イベントの仕掛けと準備、運営で問題が起こる話

どーもビジネス仕掛け人の近藤です。

これまでの実績として

✅ 9社の役員、うち6社の代表を歴任
✅ ビジネスモデルの構築は30を超える
✅ 関わった案件は300件を超える
✅ 受けた相談は1000件以上
✅ 富裕層の友人が「自分に利益を出す友人」と紹介する

など、改めて自分で思うより数えきれない実績となってました。

もちろん全て成功した訳ではありません。過半数以上がものにならない案件でした。
無駄にコストのかかるビジネスモデルにしたこともあります。
ビジネスモデルの見た目が良いなど格好付けていましたね。
当然利益率が下がります。
右肩上がりの時は些細なことですが、高コスト体質にするとビジネスが安定期や停滞期に入ると重くなり、すぐに改善できない上記のことも多くありました。

これを聞いて誰が悪いかと言えば、そう私が悪い、自己責任です。
無駄にコストがかかるビジネスモデルを改善しなければ利益は下がります。
利益が下がることを予想して避けるのは自分の役目です。
ところが世の中には他人の責任にする人がいます。
ビジネスとは直接関係ない話なので、興味なければこの記事はパスして頂いた方が良いかもしれません。
読む方は長い話だから、気を付けてください。

モラル、責任の所在、思慮の足りなさ、こういったお話をします。

この記事を出すか迷いました。
直接のビジネスには関わりないけど、コンサルティングを受ける人、提供する人、傍観する人、色々な立場の方がいます。立場を置き換えた似たような話ですが、イベントのお話をします。

私は神奈川県のとある市のとある街でで行われたイベントの実行委員をボランティアで参加しています。
お祭りとハロウィンキッズパレードです。
片方には寄付もしています。
寄付をしてタダでボランティア活動をして、イベントが成り立つようにお手伝いしています。

理由は私はこの街が好きだからです。
治安が良い、民度が高い。
同じ地域に住む方と話をした時に、隣駅で財布を落とすと出てくることはない、私も落とした(多分お店で数十万入った財布を盗まれたとしか思えないが自己責任なので、、、)ことがあり、警察に遺失物として届けたけど出てきませんでした。財布には名前の入った通帳もありました。こんなこと普通だと思いますよね。

ところが私の住む駅ではお財布は届けられます。
家の鍵も何度か落としましたが、交番に届きます。
とても良い方々が住人なのです。
私はそのことに感謝して暮らしています。

なので、ボランティアだけど、寄付だけどという時は大きな金額も出せませんが、体も時間もお金も出して手伝っています。
子供達が喜んで、将来住みよい街であって欲しいから。

イベントの運営はそれは大変です。
何か月もかけて話し合い準備して当日を迎えます。
イベント当日は事故がないように楽しめるように注意を配ります。
しかし、運営側がいくら注意を払っても子供たちがはしゃいだり、交通ルールを守らない車が突然反対車線に飛び出て逆走し右折してきたりとイレギュラーはあります。
その度に何度となくヒヤリとしました。

だって、目の前で子供が引かれて血を流す光景、もっとひどい骨や内臓が飛び出る光景を見たくないのです。
幸せに育って欲しい。
切に願っています。

では、どうしたら防げるのか!?
我々が注意するだけでなく、参加者にもルールを課して注意してもらうことが必要です。
例え、暴走車が来ても危険なところにいなければ事故になりません。

イベント運営側はこういった不意の事故も想定して、何度もシュミレーションをして話し合い、危険度を下げて運営します。

で、今回残念なことが起こりました。

事故で子供が、、、


という悲しい事件は
ありがたいことに起こりませんでしたが、ルールを守らない子供連れ参加者の大人が何人もいました。

ルールは参加時に渡されたMAPに書いてあります。
後からわかりにくいから知らないというのは通りません。
我々運営は危険度を上げない為に、ルールを守らない人からは参加証であるMAPを取り上げて良いことになっています。

これは仮装を楽しむハロウィンキッズパレードで起こったことです

えっ!?酷い??
参加にお金も払わず、お菓子が貰える、楽しい思い出ができる
そして運営の責任はこちらが主に負っているのに?
ルールを守らないと最悪事故が起こります。
参加していない住民に迷惑がかかり、住人からもクレームが来ます。

ボランティアだって足りない。
参加者は手伝いもしない。
自分だけ楽しんでいる。
致し方なく事故が起こらないようにいる人数だけで回さないといけない。

だからこそルールは徹底しなくてならない。

事故を起こさない為ですから、こうして書いていると当然と思うと思います。しかし心無い参加者はルールを守らずに文句を言う。
自分都合で、融通を聞かせろという。

ここで仮に融通を聞かせると起こりえる最悪の事象を考えてみましょう。
現場を担っているとすぐに気付くのですが、参加者はずっと見ていないので気付けないこともあります。
こちらはそこも分かっています。
でもね、嫌なことを言わないといけないの。

最悪なことの例1
ルール:参加者やその他の住民が事故に遭わないように一方通行をルールとして、参加証であるMAPに一方通行を書いてある。
参加者は空いているから通してくれと言う。
子供達が参加するイベントでは道幅いっぱいになって通行するんです。

過去何度も注意してきた。
注意しても子供たちは気が回らないから通行人の邪魔になるんです。
広い歩道でさえ邪魔になっているという過去があります。

注意してもできないから、ルールができたんです!

そして、通行人から罵声を浴びせられることありました。
まだそれだけなら良いですよ。
腹の居所が悪い人が子供を蹴ったらどうですか?
蹴られた子供が車道にはみ出したらどうですか?
その時車がちょうど通ったらどうですか?

こんなタイミングで庇うことができないこと、あるんですよ。
子供が酷い目に遭うことをどうして見たいのですか?

大事なことなので、だからルールができたのです!

記事を読む方は第三者としてご理解頂けると思います。
イベントの成功は運営も参加者も成功させるために気を遣い
守ることは守らないといけないんです。

絶対に!!

さて、参加者に課された一方通行だからこそ、守ってもらう必要があります。
参加者全員が何も言わなくても守ってもらえるなら、車や第三者の挙動に気を配れます。

が、守れないものなのです。こういうイベントでは。
ルールが書いてあるのに見ない。
ルールがあっても、自分の都合だけで逆流しようとする。

では、気を利かせて、数人を特別に逆流させたとします。
数人だけなら良いですよ。
後で見たいた別の子供たちはそれを見て納得しますか?

どうしてあの子たちは通れて、私は通れないの?

となりますよね。
そうすると運営がルールを破るのだから、みんな守らなくなります。

守られないルールで歩道がごった返しになると事故が起こりやすくなります。
歩行者は車道を歩いていくしかないこともあります。

参加していない歩行者・住人からしたら酷くないですか?
参加者の身勝手で交通ルールを守れず事故に遭う確率が高くなるんですよ!
このお母さんやその他のルールを守らない参加者は
事故を望んでいる人ではないとはわかりますが、事故を起こしてしまう人に分類されてしまいます。

そして何かあったら、運営の責任なのです。
その場でイベントは中止、翌年から楽しい楽しいイベントは永遠とやれなくなります。

だって、そこに住む住民が問題児だから、警察も役所も許可しないんですよ。

1人の身勝手な行動が参加者約2000名とそこに住む、通行する住人数万人に迷惑をかける行為を、ちょっと回るのが遠いから身勝手だけどルールを破って通ります。

って、どうして通用するのですか?

今回、私が参加証を取り上げたお母さんとのやり取りがあります。
ちょっとそこに買い物に行くだけだからというので、参加者はルールを守ってもらわないと困ります。
そして、ルールを守らないのであれば参加証を取り上げないといけないのです。

というやり取りで、
お母さんは、じゃあ要らないですとはっきりいって、逆流していきました。
私は参加賞を取り上げました。
子供達の為に取り上げたくもない、やりたくもないことをしなくてはならなかったのです。
すべては最悪を避けるために、、、

後日、、、
参加賞を取り上げられた、子供が泣いた、返して欲しいとメッセージが来ていました。

これって、誰が悪いの!?
私は笑顔で見守りたいのに、やりたくもない取り上げる役目をやらずにはいられなくて、その場でルールを守るから返してというならまだしも
ルールを破って、それで結構と参加賞を渡した人が
後で、さもこちらが悪かったようにコメントして返してと言うんですよ。

こんな人が住人かと思うと暗い気持ちになりますよ!

自身の義務を果たさず、責任だけ押し付け、他人を思いやる心も持たない
このことを子供が見て育つのですよね!?
どんな未来がこの街に待っているのでしょうか??

私が一方的に被害者面して言っているようにも聞こえるでしょうから、言い方を変えます。

最悪のことが起こらないように、ルールを守ってください。
もしルールをちゃんと見ていなかったのであれば、教えた時点で守ってください。
それも破るなら参加資格がないと言われてもしょうがないでしょ。

そして、子供を泣かせたのはお母さん、あなたの行動が原因ですよ。
どんな人とか誰とか言わないけど、他人のせいにしてると
子供もそれを見て育ちますよ。
今はお母さんのことが正しいと思っていても、
大人になるにつれ子供も理解します。

その時に、子供がどうなるのか、想像してみてください。
子供が誇れるお母さんでいてあげて欲しいから、あえて言いました。

正直、言わなくてもいいんですよ。
解決策はこういう人はブラックリスト入りにして
運営は二度と参加させなければ良い、わざわざ荒立てる必要はないんです。

参加者のお母さんからしても解決策は黙って参加をしなければ良い。
世の中、思いがすれ違うことはたくさんありますが、
家族ではないし、近い人でもない。
放っておけば良いんです。
お互いに。

そうすれば、今回も歩行者から「ちっ」と舌打ちされることもありません。
だって、ルールを守らないから誘導したら後ろから来た第三者の歩行者の邪魔になったんですもの。
でも、子供達ではなく、私に向けられて良かったと思いましたよ。

他にもね、ボランティアで参加してくれたおばあちゃんに散々文句を言うお孫さん連れのお爺ちゃんもいました。
来年度できるかとかルールとか知るかと当たり散らす老人です。
こういうの、老害って言うのかな?
あなたのお孫さんが楽しめるように手伝ってくださる他人のおばあちゃまに言うことなの?
まあ、イベントあるあるです。

もっと融通を利かせろとかいうなら、
まずはあなたがボランティアで手伝えば良いのですよ。
責任があるから視点を変えることができるかもしれませんよ。
そもそも、スタッフが潤沢にいれば違う方法も取れたかもしれませんしね。

第三者でご覧頂いている皆さんは、私の心情が伝わった方もいれば、
それでも運営が反省すべきと思った方もいると思います。

当然、運営は運営で反省しています。
反省会で意見が色々でましたよ。
来年はもっとよくするためにどうすれば良いか、
実際に運営する為に資金を集めないといけないので、
協賛企業をどうお願いするか
参加者はお金を出さないのに、色々と課題を抱えて来年に向けて話し合いしています。

そして、これは運営の課題だと思っています。
お金を出さない人ほど、文句を言うのはイベントでもビジネスでも同じなんだなぁと感じます。

権利を得たいのであれば、義務を果たす必要があります。

私が言いたい放題と思う方もいたことでしょう。
感情に任せて言っているとか。

まあ、多少の感情はありますが、自分自身で処理できるものです。
街が良くなって欲しいのであれば、街の名前を出します。

前出のお母さん以外に散々なことを言ってきてる人もいますが
苛立って書いた記事であれば、誰それが悪いと延々と言うことでしょう。
でもね、

大事なことは、権利と義務がきちんと把握されているかです。

この話はイベントのことを題材に、ビジネスに通じることもあげています。
整理すると、以下のことが出てきます。

参加者にはルールが課せられていた
参加者はお金を払っていない、費用は誰が払っているのか?
実行委員はイベントを成立させる責任がある
参加者にはイベントを成功させるためにルールを守る義務がある
参加者はお金を払っていない、費用は誰が払っているの

そして、こういう話はビジネスでも似たようなことがあります。
日本で特に多いのは、売って(買って)やるのだからサンプルをタダで出せ。サンプル以外に見積もりもタダと思っている人は多いですね。
海外では逆で、儲けたいのは貴方なのだから、儲け額に含めてサンプルは買いなさい。見積もりによっては有料なので、貴方の利益から見積もり代を惹きなさいというもの。

多分、この内容を私が住む街の人は見ることもないでしょう。
このお母さんにしてみれば、子供がいるのだから大変なのはわかってよと思っていることでしょう。他人から見れば身勝手ですが。
あえて、お母さんだけでなく、子供がいる親御さんは大変なのは想像ができます。大変でも事故が起こる方がもっと大変なことなだけであってね。
このお母さんもいずれ気付くかもしれません。気付けないかもしれません。
どちらでも良いです。
こういうことはイベントで付き物です。

私はルール上で必要なことを運営としてしたまでなので、ルールを理解していない人が何人いて、勘違いしてコメントしている人が何人いるか、
そこから黙っているけど思っている人が何人いそうかという類推人数が分かったことが儲けものだと思っています。
来年に向けた課題もはっきりとしました。
勝手に被害者と思っている人はそのままで良いし、こちらは注意喚起のやり方をより良くすれば良い。できれば、私は嫌な役回りをしないで済むように理解されるプロセスを運営全体に提案する機会をもらいました。
本当にありがたいですね。

仲間で嫌な思いをした人の話は、仲間みんなが聞いてくれるんですよね。

こういったイベントの仕掛けもコンサルティングやスキーム構築をしています。1万人以上の規模のイベントに幾種類も関わってきました。悩みのある方は是非以下のリンクから「ビジネス仕掛人」近藤義雄のLINE公式アカウントにご登録頂き、「セカンドオピニオン」とメッセージを送ってください。

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