【キャリコン試験対策】最高峰「1級技能検定」でまとめて対策!<第9回第2問「キャリアコンサルタント・キャリアコンサルティングの役割」解説>
当ブログでの過去問の取扱い方について
1級学科試験問題は、5択。適切(不適切)なものを1つ~2つ選びます。
なので、まともに取り組むと、間違った記述を相当数目にすることになり、効果的ではありません。
当ブログでは、過去問で扱われる事項をすべて「正しい記述」「これが認識できていれば正当できる内容」に変換して記載することで、正しい文章・正しい知識のみを印象付けることに集中します。
第2問「キャリアコンサルタント・キャリアコンサルティングの役割」に関する記述
A.クライエントのアドボカシーは、キャリアコンサルタントの役割に含まれる。
B.所属する組織・環境へ働きかけることもキャリアコンサルタントの役目である。
C.相談者の多様性を重視する。国籍・性別・年齢・宗教・信条・心身の障害・社会的身分などで差別しない。
D.キャリアコンサルティングでは、相談者の自己決定権を重視する
<A.について。>
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注目用語:アドボカシー
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同じ語源であるadvocateに、「主唱者」「代弁者」「擁護する」「提唱する」などの意味があります。
新時代のキャリアコンサルタントの役割として、不利な立場にあるクライエントが自己決定できるよう支援することが世界的な潮流と言われる中で、アドボカシーとして下記のような取り組みが重要視されています。
①クライアント自身が、権利・主張を自ら発することができるようにする支援(セルフ・アドボカシー)
②クライアントの権利・主張を代弁する支援(クライアント・アドボカシー)
③社会・組織の制度・施策への介入・提言(システムズ・アドボカシー)
③は、社会正義の視点からその取り組みが注目されています。セルフキャリアドッグの必要要素とも言えます。
<B.C.D.について>
キャリアコンサルタント倫理綱領で確認できる内容です。
D. の、相談者の自己決定権を重視するは、実務において意外と悩まされるところです。
✖✖✖✖✖ NG例 ✖✖✖✖✖
✖ワークライフバランスを取れた方がいいので、
仕事へ熱中しすぎないように助言する。
✖家族の理解をないがしろにして好きなことに没頭しているので、
家族とのコミュニケーションを優先的に取り上げる。
✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖
相談者がどうしたいか、相談者はどうなりたいか。
優先的に取り上げることは、相談者が決めること。考えることを整理して提示し、何から考えていきますか?と相談者に意思決定をする機会を持ってもらいましょう。
キャリアコンサルタント自身の「成功体験」や「失敗体験」を含むすべての「経験」が、「思い込み」としてキャリアコンサルタント自身に刷り込まれていることを自覚しましょう。
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これまでの経験で、なんとか自分の役割に気づくことができました。与えられた役割を全力で全うするため、「わくわく」と「ドキドキ」のど真ん中を走ります。 サポートでの勇気づけ、素直に嬉しいです\(^o^)/