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京都 〜梅雨と青もみじ〜

京都は桜の季節と紅葉の季節に観光のピークを迎えます。梅雨の時期、祇園祭も始まらぬ頃、青もみじの鑑賞には丁度良い静かなお寺巡りを楽しめます。

瑞巌山 圓光寺は臨済宗南禅寺派の禅寺で、額縁庭園を訪れた人々の心を和ませる尼寺です。

徳川家康が学問発展のために伏見に圓光寺を建立したのがはじまりで、貞観政要などの多くの木活字の書籍を刊行したといわれています。

訪れる人が絶えないお寺ですが、梅雨の時期は観光の方々も少なく、青もみじを静かに眺めるには丁度良い季節です。

お庭は冒頭の写真のように部屋の奥から額縁で切り取ったように眺めるのが心地いい。額縁庭園として最上の美しさだと思います。

梅雨の季節の額縁庭園鑑賞は、雨音も大切な要素です。畳の上からお庭を静かに眺めていると、雨の滴がもみじ葉を通って奏でる音が心を静かに和ませます。

今回訪れたときは梅雨の間の晴れ間でしたが、それはそれで青もみじを切る風音が爽やかで、夏を間近にしたもみじの青々しさを身体一杯に取り込むことができました。晴れ間か雨かは時のご縁ですが、あと一か月続く雨の季節も是非楽しんでお過ご下さい。

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