#7 清らかな小川
進歩という曲名なのに、演奏技術は全く進歩しなかった。
この続きの話。
練習期間(2021年4月15日~5月9日)
私の得意とはいったい?
ブルグミュラーも7曲目、たまたまなのだろうか偶数番号の曲で苦労した。
#2 アラベスク(左手に絶望)
#4 小さなつどい(重音に絶望)
#6 進歩(左右10度の音階に絶望)
一方、奇数番号は苦労しつつもなぜかあっさり合格。
#1 素直な心
#3 牧歌
#5 無邪気
もともとクラシック曲はピアノに限らずなんでもよく聞くが、短調の陰鬱な曲やオドロオドロしい曲、派手な曲が好み、奇数番のような優しい系、きれい系、繊細系は好まない。
しかし、N先生は私には奇数番タイプのやわらかく、きれい系の曲の方が似合うと褒めてくださる。
さて7番(奇数)のこの曲はどうなることか?
先人の知恵に学ぶ
ピアノ開始とともにTwitterでピアノ練習記録をつけ始めた。
素敵なフォロワーさんにも恵まれ、その交流がピアノを続ける原動力の一つにもなっている。
私がバイエルに取り組んでいた頃、何人かのフォロワーさんたちが「ブルグミュラーのこの曲はここが難しい」「あの曲は同音連打がきつかった」「こんな練習がいいよ」というやりとりをしていた。
なるほどなるほどとと思いながら、そのやり取りをブックマークしておき後日参考にしようと考えていた。
この曲は小川のせせらぎを3連符のアルペジオで表現しているが、右手1の指で弾く主旋律(保持音)と、3連符の音量、音色の違いをつけなければいけない。
普通に右手の練習、左手の練習、両手あわせての練習としていては曲の流れがつかめないので、ブックマークしていた「音数を減らして大まかな流れをつかむ練習から始める」という先輩フォロワーさんの真似から始めた。
ペダル不可避
ブルグミュラーを始めたらペダルもきちんとつけて弾きたいと考えていたが、実際は鍵盤を指で抑えることに必死で、足まで動かすことができずにいた。
しかし、この曲はペダル不可避。
ペダルは本当に難しい。
踏んだら足がそのままペダルから離れず、踏みっぱなしになって音がすぐに濁ってしまう。
淀んでいた流れも・・・
音の処理の仕方を工夫し、ペダルを最後まで踏み続けることで、少しだけ清らかな小川の流れに近づけた気がした。
中間部は少し苦労したけど、水がはねている感じとか雰囲気出せた気がする。
ただし、冒頭の主旋律が途中で消えかかっているが・・・。