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Global Marketing Report vol.15(47都道府県に関する年間検索トレンド オーストラリア編)

こんにちは!
アウンコンサルティング株式会社(証券コード:2459)のIR担当です。

今回は、先日発表した「47都道府県に関する年間検索トレンド(オーストラリア編)」の解説をしていきたいと思いますので、ぜひ、ご覧ください。


1. 2024年10月 訪日外国人旅行者数

日本政府観光局(JNTO)によると、2024年10月の訪日外国人客(以下、訪日外客)数は約331万人で、コロナ禍前の2019年同月比では32.7%増となりました。

紅葉シーズンを迎え、多くの国・地域で訪日需要の高まりがみられ、堅調に推移しました。

2024年1月から10月までの累計は約3,019万人となり、過去最速で年間累計3,000万人を突破しました。

訪日外国人数月別比較

国・地域別では、1位韓国73万人(2019年同月比+271.1%、2023年同月比+16.0%)、2位中国58万人(2019年同月比▲20.2%、2023年同月比+127.3%)、3位台湾47万人(2019年同月比+15.8%、2023年同月比+12.7%)となりました。航空便の増便や、韓国の祝日、中国での国慶節(建国記念日)が寄与したとみられます。

【国・地域別】訪日外客数(2024年10月)

※日本政府観光局(JNTO) 日本の観光統計データを参考にアウンコンサルティングで加工

2. 【言語別・文字別】訪日外国人客数

2024年10月に日本を訪れた訪日外客数を使用言語別にみると、韓国語を使用する旅行者が最も多く、73万人が訪日しました。

次いで、英語63万人北京語(中国)58万人中国語(台湾)47万人となりました。

また、使用文字別にみると、ハングル(韓国)73万人が最も多く、次いで、繁体字(台湾・香港)67万人、英語63万人、簡体字(中国)58万人となりました。

【言語別・文字別】訪日外国人客数

※日本政府観光局(JNTO) 日本の観光統計データを参考にアウンコンサルティングで訪日外国人が使用している言語別・文字別に訪日客数を集計し加工

3. オーストラリアにおける「日本の47都道府県」検索数ランキング

2019年にオーストラリアからの訪日旅行者は62万人を突破しました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、一時は約3,000人まで減少していましたが、2023年にはコロナ禍前の水準(約98%)まで回復しました。

2023年11月~2024年10月にオーストラリアにおける「日本の都道府県」の検索数の上位を占めたのは東京、大阪、京都の大都市圏でした。大都市圏については、2024年9月にアウンコンサルティングが発表した米国編調査でも同様の傾向が見られました。

また、訪日旅行で、今後の地方エリアへの訪問意向を高めるものとして、日本政府観光局(JNTO)が世界22市場を対象に実施した「国外旅行の意向等に関するアンケート調査」によると、花見や紅葉、雪景色(46.5%)、その土地ならではの飲食(39.1%)、文化(38.2%)が上位となりました。

特に今回の検索数調査において6位となった北海道、10位の長野、11位の秋田は、雪景色やスキーなどのアクティビティ、自然豊かな食文化、各地域固有の歴史・伝統文化を体験できることから、検索数も多い傾向にあると考えられます。

北海道ニセコ町は、雪質の良いパウダースノーが海外のスキー愛好家や富裕層を魅了したことで、海外からの投資が加速し、日本を代表するスキーリゾートとして発展してきました。パウダースノーの魅力はもちろん、北米や欧州と比較して距離的に近く、時差がほとんどないこと、温泉や食事の良さ、そして、円安や日本の物価の安さも魅力となり、オーストラリア人に人気の観光地となっています。

また、ニセコ町は1月と8月に観光のピークを持つ二峰型*3であることが特徴的です。スキーシーズンの冬と、様々なアウトドアスポーツを楽しむことができる夏にニセコの魅力を感じる方が多く、さらにニセコ町の温泉の魅力も国内外から注目されています。

当社のウェブサイトでは、本調査に関するさらに詳しいデータを掲載しています。

4. 最後に

インバウンド市場は右肩上がりで急回復を遂げ、回復から成長の段階に入っています。訪日客創客のためには、対象国・地域の言語や文字の特性を活かしたプロモーションが重要となります。

昨今、SNS等のメディアの増加だけでなく、生活様式や消費行動、マーケティング環境の変化もあり、マーケティング手法が多様化したこと、また、検索行動もこれまでの「ググる」からSNSでのハッシュタグ検索「タグる」へ変化しており、ターゲット層にあわせたマーケティングが必要となります。当社もインバウンドマーケットの成長に少しでも貢献できるよう、尽力してまいります。

当社は、インターネット黎明期の1998年に法人設立し、1999年にSEOを事業化、その後、世界各国に複数の拠点を有し、SEOを含むデジタルプロモーションの実績は国内外合わせて48カ国2,000社以上となります。

この豊富な実績から得た経験とノウハウを活かし、お客様に最適なご提案をさせていただきます。

海外向けWebプロモーションに関連するコンテンツを数多くご用意しておりますので、ぜひ、ご覧ください。

▼関連記事:「2023年訪日外国人の年間動向と2024年の予測」

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