青春の輝きの証明-樋口楓さんのメジャーデビューによせて

ジョン・オービンです。またライブ後に取り止めのないことを書きます。

今回の両国国技館で行われたライブ「Virtual to Live」で、樋口楓さんがメジャーレーベルランティスからのデビューすることとデビューシングルの曲であるmarbleが発表・歌唱されました。

ランティスというのは、楓さんが好きなアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼︎」のアイドルグループ「Aqours」が所属するレーベルなんですね。これが、なんと言いますか、楓さんが「今、青春の中にいること」の象徴のように思えまして。今回はそのことについて語ります。

以下は、楓さんが語ったことを元にはしてますが、私感によるものなので、そのように聞いて欲しいです。

初期の頃、2018/3/7の配信でラブライブの見所に聞かれた時に、「青春って感じ」「私は、ラブライブにかわいさとか音楽とかではなく、『同じ年代の子たちが、こんなに頑張ってるのに私はなんで楽器しかしてないんだろう。ゲームしかしてないんだろう。』とズンってきてハマった」と語っていました。

楓さんの中学時代は、(おそらく楓さんにとっては)あまり明るいものではありませんでした。
仲の良かった友人と些細な出来事から仲違いし、その友人と周辺の人から無視され始めます。保健室の先生とも仲が良くなって相談によくのってもらったというのも中学生の頃で、なんとなくクラスに居所がない感じだったのだと思われます。
中学受験の時は勉強を頑張っていましたが、入学後は勉強には力が入らず授業中は寝る日々。(これは今もですが)
部活のトランペットと、ゲームのマビノギ。それ以外に何もなかった。

そんな中学生を経て、友人から勧められたラブライブ!サンシャイン‼︎を見た時に、「自分がなし得なかった青春の輝き」を見たのではないかと思うのです。

(まぁ私のような人間からすると、打ち込める部活と楽しいゲームとたまにゲーセンに遊びに誘ってくれる友達がいるなら十分青春じゃないか、とも思うのですが。実際完全に暗い時代だったわけではないと思います)

そんな楓さんが、最初はなんとなく面白そうで始めたバーチャルライバーを、仲間と共に努力し、楽しみ、時には苦しみながらも続けてきた結果として、Aqoursと同じレーベルに所属することになりました。
私には、それは楓さんが、Aqoursと同じ「青春の輝き」の中にいること象徴のように思えるのですね。

もちろん、メジャーレーベルに所属しなくても、楓さんがこれまで歩んできた道が輝いてることには違いはないですし、青春の中にはずっといたのは確かなのですが。同じ位置に立つということで、憧れた輝きの中を駆け抜けていることが証明された気がしたのです。

世間が言う青春時代である17歳を生きながら、同時に自分がなし得なかった青春に憧れ悩んでいた少女が、新しい仲間と共に歩き出して、憧れの位置に辿り着く、という物語を私は見たのです。

まぁ、とはいえ。これは創作された物語ではなく、人生という死ぬまで続く物語なので、ここで終わるわけではなく、まだまだ続きます。嬉しいことですね。もっともっと、この輝きを見続けたいと思いました。


「二度と戻らぬ日々」のことを青春と呼ぶなら、過ぎていく毎日は全て青春であり、そこに輝きを持たせるかは自分自身が一歩歩み出すかどうかなのだろうなぁ、というのが、今回の私の感想です。先が見えなくても、日々が大変でも、毎日のように活動を行い、歩み続けてきたにじさんじメンバーだからこそ、輝いているのだろうな、と。

「どうしようもなく今を生きてる」彼女たちの輝きが、今後も彼女たち自身の未来を明るく照らすことを願って、本日はここで記事を終えます。

ではまた。



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