大切な日。

先日は17年前に亡くなった相方の命日。
今年もケーキを2つ買って、彼女の大好きだった紅茶を丁寧に煎れてお茶会したよ。
毎年供養のつもりでやって来たけど、時々「ホントに供養になってるのかなぁ」とか、「実は自分が納得したくてやってるんじゃないか」とか自問自答しながら早17年。
ちゃんと届いているのかなぁ。何の返事も無いけれど。
そして今年も3月が近づいて来る。一週間のあいだに命日が三日も続くんだ。恋人だったり、親友だったり。しかも七夕に逝ったお袋と同じで皆自ら命を絶ってしまった。
救えなかった自分を責めたり、自分に疫病神でも憑いてるんじゃないかとか考えたりした時期も有ったけど、
なんだかんだ言いながら僕は今も好きな音楽を続けている。
先に逝ってしまった人達には、たくさん怒ったし、いっぱい泣いたけど、今は感謝しかない。出逢ってくれた事へと、大切な事を教わった事も事実。
残った自分に出来る事と言えば、・・そうだなぁ、やっぱり「ちゃんと暮らしてるよ」って報告したい。
歩みは遅いけど、音楽も辞めずに続けているよって報告したい。
生前相方が「地球からの恵みにありがとうって言いたい。だから私は唄いたいの」って言ってたけど、あの時の約束はまだ果たせていない。と、思ってる。
大それた野望も無い。が、小さな野望は有る。昔買った和菓子の包装紙に書いてあった「お菓子は心をまぁるくする」という言葉。これは僕の座右の銘だ。自分の作った音楽で、人の心をまぁるく出来たらいいな。だとしたら、もっと自分の足元に有るものを大切にしなきゃな。
まずは目の前に有るものを大切にしながら、詞を書いて曲を書いて、編曲してギターを弾いて。
いつか空でまたみんなに会えた時に、恥ずかしくない顔で会えるよう、今目の前に有るものを大切に生きなきゃな。
すぐ出来る筈だ。

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