Global Marketing Report vol.10(2024年親日度調査)
こんにちは!
アウンコンサルティング株式会社(証券コード:2459)のIR担当です。
今回は、先日発表された「2024年【世界14カ国・地域の親日度調査】日本への好感度、訪日意欲について」の解説をしていきたいと思いますので、ぜひ、ご覧ください。
1. 日本の好感度について
「大好き」「好き」の合計値が最も高いのは同率1位(100%)でインドネシア・フィリピンでした。
中でもフィリピンは「大好き」の回答率が77.1%と調査国の中で最も高い結果となりました。フィリピンの好感度が高い理由として、これまで日本がフィリピンのインフラ(高速道路、空港、鉄道、港、道路など)支援を行ってきたこと、フィリピンの最大貿易国の一つであること等があげられます。
一方で、「嫌い」「大嫌い」の合計値が最も高いのは中国(合計47.2%)、「大嫌い」の回答率が最も高いのは韓国(10.1%)となりました。
日本が好きな理由として、「四季の風景」や「日本食」が多く、アメリカ・イギリス・オーストラリアでは「歴史/文化」の評価も高いことが分かりました。
昨今では、買い物よりも体験を重視する傾向が強まっており、日本の古き良き文化を感じられる体験型へのコト消費へ繋げられるようなアプローチが重要となっています。
2. 日本旅行で不安なこと
日本旅行で不安なこととして、「店員との会話が通じない」「地震等の災害」の回答率が高い結果となりました。
特に、「地震等の災害」を選択する割合は、昨年の調査結果と比べて若干ながらも増加している国が多く、令和6年能登半島地震の発生が海外でも報じられたことが要因の一つとも考えられます。
3. 訪日計画における情報源
日本の観光地を探す際の情報収集方法について、「Google Map」の回答率が最も高く、次いで「検索エンジン」が多くの国で選択される結果となりました。
ホテルや飲食店の情報収集方法についても、観光地同様、「Google Map」が多く、次いで「検索エンジン」となりました。
近年では若い世代を中心に、検索エンジンよりもSNS上で検索して情報収集をする人が増えているものの、「Google Map」は旅行系アプリの中でもっともダウンロードされており、世界中のユーザーが慣れ親しんだ観光には欠かせないアプリとなっています。
4. 最後に
国・地域の特色はあるものの、全体的に傾向は類似しており、日本への好感度や訪日意欲が高いことが分かりました。
円安を追い風に日本の食文化、アニメなどのサブカルチャー、自然や寺社仏閣などの観光名所で日本人気は継続しており、訪日外国人は引き続き堅調に推移することが予想されます。
今後は、日本の古き良き文化を感じられる体験型へのコト消費へ繋げられるよう、日本独自のコンテンツを駆使した高付加価値プランの販売促進が重要となります。
インバウンド市場は右肩上がりで急回復を遂げ、回復から成長の段階に入っています。
今後の夏休み・バカンスシーズンの7月~8月の動向が重要なターニングポイントとなります。
訪日旅行者の情報収集の手法や消費行動は年々変化しており、マーケティング手法も多様化・複雑化しております。今までのプロモーション手法で満足している企業であっても、今後、何がベストなのかよく分からないという企業も少なくないのではないでしょうか。
当社は、インターネット黎明期の1998年に法人設立し、1999年にSEOを事業化、その後、世界各国に複数の拠点を有し、SEOを含むデジタルプロモーションの実績は国内外合わせて48カ国2,000社以上となります。
この豊富な実績から得た経験とノウハウを活かし、お客様に最適なご提案をさせていただきます。
海外向けWebプロモーションに関連するコンテンツを数多くご用意しておりますので、ぜひ、ご覧ください。
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