私のクラスメイト(中学校)⑬

おはようございます。今日も中学校の時のクラスメイトについて、書いて行きたいと思います。彼の存在自体は、小学校の頃から知っていましたが、接触したことはなく、中学校で同じクラスになってからのことになります。

しかし、中学に入学したての頃の彼の私に対する態度は非常に冷たくて、特に何もしていないはずなのに「お前、邪魔だよ」とか「あっち行ってろ」とかいう言葉を浴びせて来られて、少々困惑していて、そんな事があったので、私も彼に対して、嫌悪感を抱き始めてしまったのでした。

彼の性格とよく似ていたのは「私のクラスメイト(中学校)⑩」でお話したクラスメイトと同じような所があると思っていました。成績は、トップ組の後を追いかけるくらいの所に位置していて、成績優秀組には感じよく接して、後は蹴落としているように見えていたところがあったように記憶力しています。

彼には、ひとつ上にお兄さんがいました。彼とお兄さんは結構よく似ていたのを覚えています。また彼は中学入学当初は、クラスの男子の中では1番背が低かったのですが、学年が上がる毎に伸びていったのでした。

彼に嫌悪感を抱きながら過ごしていた学校生活でしたが、ある日の席替えで、彼との席が前後になってしまう時があって「ああ、嫌だな」「どうなるのかな…」と私は結構不安に思っていました。しかし、その間に彼の中でも何か変化があったのでしょうか。私によく話しかけてくれるようになったのでした。

私の推測でしかないのですが、場面緘黙を持っていた私でしたが、他のクラスメイト達の私に対する対応が結構普通だったので、彼も合わせてきたのかもしれませんし、また私はいじめられる存在だという先入観みたいなのもあったのかもしれません。

それからは、よくテストの答え合わせをしたりと、一緒に何かする時、最初の頃に感じていた冷たさは完全に消滅していたのでした。

彼は部活は、バレーボール部に所属していて、クラスの女子たちには結構モテていたようです。

その後、私たちは地元の公立高校受験組となりましたが、私は、過去10年分の数学の問題にコンパスを使う問題が出題されなかった事から、今回も大丈夫だろうと思ってコンパスを持っていきませんでした。そしたら…出たのでした。。

また、彼は合格点に届かず、高校は、電車で1時間かかる私立の高校に行く事になりました。私と同じ高校です。中学時代同じクラスを過ごした仲でもあり、電車で1時間もかかるのですから、当然のように登下校は一緒に居ることが多かったように思います。もちろん、彼の他にも10人位電車通学組がいたので、彼らと一緒に通学していたのでした。

高校卒業後の進路を専門学校にした私にとって、大学進学組は、別の世界に住む人たちのように見えていましたと言うより、私の方が場違いだと思っていたようなそんな感じを持っていて、どこの大学に行くかとかいう会話には極力参加しないようにしていました。

なので、誰がどんな大学に行ったのかを、ほとんど知りません。私が専門学校に行くようになって、1人暮らしに慣れてきた頃、風の噂で、彼は一浪したあとレベルの高い有名大学に合格が決まったと聞かされました。さすが、〇〇すごいなぁ。と感心してしまいました。

その後、現在は家庭を持ち、大手食品関係の会社に勤めているそうです。Facebookでもつながり、40歳の時の同窓会でも会うことができ、また中学のクラスメイトでグループラインをやっているのですが、誰も発言がない時、彼の発言で会話が始まる事もよくある頼もしい存在になっています。