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ジャムセッションって何?楽しいの?って思ったら読む記事

こんにちはー!
ベーシストの北川アツトです。


ジャムセッションって何?って思ったそこのあなたのためにジャムセッションが何なのか、ミュージシャンじゃない人(リスナーさん)でもわかりやすいように解説してみます。


ちなみにぼくは、20代前半のころはジャムセッションを自分で毎月やってましたし、遊びにも行きまくってたし、ジャムセッション詳しいマンです。
安心して情報を鵜呑みにしてもらっていいです。

(ただ、あくまで東京都内のFunkとかR&B系のジャムセッションのお話をしているので、地方とか海外とか場所が違ったりジャンルが違えば少し話が違ってくるかもしれません。あしからず。)


それではいってみましょー!



▼ジャムセッションとは


ジャムセッション(英: Jam session)とは、本格的な準備や、予め用意しておいた楽譜、アレンジにとらわれずに、ミュージシャン達が集まって即興的に演奏をすることである。

出典:Wikipedia

Wikipedia様がもうこれ以上説明する必要がないんじゃないかくらい、めちゃくちゃ的確にジャムセッション(以下:セッション)を説明してくれてました。

ようはリハーサルなしで、その場に集まったミュージシャンたち(はじめましてだったりもする)で、いきなり演奏することです。
譜面はあったりなかったりするけどないことの方が多い。

実際、セッションをやっているお店に行くと、いろいろなミュージシャンが遊びに来ていて曲ごとにミュージシャンが入れ替わりながらセッションしてその場で音楽を作るということをしています。

一緒に演奏をしたことをきっかけにミュージシャン同士仲良くなったり、自分がミュージシャンじゃなくてもいい演奏をしてたミュージシャンに声をかけてみたり、ミュージシャンとつながれる場でもあります。

▼ジャムセッションは・・・

・リハなしでミュージシャンが演奏する

・いろんなミュージシャンの演奏が聞ける

・ミュージシャンとつながれる


ちなみにミュージシャン同士だと、セッションで知り合ったミュージシャンとライブするようになったり、演奏の仕事につながったりすることもあります。
ぼくが今プロとしてベーシストができているのも若いときにセッションで知り合ったミュージシャンの方々のおかげなところがめちゃくちゃ大きいです。そういう場があることはありがたいことです。


▼なぜリハなし譜面なしで演奏できるのか


なんでリハもしないで譜面もないのにみんなで演奏できるの?と思われるかもしれませんが、よくやる定番曲があるからです。


▶定番曲があるから演奏できる


スタンダードとも言ったりしますが、ジャムセッションに来るようなミュージシャンは定番曲(スタンダード)を覚えているので、リハなし譜面なしでも成り立ちます。

▶いくつか定番曲を紹介


定番曲はこの他にもたくさんありますが、だいたいどこもセッション行ってもこの中のどれかは演奏されると思います。


セッションに行くなら定番曲は知っていたほうが楽しいです。


ミュージシャンはそもそも曲知らないと演奏できないですし、ミュージシャンじゃなくて聞きに行くだけだとしても曲知ってたほうが楽めます。
ライブでも知らないアーティストの知らない曲だけのライブよりも知っているアーティストの知っている曲をたくさん聞けるライブのほうが楽しいのと同じです。


ただもちろん定番曲を知らないからセッションに行っちゃいけないということではないです。
セッションに行って知らない曲があったら、「なんて曲ですか?」って恥ずかしがらずに聞いてみるのもいいですね。ミュージシャンとつながるきっかけにもなります。


▶お決まりの流れがある


あとリハなし譜面なしでも演奏できるもう一つの理由としては、テーマ→ソロ→テーマというお決まりの流れがあるというのもあります。

テーマというのはその曲のメロディーのことで、メロディーを演奏したあとには各楽器のソロ(即興演奏)があり、ソロが終わるとまた曲のメロディーに戻って曲が終わるという流れで演奏することが多いんです。
セッションに来るようなミュージシャンはこの流れを知っていて、好き勝手やるわけではないので、演奏が成り立つわけですね。

リスナーとしてセッションに行くという方はこの流れを知らないと、何が起きているのかわらないと思うので覚えておくといいと思います。
逆にこの流れを知っているだけで、「あ、今メロディー演奏している」とか「次はソロだ」とか「お決まりの流れと違うことやってる」とか、わかるので楽しいですよ。

▼ジャムセッションは・・・

・定番曲があるからリハなしでも成り立つ

・定番曲を知っていたほうが楽しめる

・お決まりの流れがある


▼セッションは定番曲をただ演奏するだけなの?


じゃあ、定番曲をただ演奏するだけなの?
どのセッション行っても同じ曲で同じ演奏してるの?
と思われるかもしれませんが、そういうわけではありません。


最初のWikipediaにあった通り「アレンジにとらわれずに」「即興的に」演奏するので、同じ曲でも同じ演奏にはならないんです。

リズムパターンが変わったり、コード進行を変えてみたり、することもあります。
そういった意味でも、定番曲を知っていると、「あ、アレンジ違う」とか「なんか雰囲気違うな」とか気付けるのも楽しいです。

さきほどセッションにはお決まりの流れがあると言いましたが、その中でもソロの部分は即興要素がかなり強いので、その場にいるミュージシャン次第でどうなるかは大きく変わってきます。


上で紹介した音源通りの演奏ではなく、その日その場だけの演奏が聴けるということです。


それがセッションの特徴であり、おもしろい部分なのだと思います。
綿密なリハーサルを重ねてやるライブコンサートのように完成されたショーとは違うおもしろさですよね。


▼ジャムセッションは・・・

・どんな演奏になるかはその場にいるミュージシャン次第

・そのときだけの演奏が聞ける


▼ジャムセッションに行ってみよう


はい!というわけで、長々とセッションについて説明しましたが、百聞は一見にしかずなので、もし気になったらセッションに行ってみましょう。

そして、ぼくも不定期ではありますがセッションしてます!

▼次のジャムセッション▼

▼2024年4月1日(月)
JAM LINKs vol.3
@下北沢 music bar rpm

セッションの詳細はこちら
(予約不要でOKです!)


ミュージシャンはもちろん楽器演奏しないリスナーの方も歓迎です!
そしてミュージシャンはただ自分が演奏できればOKじゃなくて聞いても楽しい演奏を目指そうー!
弾いても聞いても楽しいジャムセッションにしようぜ。


もちろんぼくのセッションじゃなくてもいいので、セッションに興味を持ったら、推しのミュージシャンのSNSとかチェックしてセッションやってたらぜひ遊びに行ってみるのがいいと思います。


では、ジャムセッションでお会いしましょう。

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