ローズウッドはバラの木ではなかった!アコースティックギターの基礎知識
こんにちは。今日もいちにちお疲れさまでした。すたじお兄ぃです。
今日はアコースティックギターについて話したいと思います。ギターをはじめてみようかな!少しでもそう思ったことがある方に向けてお話ししていこうと思います。
まず選ぶ前にアコースティックギターの構造をざっくり言うと、穴の開いた木の箱の上にスチール(鉄)の弦を貼った楽器です。弦を弾くと箱の中で共鳴して豊かに響きます。また弾けば弾くほど響くようになっていくのも、プレイヤーと一緒に育っていく感覚があって魅力です。諸説ありますが、木材に残っている水分が楽器をならすことによって飛ばされていくというのが、私の中で有力です。シンプルな構造なので木材と作り方で音や弾きやすさや値段が決まっています。
一般的なギターの弦は6本あり、太い方から6弦、だんだん細くなっていき、いちばん細い弦を1弦と呼んでいます。
音程は表の通り6弦から「ミ」、5弦が「ラ」‥‥1弦が「ミ(6弦より2オクターブ高い)」というのが一般的です。音階はアルファベットでも表記出来ます。
音程は狂いやすいので弾く前に自分で音を合わせる(チューニングする)ことが大切です。ここで不安になりそうなのが、ひとりでチューニングができるかということでしょうか。大丈夫です!
みんなチューナーという便利な道具を使っています。これがあるお陰で誰でも音が合っているかどうかが視覚でわかるようになりました。初心者セットに必ず入っているマストアイテムです。
アコースティックギターの各部名称
ギターはヘッド、ネック、ボディに分かれています。人の体に見立ててるんですね。サウンドホールは音を響かせる出入り口です。ピックガードはギターを弾く時にピックという道具を使うことが多いのですが、使うとボディを傷つけてしまうことがあるため、装飾も兼ねて守っています。ピックガードのないギターも沢山あります。ブリッジは弦を乗せるところです。
ブリッジには弦の高さを調節するサドル、弦を押さえているブリッジピンがあります。わかりづらいですがネックの左手で抑えるところを指板(しばん)と言います。英語だとFinger Board.そのままです。指板にはフレットという抑えた時に音程を決める鉄の棒が打ってあります。
ナットは弦を乗せるところ。ペグは回して弦のチューニングをするところです。
表板(Top)
アコースティックギターの表板(Top)に使われる木材の多くはスプルースと呼ばれる松の一種です。バランス良い音質で音量もしっかりしています。シトカスプルース・エンゲルマンスプルース・ウェスタンホワイトスプルースなど希少な木材を使うと価格は上がっていきます。
裏板(Back)・側板(Side)
基本的には裏板(Back)、側板(Side)は同じ種類の木材が使われますアコースティックギターに使われる木材で多いのはローズウッドやマホガニーと呼ばれる木材です。
ローズウッド材
名前からバラの木かと思いきや、切り口からバラのような香りがすることからローズウッドと呼ばれている木材です。見た目は木目の線がスーッとのびているのが特徴です。音は明るく元気な力強い音が出やすいです。ワシントン条約によって国際間の取引に制限があるため今後どんどん希少になる木材です。
マホガニー材
こちらも定番の木材です。ローズウッドと比べて一目瞭然ですが見た目をなんて伝えたらいいのか毎回困ります(笑)優しく暖かみのあるウッディな音の傾向にあります。こちらもどんどん希少になってきており、代替材として似た傾向のサペリ材で作られたギターも流通しています。
今日はここまで。次はアコースティックギターの基本的な種類を紹介します。
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