだからさ」
 辺りを見渡し、他に誰もいないことを確認すると、アモンは舌打ちしながら不服そうに答える。
「……俺は冬なんて嫌いだ。ろくな思い出無いからな」
「ああそうか、オマエの転生日は8月だったっけか。悪い、忘れてたぜ」
「は? 何だ? そういう意味なら夏も嫌……」
「そうかそうか、ありがとな!」
「お、おい! そっちから話しかけといて何だよ!」
 聞きたかった台詞は引き出せた。俺はそそくさとアモンから離れる。
「ま、そう言うことだソロモン王。もうすぐ1月だからな、俺は絶好調ってわけだ」

 ☆

 そして来る1月5日。満を持して俺は、ソロモンに呼び出された。
 ……星間の禁域に。
「クソ、束縛が切れる! 俺にフォトンを寄越せソロモン王!」
「いいえ。その前に倒せばいいのです。僕にフォトンを」
「オイ待て策王! 倒しきれなかったらどうすんだそうなってからじゃ遅いんだよ!」
「貴方、案外賢明ですね。ならオーブを使いましょう。回復されると厄介ですからね」
「作戦はそれでいいが戦闘中に人を試すんじゃねえ!」
「ねえねえ、あたしも攻撃したいしたい!」
「あーもう今ソレどころじゃねえ鳥頭のカノジョは黙ってろ!」
「ひええ~」
 日付が変わる直前。禁域に魔眼賽ドゥームが現れた、その報告を受けた俺たちはすぐさま討伐に乗り出した。……のだが。
「協調性のない馬鹿ばっかりですね」
「全くだ。娘にはこう育ってほしくねえな」
「いや他人事じゃねえからな!? オマエらも働け! メガネのオッサンは次に備えて策王を支援、看護師のカノジョは前衛を回復! 頼んだぞ!」
「指図されるのは腹が立ちますね」
「文句言ってる場合かよオイ!」
「まあ仕方ありません。その分痛くなっても文句言わないでくださいね」
「その分って何だよ!? 普通で頼むぞ普通で!」
 世話が焼けるなんてもんじゃねえ。魔眼賽の相手はただでさえ面倒だが、その上メンツが自分勝手すぎる。結果しわ寄せを食らうのは俺みたいなマトモなヤツだ。
 ったく、何で俺が働かなきゃいけねえんだ。しかもよりによって今日という日に。
「おいソロモン王! フォトンはまだか!?」
「待たせたな! みんな、頼むぞ!」
 ソロモンからフォトンが配られた。同時に湧いてくる力。眼鏡のオッサンが動いた後、俺は鎖で魔眼賽を縛り付け、ヤツの強化を事前に防ぐ。蜂の幻獣を召喚した策王に続き、看護師のカノジョがメギドの力を使う。不思議な力が俺たちを包み、傷を負った体が癒やされていくのを感じる。そして全身に感じるヒリヒリとした感覚。
「……って痛えよ! いつもより過剰じゃねえか暴力看護師!」

 ☆

 何とか魔眼賽を撃退してアジトに戻る。いつも以上に長引き、ほうほうの体で帰ってきた面々。だらしなく倒れ込む皆を口撃する気力さえないのだろう、看護師のカノジョまでもが椅子に座ってぐったりしている。
「思った以上に時間かかっちゃったな。でも勝ててよかった。みんなありがとう!」
 自身の疲労もかなりのものだろうに、ソロモンは俺たちを気遣う。そういうところが見てて危なっかしいんだよ。いい加減自覚しろ。
 そう思いながらも言い返す気になれない。一人ため息をついていると、ソロモンに話しかけられる。
「あ、そう言えば、戦いが始まる前に日付変わってたんだな」
「ああ、そうだぜ」
「そっか。なあバラム、今日って何日だっけ?」
「1月5日だ。……オマエさ、よりによって俺に聞くか?」
「え? ……ん? ……あっ! ちょ、ちょっと待っててくれバラム!」
 慌てたように姿を消すソロモン。こいつ、まさか……。
 しばらくして戻ってきたソロモンは、いつものニヤけた顔で頭を掻く。
「バラム、転生日おめでとう!」
「ああ」
 俺が答えても、しばらく沈黙が続く。
「……で?」
「で、って?」
 とぼけるソロモン。
「それだけか?」
「ああ。オマエは盛大に祝うの嫌がるかなと思って。いつも通りでいるのがオマエらしいかなって……さ?」
 ソロモンの言葉に、俺はうんうんとうなずく。
「なるほどなあ。さすが召喚者だ。ってなるとでも思ったかバカ! それで誤魔化してるつもりか!?」
 さ? じゃねえんだよ。疑問形で投げてくるな。
「誤魔化すなんて人聞きの悪い……」
「いや明らかに誤魔化してただろ!? 今の今まで俺の転生日忘れてたって顔しやがって!」
「忘れてたわけじゃない! ただ、準備が間に合わなかったり、……とにかく、仕方なかったんだよ!」
「仕方なかったで済まそうとするな!」
「仕方ないもんは仕方ないんだよ! そもそもそんなに祝ってほしいなら最初からそう言えって! オマエが回りくどい伝え方するからなかなか転生日分からなかったんだよ!」
「何で分かんねえんだよ下等生物! それに祝ってほしいわけじゃねえ! 俺だけ祝われないのは理不尽だろって話だ!」
「じゃあおめでとうって言ったしもうこれでいいだろ!? 大体先月にだって……」
「あれもこれも祝ったうちに入らねえだろ! 色々とデリカシーなさすぎるんだよオマエ!」
「オマエにデリカシーを説かれるなんて心外だよ! 300年友達もいなかったくせに!」
「それは関係ねえだろ!? 話逸らしてんじゃねえよ腐れヴィータ!」
 そう言い合っているうちに気づけば、周りには誰もいなくなっていた。ケンカは殴り合いにまで発展し、隙をついた俺の渾身のパンチがソロモンの顎にクリーンヒットした。と同時。俺の側頭部に鈍い衝撃が走った。
 次に目が覚めたときには、俺の転生日は終わっていた。

「随分派手にやったみてえだな」
 そう言うパイモンは笑いを隠す様子すらない。
「うるせえ」
 俺は湿布を貼られたままの頬を、向かいに座ったパイモンから隠すように顔を逸らす。
「で? 感想はどうだ?」
「見て分かんねえのか最悪だバカ」
 俺は逸らした顔をパイモンに向け直す。そして、少し躊躇って続ける。
「……本当にこれでいいんだろうな?」
 俺の言葉にパイモンはニヤリと笑う。
「だから、感想はどうだって聞いてるだろ?」
 こちらを見つめるその顔に何故かソロモンが思い浮かび、俺は立ち上がると完全に背を向ける。
「……悪くねえよ」
「ならそれが答えじゃねえか?」
 パイモンも立ち上がると大股で俺の前に回り込み、顔を覗き込んでくる。俺は舌打ちをして視線を逸らす。
「しかしなあ。ソロモン王と仲良くなりたいなんて、どういう風の吹き回しだ?」
「仲良くなりたいなんて言ってねえだろ。意訳すんじゃねえ」
 俺はまた後ろを向き、椅子に座り直す。
「これからの戦いに向けてアイツを信頼する。俺はそう決めたし、そう決めた以上は最善を尽くさなきゃいけねえからな。そのためには過不足のない相互理解が必要だって思っただけだ」
「ま、なんでもいいが」
 背後でパイモンが歩き去っていく気配を感じる。
「別れは必ずやってくる。不死者として、それだけは忠告しといてやるよ」
 思いの外真面目な声を残し、パイモンは部屋を去っていた。余計なお世話だ。俺は振り向いて声を返す。だが。
「……深入りするつもりはねえよ」
 返事に時間がかかったのも、自信なさげな声になったのも、何故なのか俺にはさっぱり分からなかった。

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