【22-23セリエA】エンポリvsミラン【第8節】

エンポリvsミラン

2022.10.02
実況:八塚浩
主審:ジャンルカ・アウレリアーノ

【スタメン】

エンポリ
監督:ザネッティ
4312

GKヴィカーリオ(#13)
DFストヤノビッチ(#30)、デ・ヴィンデル(#6、2002)、ルペルト(#33)、パリージ(#65、2000)
MFハース(#32)、グラッシ(#5)、ヘンダーソン(#8)
AMピアツァ(#14)
FWランメルス(#7)、サトリアーノ(#9、2001)

ミラン
監督:ピオーリ
4231

GKタタルシャヌ(#1)
DFカラブリア、ケア、トモリ、バロトゥレ(#5)
DMベナセル、トナーリ
AMサーレマーケルス、デ・ケテラーレ、レアオン
FWジルー

【試合の感想・メモ】

ミランは代表で負傷したメニャンと内転筋を負傷したテオが離脱。
前節勝利したエンポリと前節黒星を喫したミランとの戦いになる。

3分、サーレマーケルスが右の裏へ飛び出して深さを取りにいく。エンポリボールになるが繋ぎにきたところをプレスバックでデ・ケテラーレが回収し攻撃を継続。
6分、レアオンがアバウトなボールを右サイドに流れながら収めて中のジルーへ。ジルーがヒールシュートを狙うがブロックにあいCKに。
8分、最初の決定機はミランに。ジルーからのワンタッチパスをボックスの中でデ・ケテラーレが左足での柔らかいトラップから切り返し。デ・ケテラーレからフリーのレアオンに横パスが入る。レアオンは丁寧に狙ったがGKヴィカーリオのセーブ。
13分、奪って縦に速く攻めるエンポリ、サトリアーノとトモリの競走。
15分、ハースの右からのクロスをタタルシャヌがパンチングで弾き出すが距離が出ず。ヘンダーソンが回収しシュートまで。
20分、バロトゥレからの縦バスを受けたレアオンがワントラップで入れ替わり前進、ニアゾーンからの折り返しがフリーのサーレマーケルスに入るがシュートは枠外へ。
22分、サーレマーケルスがシュートを放つがヴィカーリオのセーブ。
24分、左サイドでパリージがうまい持ち運びをみせケアのファールを誘う。ケアにはイエローカード。
28分、カラブリアから裏へのボールにジルーが抜け出す。GKヴィカーリオより先に触り右サイドからクロス。レアオンがジャンプで合わせようとするが少し届かなかった。
30分、サーレマーケルスが負傷。左の太ももか。
31分、ミラン、サーレマーケルス→クルニッチ(#33)。
32分、セカンドボールをトナーリが回収するシーンが目立つ。予測の速さ。左サイドでデ・ケテラーレと絡みながら速いクロスをニアに入れてOGを誘発出来そうな形。
35分、エンポリもチャンスを作る。足元で繋ぐビルドアップ、パリージの縦パスがランメルスに収まる。反転しサトリアーノへ縦パスをつけ、裏へ走り出したヘンダーソンへダイレクトパス。最後は逆サイドのハースのシュートまで。バロトゥレが滑り込み身体に当ててCKへ。
38分、ミラン、カラブリア→カルル。カラブリアまで負傷交代、厳しいミラン。
41分、こぼれ球を回収し右に流れたレアオンが強力なシュートを放つがサイドネットへ。
44分、エンポリは左のパリージが出口になり、ランメルスに縦パスが入る。
45+2分、エンポリ、グラッシ→マリン(#18)。
45+4分、パリージがカルルの突破を防ぎカウンターで持ち運び、ファールを貰う。

エンポリの左SBパリージは気になる存在。ビルドアップの出口として、運べるし前につけるパスを通せる。

46分、ピアツァが左サイドで足裏を巧みに使いながら突破、マイナスにこぼれた球をヘンダーソンが強烈ミドルシュートで狙うが僅かに枠外。
50分、ストヤノビッチが中央まで入ってシュートまで。後半立ち上がりはエンポリペースか。
54分、サトリアーノがボックス内で切り返してシュートまで。インテルの所属、ウルグアイ代表にも選ばれた選手。
56分、ジルーのFKがクロスバー直撃。
57分、エンポリ、ピアツァ→バンディネッリ(#25)、ヘンダーソン→バイラミ(#10)。
57分、交代でトップ下に入ったバイラミが間で受けてサトリアーノへスルーパス。これにはカルルが戻って対応するが、こぼれ球をパリージが拾いニアへクロス、飛び込んだランメルスが頭で合わせるが枠外。
61分、トナーリの低い弾道のFKはDFに当たりコースが変わったがGKヴィカーリオが反応。
69分、バロトゥレからのバスが裏へ通りジルーが抜け出す。
72分、ミラン、ケア→デスト(#21、2000)、ジルー→レビッチ、デ・ケテラーレ→ブラヒム・ディアス。ケアまでも負傷交代。
73分、バイラミがCBの間に下りてきていたトナーリと競り合いながら裏へ抜け出し、右足で逆サイドへ流し込むようなシュートを狙うがタタルシャヌがセーブ。
79分、トナーリのスローインからレアオンが右のスペースへ飛び出し、ボールを浮かせてDFの間にコースを取る。並走していたレビッチに折り返してフィニッシュ。ミラン先制。
82分、エンポリ、サトリアーノ→デストロ(#23)、ハース→ガンビアーギ(#28、2000)。ガンビアーギはU21イタリア代表、保有権はアタランタ。
84分、パリージが左でファールをもらい続ける。
88分、バイラミのシュートは浮いてしまう。自陣からパスが繋がりフィニッシュまで。
90+2分、FKをバイラミが直接ぶちこみエンポリが同点。タタルシャヌの逆をついたスーパーなFKだった。
90+3分、レアオンのクロスにクルニッチが折り返しバロトゥレが押し込みあっという間にミランが勝ち越しに成功。
90+6分、クリアボールをレビッチが収めてレアオンへ。ハーフライン手前から独走したレアオンが、飛び出したGKヴィカーリオの動きを冷静に見てループシュートを沈める。そのまま試合は終わり、ミランが3-1で勝利となった。

【試合結果】

エンポリ 1vs3 ミラン
79分 レビッチ(ミラン)
90+2分 バイラミ(エンポリ)
90+4分 バロトゥレ(ミラン)
90+6分 レアオン(ミラン)

個人的に気になった選手は、エンポリの左SBファビアーノ・パリージ。2000.11.09生まれの21歳、U21イタリア代表歴あり。左に流れたCFランメルスへパスを通す場面(35分や40～45分)が複数回。自分で剥がして縦へ突破するシーン(24分)やミドルゾーンで仕掛けてファールを貰うシーン(82～84分)も。ビルドアップの出口になれる選手だなという印象を受けた。メガクラブも狙ってる選手らしいので注目しておきたい。

サッカー見たぞ記録
(*敬称略)
(**あくまでも個人の感想です)