どっちつかず、ファッションに目覚める。地雷系を目指す。2
高ぶりも落ち着いたところで続ける。
ミニスカから伸びる足はふくらはぎに肉のついたいかにも運動部なのです!といった様相を醸し出す、こんがりとやけたものでしかない。
これに関して、久々に友人と意見が一致した。
やったね!
なかったことないし現実逃避のためにロングワンピースを着てみた。
正当な長さの袴だった。
敗北だった。完璧なキズ1つない玉のような。
誰だ。こんな拷問考えたの。状況把握出来てない赤子すら震えて眠るぞ。
そう、私。欠けたる所ない自業自得。
メイクは恐怖のあまり手を出せなかった。目蓋の裏に焼き付いたそれまでの惨状に思考とうに説き伏せられていた。
まず、髪型から入ることにした。ウィッグという手段に出ようと思い立つ。
某通販サイトで姫カットロングとパステルカラーの物を注文してみた。
私が地雷系に手をだすきっかけとなったのは、何を隠そうこの某サイトである。
事件の後日、しばらくはなぜかこのサイトのせいにして恨んだ。ごめん。
まず完成させたいコンセプトとして、地雷系はサンリオのクロミに目がないようなので、サンリオで系統を固めることにした。
サンリオかつ自分が長い期間にわたり、今後も楽しんで収集、及び使用できるキャラ。
そうか。
ハンギョドンだ。このブルーの肢体しかない。
サンリオのキャラクターグッズは実用品が多いように感じるので商品自体にも期待できる。
私は百均に走った。結果。
ない。少くとも私の近辺には。
どうやら、クロミ、マイメロディ、シナモン、双子など、メジャーな部分を押さえた売りのようだった。
どうすればいいのだ。力足らず、不甲斐なし。
先の見えなくなった私に手を差し伸べたのは、そう、ド〇キだった。後光は今でも差している。
クシ、ミラー、ヘアクリップ、マスコット、スリッパなどが並ぶそこは私にマイナスイオンを浴びせるかの如く整然と陳列されていた。
かわいい。
買っても居ないのにやりきった感を出しながら、とりあえずヘアクリップとマスコットをカートに置いた。そう、つるりとした茹で玉子を扱うかの如く優しく。
あとゲンガーのヘアクリップ買った。好きなんだよね。ゲンガー系地雷もやろっかな。