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#14 シュタイヤー舞曲

オンラインレッスン中に母が自宅で転倒骨折、レッスン終了で合格持ち越し。なぐさめてほしいのは私だ。

この続きの話。


練習期間(2021年7月29日〜9月7日)



演奏途中に生まれる「間」

本来、拍子は決まった速度で同じ間隔で刻まれていくものだが、私の演奏にはたびたび無音の「間」ができる。

間違った音を弾かないよう和音やリズムが変わるところ、修飾音、苦手なスケール等は要注意箇所。

脳内処理に時間がかかるため、指先を動かすことができず間が生まれるのだ。

初見や練習開始直後のたどたどしい演奏にも「頑張れ」「大丈夫」と声をかけ、励ましてくれるフォロワーさんにはいつも感謝している。

こんな演奏を聞かされる方が、緊張したり強いストレスがかかっているのではないかと心配するが、下手な演奏もありのまま出す方針だ。



リズム音痴は舞曲がお好き

私は拍子感がないので、演奏中に曲のテンポがよくずれてしまう。

超ゆっくりで弾いても、メトロノームを使ってもいつの間にかずれてしまう。

舞踏のリズムを取り入れた舞曲は好きなのだが、テンポをキープしながら拍に乗って演奏し続けることが私には難しい。

さらにこの曲では、短前打音や複前打音等の装飾音符は打楽器の音、固い靴底で床や地面を打ち鳴らす音のようにイメージが異なるし、左手の伴奏が変わるところや調性が変わるところは場面や踊り手が入れ替わるような音色の弾き分けが必要だ。

中間部の跳躍もなかなか難しい。

克服しなければいけない課題がいつも以上にたくさんあった。



とにかく必死に練習した

なかなか上達できず、中間部の転調した部分などは一か八かの賭けのような危うい演奏を続けていた。

必死過ぎて口周りに力が入ってしまい、唇の内側に前歯の後がつくようになった。

改善すべき点も多くレッスンでもなかなか合格がもらえなかった。



優しい声掛けに感謝

私の悪い癖なのだが、できないところばかり練習しているうちに、できていたところが疎かになったり、雑になったりしまう。

練習期間が長くなると、仕上がるどころか曲が崩壊してしまうことがある。

「左手と同時打ち」と先生に指示された装飾音が、なぜか前打ちになってしまい、戻せなくなってしまった。

レッスン前日のため完全あきらめモード、もうどうでもいいや状態。

いつもなかよくしてくれているフォロワーさんたちの励ましや声掛けでもう少し頑張ってみようと思いながらも、その日はすぐ就寝。

翌朝、出社前に声をかけてもらった内容を意識しながら練習。

前日より拍の頭に装飾音がくるようになり、おかげで合格をもらうことができた。

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