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大人が読んでもおもしろい! 40年以上愛され続ける童話『はれときどきぶた』🐷

こんにちは!
audiobook.jp運営のシノダです。

みなさんは、小学生の頃に読んだ思い出の本ってありますか?

私の場合は、『ズッコケ三人組』や『名犬ラッシー』、ちょっと背伸びをして『アルセーヌ=ルパン』などを読んでいたことが思い出されます。

今回ご紹介するのは、当時の思い出の作品のひとつ『はれときどきぶた』(矢玉四郎著/岩崎書店刊)です。

主人公が日記に書いた出鱈目な内容が、現実に起こってしまうという奇想天外なストーリーの本作品。1980年に出版され累計152万部超の大ベストセラー童話で、1997年にアニメ化もされているので、「本を読んだ」あるいは「アニメを観ていた」という方は多いのではないでしょうか。

本作品のオーディオブック版は、今年1月4日からaudiobook.jp(聴き放題プラン)に登場。小学生の時に読んで以来約30年ぶりに聴きましたが、今聴いても抜群におもしろい😆

「鉛筆の天ぷら✏️」や「空から降るブタ🐷」、明らかに変な出来事が起きているのに常にのんきで不気味な両親…。
子どもの頃よりも細部まで理解できるようになったことで、懐かしさだけでなく、新鮮な発見もあって楽しめます!

さらに、大人のみなさんに特におすすめしたいのは、あとがきの「あしたの日記を書いてみよう」です。

子どもの頃はあとがきを読み飛ばしてしまうことが多かったので気がつきませんでしたが、ここには著者・矢玉四郎先生から読者へのメッセージが綴られています。

大人になると「バカなことを言ったら恥ずかしい」「周りの考えに倣わなくてはいけない」と考えてしまう人が多いと思います。
でも、歴史上の偉大な発見・発明をした人はみんな、最初は「バカなことを言っている」と周りから笑われていた。常識にとらわれない柔軟な発想力を養うことと、笑われることを恐れずに自分の考えを言えることが大切だと、矢玉先生は言います。
「バカなこと」を口にすることを恐れ、すっかり頭が固くなってしまった私に、このあとがきはすごく沁みました😢

本作品をはじめて読む(聴く)という人も、久々に読む人も、ぜひ、あとがきまでじっくりと味わっていただけたら嬉しいです!!


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