樋口年表編纂者が語る「2019年樋口楓10大ニュース」
皆さん、こんばんは。ジョン・オービンです。普段は樋口楓さんの動画内容をひたすらメモした樋口楓年表を作っています。
この記事は、年の瀬お決まりの2019年まとめ記事です。正直、無理矢理10個にまとめたので、全然まとめ切れていない気もしますが、よければご覧ください。
1.KANA-DERO開催(1月12日)
はい。いきなりKANA-DEROです。KANA-DEROも「今年」なんですね。遥か昔のような気もしてきます。
樋口楓1年目の集大成にして、樋口楓の始まりでもあるライブであるKANA-DERO。本記事は2019のまとめなので、KANA-DERO以前ではなく、以後のことについて改めて振り返ってみますと、やっぱりKANA-DEROを起点として色々なことに繋がっているな、という印象です。
当時としては、かなり強気なZeppOsakaBayside。キャパ約2000人でのリアルイベントは、当時のVtuber界ではキズナアイさんぐらいしかやってませんでした。このライブが成功したことが、現在のにじさんじのリアルイベントラッシュに繋がっていることは確かです。(両国国技館で行われたVirtual to LiveにはKANA-DEROと同じSonyMusicさんが協力してたりします)
業界内でも注目度も高く、KANA-DEROを見たという人は多くいました。FAVRICで衣装のデザインをしたファンタジスタ歌麻呂さんも、デザインに当たってKANA-DEROを見たと言っていました。
今年楓さんが参加したリアルイベントは13回、有料のVRライブは4回でした。この13という数字は、京まふや町会議と言った複数日に渡るイベントを一つとして数えていますので、日数としてはもう少し多いです。もはやリアルイベントに参加しただけでは10大ニュースに入れられないとは……
メジャーデビューが決まったランティスのスタッフと初めて顔合わせしたのも、このKANA-DERO。こうしてみると、まさしく樋口楓2019年の始まりにふさわしいライブでしたね。
2.にじさんじのくじじゅうじ最終回(3月27日)
楓さんの配信内では「あの伝説の番組」でおなじみのにじくじ。AbemaTVのチャンネル再編成に伴ってウルトラゲームスチャンネルがなくなると同時に、最終回を迎えてしまいました。楓さんも「ずっと続くと思ってた」と言っていたように、終わるとは思っていなかったので、驚いた思い出があります。
生放送かつ毎回チャレンジ的な企画ばかりするせいで、何が飛び出すかわからないハラハラドキドキ感がある番組でした。ロケに行って一般の人と交流するという企画は、テレビではよくある企画でしたが当時のVtuberでは斬新で、好評を博しました。
番組終了後も、一部のスタッフとは交流があり、「バーチャルライバーより目立たないように無表情に徹したことにより、逆にキャラ立ちしてしまった」番組AD、通称「虚無おじ」が両国Virtual to Liveでは会場周辺で叶さんとインタビューを行っていました。司会のタイムマシーン3号さんとは、Twitter上でたまに絡んでいて、楓さんはYouTubeチャンネルで二人の漫才を見ているとか。
3.第三回VakaTuberになる(5月6日)
ついになってしまったVakaTuber。初期から学校の成績がやばいことをネタにしており、2018年にはぽんぽこさんとの学力テストで、その力をいかんなく見せつけました。そして、今年は因幡はねるさん主催の第三回学力テストVakaTuberは誰だで、見事(?)最下位になってしまい、ついにVakaTuberの称号を得ることに。
楓さんは以前から得意科目は体育と言っていましたが、こちらもリングフィットアドベンチャー耐久配信で7時間30分に渡って息を切らすことなくプレイし続けることによって証明されました。
4.マイクラにドハマりする(5月~)
ちひろさんの10万人記念で集まった一期生マインクラフトコラボをきっかけにドハマりし、5~7月の間に36回もマイクラ配信をしました。
これまでの人生では、マビノギ以外ではあまりゲームをやってこなかったと言っていた楓さん。2018年前半のイメージでは、どちらかといえばゲーム実況は不得手。雑談と歌配信がメインというイメージでしたが、2019年中盤からは、むしろゲーム配信がメインになりました。(とはいえ、マイクラでやってることは整地中心で、実質上雑談配信と変らない場合も多いですが)
5.中国上陸(7/14)
今年はbilibiliに本格進出。ゲーム配信を中心に配信を行うほか、現地でのリアルイベント超V派对に出演。上海に上陸しました。
中国のにじさんじ「VirtuaReal」ともコラボし、Eineさんとは歌動画でコラボ、マイクラでは上海サーバーでEineさん・Rukiさん・Ichigoさんとコラボしました。配信外ですが、Nana7mi(七海)さんとは上海イベント時に食事したり、来日の際にサイン色紙を贈ったりと交流しています。
bilibili WORLD広州・上海の両イベントにも参加。こちらではRed Starなどの歌を披露しています。
それに伴って中国ファンの熱さも日本に伝わっており、上海でのイベントの様子やbilibiliのコメントでは、日本語で会話するファンも見られました。日本のリアルイベントでも中国ファンからのフラワースタンドがよく見られるなど、熱量はかなりのものです。
6.京まふ大使に就任(7月~9月)
リアルイベントは色々ありましたが、少し毛色の違ったのが、この京都国際マンガ・アニメフェア、通称京まふ。運営の主催は京都市、後援に経産省。実行委員会には、手塚プロ社長、角川グループ会長、東映アニメ常務などなど肩書がすごい方々が並んでいます。
楓さんは、その京まふの「おこしやす大使」として本間ひまわりさんとともに任命されました。その結果、記者会見で京都市長をはじめとする方々がずらっと並ぶ前で説明を行うという、なかなか他では見られない光景となりました。
こういった場面でも楓さんは落ち着いていたようで、共演者であるド葛本社の全員から「イベント慣れしている楓さんがいてよかった」という感想が出たり、チャイカさんからは「実家で配信してるの?」と言われるほどでした。これもKANA-DEROを始めとした大舞台を経て成長したおかげでしょうか。
7.ポケットモンスター剣盾にじさんじ杯参加(11月24日)
楓さんとしては珍しく、かなりの気合を入れて参加した大会。(マリオカート大会は、結局最後までソフトを買いませんでした……)
ポケモンではリーフィアが好きということで、ブイズ統一パーティで参戦。長時間配信を何度も行い、ポケモンのストーリーをクリア。コメントの意見を聞きながら、パーティ構成を考え、作り上げたブイズパーティで大会に挑みます。
しかし、結果は残念ながら初戦で3タテされて敗退。直後にプーさんのホームランダービーを絶叫しながらプレイするという配信を行い、その暴れっぷりから対戦相手だったアルス・アルマルさんが勝手に舎弟になったり、大会主催の天界司さんに陽性判定されたり、と話題になりました。
その後、ブイズパーティでランクバトルに挑み、こちらは21勝6敗の勝率77.8%でマスターボール級に到達して、勝率の高さが話題になりました。
他にもポケモンを通じて、美兎さんやえるさん、富士葵さん(と、なぜかMZMのコーサカさん)とも交流したり、Vtuber全体で盛り上がったゲームでもありました。
8.Lantisからメジャーデビュー決定(12月8日)
12月8日に開催された「Virtual to LIVE in 両国国技館」で発表されたメジャーレーベルデビュー。楓さんは以前から好きだったレーベル、Lantisからのデビューが決まりました。
2018年後半にはメジャーデビューの話が出ていたそうなのですが、その後、2019年に入ってKANA-DEROの時にランティスのスタッフと挨拶を行い、6月23日のランティス祭りに招待され、と言った感じで、1年近く裏で動いていたようです。
Lantisは、楓さんがファンである「ラブライブ!サンシャイン!!」のAqoursも所属するレーベル。楓さんの希望でLantisからのデビューになったそうで、選んだ理由としては「二次元と三次元が融合したライブの演出がすごい」と語っていました。公式のニュースにも「二次元の世界と三次元の世界の壁を壊して、同じ樋口楓という存在として、この世界で歌を歌い続けたい」ということを夢としてあげているので、そういったライブ演出が、自身のやりたいことと重なっているのかもしれません。
メジャーデビュー曲の「MARBLE」の作曲・編曲者である光増ハジメさんは、Aqoursのデビューシングル曲「君のこころは輝いてるかい?」も担当されています。収録にあたって、作曲者・作詞者とのやりとりや収録風景に色々と刺激を受けたようで、今後の展開が楽しみです。
9.JK組ハワイ旅行(12月)
2018年4月のJK組コラボで話題にあげてから、ずっと行きたがっていたハワイ旅行が、ついに実現。昔はいわながさんに「ハワイ行きたい」と言って苦笑されたり、Abemaのにじくじでスタッフにハワイロケを提案したり、と色々な手段でハワイに行こうとしていましたが、今回は普通に自分たちのお金でハワイ旅行が実現しました。
Lantisからのデビューとあわせて、楓さんがこれもJK組が2年近くに渡って活動を続けてきた成果ですね。Lantisからのデビューもそうですが、楓さんの夢が一つずつ実現しているのが嬉しく思えます。
5泊7日の日程で、ダイアモンドヘッド、パラセーリング、潜水艦ツアー、ハワイ島、海水浴、クルージング、凛さんはゲーム実況配信と盛りだくさんの内容。ハワイからの配信もあり、楽しそうな様子が伝わってくる旅行でした。
10.歌動画48本を投稿
2019年はYouTubeに投稿された歌動画の数が48本でした。2018年は26本だったので、大幅に増えています。メジャーデビュー曲のMarbleなど、動画として上がっていない歌もありますので、ほぼ毎週一本歌を録っているようなペースです。
2018年がファンメイドのオリジナルソングが中心だったのに対して、2019年はオリジナルソングに加えて、歌ってみたや他Vtuberとのコラボ歌動画が増えました。Dive with Me!!!のようなCD販売される曲も出ています。
今年は作詞にも挑戦しました。Restart Lineではラップ部分を丸ごと作詞。Dive with me!!!では全編の作詞を、作詞家と協力して行いました。
2019年は樋口楓スタートの年
振り返ってきましたが、今年も色々ありすぎて、入れられなかった話題がたくさんあります。
VRライブでいえばUNiON WAVEは飯団四季(天神子兎音、樋口楓、富士葵、YuNiの4人グループの名前。12/30命名)が集まるきっかけになったライブとか、REALTYのぶいおん!!関連で憧れの燦鳥ノムさんとのコラボや未来茶屋のライブなんかも印象的です。
ニューエラとのコラボやFAVRICで、ファッション面にも注目されました。念願だったメイク配信も実現してます。
そもそも、にじさんじとして大きなイベントである「にじさんじ Music Festival」や「Virtual to LIVE in 両国国技館」にも触れられていないという……(MARBLEもそうですが、林檎もぎれビーム!でのシャウトも素敵でした)
全てを語ると年を越してしまうので、ここまでにしますが、最後に今年のまとめに代えて私感を語らせていただきます。
2018年が「樋口楓が樋口楓になった年」だとすると、2019年は「樋口楓スタートの年」であると思います。KANA-DEROで樋口楓としてのスタートを宣言し、精力的に活動を続け、ついにメジャーレーベルデビューが決定して、さらに大きな舞台での活躍をしていく。6月29日にVRライブ「Restart Line」を開催しましたが、2018年に培われた力を持って、2019年は走り出した年でもあると思います。
これから、どれほど速く、どれだけ長く走るのか。まだまだ先はわかりませんが、これからも走る姿を追っていきたいと思います。
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