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寒くなる季節が来た。

 日に日に、気温が下がる季節が来ましたね。冬ですよ。冬。楽しみでしょうがないですよ。

元々雪国育ちなので、スキーや雪合戦。全て経験してきました。毎日雪かきするような地区です。今の気温じゃ涼しいくらいですが、夜に関しては間違いなく寒いです。

昨夜、毛布で寝ていたかったので夜中に目が覚めてしまいました。当然、暖を求めますが、やはり温かい食べ物が食べたくなりました。

 おでん、鍋、味噌汁、シチュー、カレーなどなど。

でもやはり、辛いものほど温まる物はない気がします。ヤツらは体を熱くしてくれますからね。即効性バツグンです。寒い日の彼らほど心強いものは無い。

というわけで夜中にコンビニへ歩き、辛そうなパッケージのカップラーメンをありったけ買いました。店員から怪しい目で見られましたが、そんなのは気にしない。俺は辛いものが食いたいんだ!

もう帰り道は、ウッキウキです。かじかむ手をさすりながら、スキップして帰りましたもん。イカれてます。

家に着き、ウキウキでお湯を沸かし、5分待っていざ実食。

美味い。ありきたりな言葉だが、辛さの中に旨さがある。間違いなく美味い。

ただ、どこか虚しい。何故だ。こんなにウキウキで、体も温まり、いい感じじゃないか。なんで虚しいんだ。どうしたよ俺は。

 



そうだ、恋人との鍋には勝てないんだ。


ちょうど先日同級生カップルが鍋を食べてる様子をインスタグラムに投稿していたから、きっと俺は羨ましいんだ。あいつら漫画みたいに「キャハハウフフ」してたもんな。そんなもん、インスタに投稿するなよ。独り身が死にたくなっちまうだろ。

そうだ、そうだよな。1人でスキップしてる奴より、2人でイチャイチャ鍋食ってるやつの方が幸せだろうな。かれこれ3年くらい彼女いないしな、そりゃ寂しくもなるわ。

1人で坦々麺楽しみに5分待つやつより、鍋が完成するのを2人で見守る方が断然楽しいに決まってる。俺は5分何してた。ラジオに送るメール考えてたぞ。あいつらはなんだ。今後について話し合ったり、他愛も無い話で盛り上がれるのか?羨ましすぎる。


冬の寒さを乗り越えるベストな薬は、一緒に鍋を食べる彼女だということに気付いた夜でした。




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