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フランクフルトからバーデンバーデンへ

海外出張というのは年間を通してだいたい同じ国、同じ場所へ行くことがほとんどと思うけど、たまにイレギュラーで、初めて行きます、そこの国。というのもありますね。

仕事なので目的地から目的地の移動で終始して、1日は結構クールに終わる。あたり前だけど観光することもないよね。けれどドイツのバーデンバーデンは、すっかり仕事を忘れてしまった所なのです。ワクワクして気分は観光客でしたね。

バーデンバーデンへは、フランクフルトから鉄道に乗り、名古屋と東京間ぐらいね、と思ったから、乗車時間は1時間30分ぐらいだったと思う。フランクフルトの駅は壮麗で、駅構内にいるだけでも十分楽しめる。

フランクフルトからバーデンバーデンまでの車中から見る景色は新鮮&美しすぎて、飽きることなくずっと外を眺めてました。

そして到着したバーデンバーデンは、まるで絵本の中の世界!なんともファンタジーな街だったのです。

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行くきっかけは、当時勤務していた会社で、美容関連の新規事業の案件があり、その視察のためにフランクフルトで開催される展示会を見に行くのが主旨。ですが、一緒に行くメンバーの一人が、せっかくなので温泉地(有名らしい)も視察をしたいと、会社に上げており、承認されていたので、日帰りのタイトなスケジュールでバーデンバーデンの温泉地も加えられたのでした。

その時の私の頭は展示会100%で、温泉地に興味がない、なので下調べもしない。温泉地のことは言い出しっぺの人に任せておりました。

興味ない、期待もしていない、心フリーだったから、バーデンバーデンの世界に心キャッチされるのも瞬間だったんだろうなと思います。一瞬で仕事マインド吹っ飛びましたもん。

人気のあるスパまでは歩いて行ったような・・なにしろ周りの風景に、雰囲気に心奪われております。覚えていないことも多い。そこで何を食べたのかを覚えていない。(食いしん坊なのに)

着いた先のスパは、外に大きな温泉プールがある施設。温泉プールには流れる場所があったり、滝があったり、ジェットバスがあったりと、プールだけで十分楽しめそう、なので、私たちは水着をレンタルしてキャッキャッ言いながらプールへ行ったですね。(出張メンバーは女性2名男性1名)メンバーの一人、男性はサウナを体験。はっきりと覚えていないけれど、男女一緒のサウナだった、と言っていたような・・後で知ることですが、男女混浴とか、男女一緒とか多いのね。

(↓ここです)

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2件目のスパには圧倒されました。先の1件目のカジュアルな施設とはあまりにも趣が違いすぎて仰天です。威厳を感じるその建物は美術館のように美しいのです。外観を見ているだけでもうっとりです。館内に入ると、そこもまた素晴らしいのでした。

改めて調べてみると、そこはThe Friedrichsbad(日本語だとフリードリッヒスバード)。思い出すと、やはりもう一度行きたい。ここはセラピー(治癒)のために来る人が多く、先の施設(Caracalla Therme)とは客層が違いました。大人度が高い、という印象。

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美術館のような外観からはどこにも温泉的な、スパを思わせる所はなかったのですが、私たちが体験したコースで目の当たりにするのは、どの場所も歴史を感じる、本当に美しい内装のスパでした。なかでもコースの最後で入る室内プールの内装は圧巻。壁から天井、すべての装飾がただただ美しい。

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(The Friedrichsbadのエントランス。もはや美術館)

コース内容は、サウナやユーカリのスチームサウナ、マッサージに冷水シャワーなどなど、順番に全裸で各部屋を移動して行くのです。はい。全裸で。もちろん私たちだけではありません。そして終盤、それまでは女性だけでしたが、終盤の冷水プールは男女混浴だったのですね。もちろん全裸。タオルはありません。

まっぱで冷水プール。混浴で。一瞬パスしようかと結構迷いましたが、ここまできたら経験ね、と、すでに男女結構な人数がいるプールに入ったのでした。アジア人は私たちだけ。ほとんどがブロンド、ブラウンヘアの中で、ブラックな私たち。興味津々で見られてる?かも?と、プールに入るまでは気になってたけど、プールに入ってしまえば平気なのでした。男女混浴、初体験。メンバーの男性はパスしてましたね、さすがにね。あとで散々いじりましたけど(笑)。

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コースの最後はボディローションを全身にたっぷり塗って、毛布でくるまれ、繭状態になってベッドに横になります。しばし寝る。何十台と並べられたベッドに、繭状態になった人が横たわっている光景は不思議。映画のワンシーンのよう。

コース終了後は、体が軽く、すっきりとして肌はつやつや。本当に良い体験でしたね。ここでの体験があったので、その後も日本でスーパー銭湯に行った時に応用したり、お風呂の入り方にそれまでなかった意識が向けられるようなりましたね。セラピーとしてのお風呂。

海外に行くたび、いつも感じることにケチケチしてないな、と思うことがよくあります。例えば今回の体験だと、ユーカリのスチームサウナは、たっぷりのユーカリエキスを絶えず投入してくれていて、スチームもたっぷりで大満足です。最後のローションも惜しむことなくたっぷりと塗ってくれる。

なんでもたっぷり、に弱いのかな?私。例えばモヒートなんかいつも感じるけど、モヒートを頼む、海外だと本当にたっぷりとミントが入っていて、レモンやライムもごっそりくれたり、日本だと少しじゃないですか?飾りか?ぐらいの感じがして。おつまみなんかもそうじゃないですかね?なんでもいっぱいならいいというわけではないですけどね。ケチケチが嫌なのかなあ。

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(写真はニューヨークで飲むキューカンバーのモヒート。ミントもキュカンバーもライムもたっぷり!)

仕事を忘れて赴いた地、バーデンバーデン。数日滞在したかったな。また行けるのかな。

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Life Tips: To see the world, things dangerous to come to, to see behind walls, draw closer, to find each other, and to feel. This is the purpose of life.(映画LIFE)(今日も1日 Thank you! 🌟)



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