
【キャリコン学科対策】「1級技能検定」でまとめて対策!<第9回問1問「就職氷河期世代」解説>
川の流れに身を任せ~どんぶらこ、どんぶらこ、と流れておりますと、いつのまにやら試験対策講師の川筋に入っておりまして。
2級に合格したこの春から、コロナ渦において試験対策から離れておりましたが、キャリコンとして不足していると感じていた領域にコミットし、経験を積むことができました。
講師としての役割を果たすため。より皆様の信頼に応えるため。今後は1級を目指し、エビデンスを得たいと考えております。
で、受験資格が得られるまではまだ時間がかかりますので、ゆるりゆるりとまずは学科対策に取り掛かることにしました。
学科の1級対策は、2級対策・国キャリ対策にもなるっしょ!!
というわけで、わたしの1級対策ブログを、支援する国家資格、2級受験支援にもご活用頂きたく。。。いやいや、けっして手を抜いてるわけではございませんっっ!!むしろその逆だとご認識いただければ。。。もごもご。。。
学科の難易度は、国家資格 > 2級 の傾向がみられますが、1級 > 国家資格ではあるかと…
学科も、実技に活かしてなんぼでしょっっ!!
しかし、学科が学科で終わるのはもったいないと感じていて。
学科の知識は、実技で活かされて初めて、その威力を発揮できるんだと思うんです。。。(初めに言っておきます、わたしはこれがあまりできていません…)
と、なんだかんだ言ってますが、
そもそもが、詰込み型記憶能力が低いのですよ、私。
人の顔や名前、なかなか覚えられない。
固有名詞が苦手。
だから、一度にたくさんの人の顔と名前を思い出さなきゃいけないような場面は、まぁまぁ大変です。
だからこそ。学科を学科として覚えるより、学科も実技に活かされると思って学んだ方が、良さそうな気がしたんです。
…………前置きが長くなり失礼しました。
それでは!
2019年度後期第9回12月実施(1級は年1回なのに、後期って言う不思議。)
1級学科試験過去問から行きまっせ~(^^)/
当ブログでの過去問の取扱い方について
1級学科試験問題は、5択。適切(不適切)なものを1つ~2つ選びます。
なので、まともに取り組むと、間違った記述を相当数目にすることになり、効果的ではありません。
当ブログでは、過去問で扱われる事項をすべて「正しい記述」「これが認識できていれば正当できる内容」に変換して記載することで、正しい文章・正しい知識のみを印象付けることに集中します。
第1問「就職氷河期世代」に関する記述
▽▽▽▽出題元▽▽▽▽
略称JIL(ジル)。
https://www.jil.go.jp/institute/siryo/2019/documents/217.pdf
P1~2<「就職氷河期世代」についての要約>から出題されています。
▽参照元▽5年ごとの調査。次は2022年ですね。
https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2017/pdf/kgaiyou.pdf
<就職氷河期世代の年代>
▽JILPTの記述▽
政策的には 1993 年~2004 年に卒業を迎えた世代とされることが多く、……
調査実施時に大卒者は概ね 35-46 歳に、高卒者は 31-42 歳に分布していると考えられる。
<就職氷河期世代の特徴>
1.初職から希望する(正社員)就職が叶わず、不本意ながら非正規・無職の割合が、多い。
2.正社員への移行のタイミングは、遅い。
3.非求職無業者の推移は、景気とは別の影響があることが伺え、求職活動をしない理由として最も多いのは、「病気・けがのため」。
4.非求職無業者の世帯の主な収入は「年金・恩給」が7割に迫る。
5.「正社員定着」割合が低く、「他形態から正社員」が多い。
6.現在「正社員」であっても、収入にかなりの差がある。
7.何らかの理由により、自ら非正規を選んで継続している人も多い。
「就職氷河期世代」という言葉から、上記の1.2.5.6.のイメージはつきやすい。これを押さえていれば、5択のうち3つはOK。
3.驚いたのは、非求職無業者が「求職活動をしない理由」について。急に、「景気が関係ない」とな!「病気・けがのため」って!「病気・けが」の内容が広すぎて分からず、何とも言えないですが。。。ちょっと気になる。。就職氷河期という背景は、本当に関係ないのだろうか。。。
7.何らかの理由があって非正規を継続する人たちが多い…
ほう…ここでは「何らかの理由」なんですね。。。まぁ、そりゃぁ、いろいろあるでしょう。。。
4.JILPTには下記の一文が。このイメージで、5択のうち1つOK。
世帯主である親の年金で「就職氷河期世代」の非求職無業者と親が何と
か暮らしている状況が浮かび上がる。
実技に活かす。
自己効力感の著しい低下。この世代は、時代の波にのまれ、ただでさえ不安な社会人としてのスタートを、気持ちよく切ることができませんでした。
就職できなかった。うまく行かなかった。
それは、あなたのせいじゃない。社会全体がそうだった。
自己効力感を持てず、社会で活躍できるイメージが持てずにいる人へ。
まずは現状に至ったことへの自責の念から解放する関りから始めたいです。
自己効力感を持てず、他責にする傾向がある人もいるでしょう。他責でいいです。そう、社会のせい。だから、思いっきり優遇される制度を利用していいんです。そこから最初の一歩が始まるから。
「正社員」「正規雇用」という言葉にも、翻弄されています。
そうなることができなかったこと=「正」しくない、という暗示。
キャリアコンサルタントが社会的背景を理解することで、当時厳しかった就職状況に翻弄されながらも、今までなんとか頑張ってきた相談者を、心から労うことができますね。
こちら、お役立ちサイトです!
▽就職氷河期世代活躍支援プラン(厚労省)
https://www.mhlw.go.jp/shushoku_hyogaki_shien/
▽▽▽atWill公式HP ▽▽▽
いいなと思ったら応援しよう!
