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【キャリコン試験対策】「1級技能検定」でまとめて対策!<第9回第3問「クランボルツの理論」に関する記述解説>

当ブログでの過去問の取扱い方について

1級学科試験問題は、5択。適切(不適切)なものを1つ~2つ選びます。
なので、まともに取り組むと、間違った記述を相当数目にすることになり、効果的ではありません。
当ブログでは、過去問で扱われる事項をすべて「正しい記述」「これが認識できていれば正当できる内容」に変換して記載することで、正しい知識のみを印象付けることに集中します。
また、キャリアコンサルティングは、「実務」です。実技で活かすイメージをすることで、「実技に活かせる知識」としてストックできることを目指します。


1級第9回第3問「クランボルツの理論」に関する記述

試験では、ク「ラ」ンボルツと記述されてますね。ク「ル」ンボルツが何となくしっくりくる…ような気がします。2019年5月に90歳で逝去されました。最近の方だったんですね。。。素敵な笑顔。

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出典:https://ed.stanford.edu/

<クルンボルツの理論の基礎は社会的学習理論>

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〇アルバート・バンデューラが提唱
〇「学習」とは、経験の結果生じる、比較的永続的な行動の変化・変容
「職業選択」は「学習」の結果
〇行動の獲得の学習パターンは「直接経験」「観察経験」の2種
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バンデューラ先生は、クルンボルツ先生の3歳年上だとか。
95歳で、ご存命!
直接経験したことだけでのみ学習する、という考え方は、とても危険なものだとバンデューラ先生は言っています。全てのことをやってみなければ学習できないとなると、命がいくつあっても足りない~~( ;∀;)ってことに!

観察経験は「モデリング」とも言われます。人の行動を観察して、マネするってことですね。



<偶発性学習理論(Happenstance Learning Theory)>

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〇想定外の有益な出来事をクライアントが生み出すために留意すること
・キャリア・カウンセリングの目標は、より満足するキャリアや私生活を実現するための行動がとれるようになる学習の支援
学習を促すためのキャリアアセスメント
探索的な行動に携わることの学習支援
・カウンセリングの成功は、現実世界でクライエントが成し遂げることで評価される
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クルンボルツ先生は言っています。
「キャリアカウンセリングの目標は、学習の支援」
だと。
いわゆる職業マッチング、「適職を決める」は、キャリアカウンセリングの目標ではない。学習の結果、クライアントが行動した成果物、っていうことですよね。

マッチングを生業とする転職エージェントと、キャリアカウンセリングの不協和音に頭を悩ませるキャリアカウンセラーは多いように思います。
そもそもの目的が違うことを腑に落とすと、納得感が得られるかもしれません。


<Career Beliefs Inventory(CBI) >

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Career Beliefs Inventory(CBI) は「信念(Beliefs)」を調査するツール。
扱われる「信念」とは、クライアントの意思決定を妨げると言われる信念。
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クルンボルツ先生は、「学習」という概念を強調しています。これまでのスキルや興味を超えていく問題に直面した時、「新しい学習」が必要であり、その「新しい学習」の妨げとなっているものを測定する必要があると考えたのですね。

クルンボルツ先生は、「学習経験」によって価値やパーソナリティさえも変容可能だと言っています。

絶えざる自己研鑽を、というキャリアコンサルタントの基本理念がうかがえますね。


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