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料理の原点

子供の頃、母は日生のおばちゃんだった、毎日北千住まで自転車で通勤していたと記憶している。おそらく片道30分はかかる、千住大橋を渡って。おばちゃん強い。なので帰りは遅い。

学校から帰り、友達と遊び、当然腹は減る。一つ上の姉も同様。

何か作るか!

低学年の頃の話なので記憶はあいまいだが、冷蔵庫の中にあったソーセージを炒めて食べたのが、調理とも呼べないけど、初めて何かを作った、人にたべさせたくて←姉ね。

やきそば、くらいは定番になっていたある日、我が家に大きな変化がおきる!!

なんと、電子レンジがやってきたのだ!

見るのも触るのも初めて、いったい何ができるの~これで⁉

学校から帰るとすぐに取扱説明書を開き、ワクワクしながら読んだ。

後ろの方にレシピ(当時はレシピなんて言葉なかったが…)がついていて、その中に、クレープの作り方が書いてあった。

これは!作るしかないでしょ~!卵牛乳小麦粉で作れちゃうんだもんね。

作り方通りに材料を混ぜ‥‥

さて、どう電子レンジで調理するとおもいますか?皆さん??

正解は…

ターンテーブルにラップを張り、生地を丸く伸ばし、90秒チン!はい、出来上がり。こんなの楽しくないわけない!大好きなクレープ♡だし~

そして母帰ってくる。

大量に積み重なるクレープを見て驚いてましたよね、はい。でも怒られはしなかったっけ。

そしてその母に…

お前は料理人になったらいい

と、五年生の時に言われた。







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