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★3.5【アキラとあきら/池井戸 潤】を聴いて感じた事

映画化もされているのでご存知の方も多いと思うこちらの作品を聴かせていただきました。
主人公の少年はどちらも【アキラ】という名前で、幼少期に、一人はお父さんが工場を営んでいて、借金で転校したトラウマの持ち主、もう一人のアキラは大手企業を創業した祖父をもち経営者の家系で育つ少年で、大人になり、それぞれの経緯から同じ銀行に働くようになります。
お金に苦労した方のアキラは、自分の父親の様な人を救いたいとバンカーとして奮闘し、もう一人のあきらは、銀行でキャリアを積むも、祖父の代から続く会社が経営不振や社内の揉め事で社長になることになり、銀行を辞め、会社を立て直す事に.…
二人のアキラが違う境遇から将来一つの目標のために力を合わせることになった運命を切り開くヒューマンドラマ。
作品も長編ですが、中だるみすることなく、良いテンポでストーリーが進むので飽きがこなく、特に二人が銀行に努めてからのそれぞれの葛藤が、最後に融合するところがとても痺れました。
長編小説が聴きたくなったら、イチオシです!!

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