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Mリーグ2022 博打否定でインフレ麻雀を普及する

Mリーグ2022 レギュラーシーズン第1週のnoteを纏める際にネガティブな事は記載しないようにしたいと考えた。

それでもどうしても看過できない事が今週の試合で多数起きていたので、記載します。

今週の試合で何回加槓やミンカンが発生したのだろうか?

その多くは、槓をする自分にとっては、ドラが増えて自摸回数が1回増えて都合が良い。それでも槓をする事によって、ただでさえ扱いに困っているドラを増やして場をインフレ気味にしている。

これは、Mリーガー達が興行を盛り上げるために敢えてやっている

せめて、槓をする毎に画面に以下のテロップを流して欲しいは。
「※.槓は、高度な専門的訓練を受けております。アマチュアの方々は槓による影響を熟考して、容易な真似をしないでください。」

全員の打点が上昇し、守備にまわるはずのプレイヤーも満貫以上が確定し、全員攻撃的そしてバーサーカー的な乱打戦をし合う。真面目に小さな点数をコツコツ稼いでトップを死守しているトッププレイヤーにとっては、大変な迷惑以外の何物でもない。

ドラは、ゲーム開始時点で
・ドラ表示牌の次の牌の4枚
・赤ドラ3枚
・裏ドラ表示牌の次の牌4枚
がデフォルトで存在する。
裏ドラに関しては、リーチを掛け和了きった者へのご褒美で全員がもらえるものではないが。

裏ドラを抜きにしても7枚のドラに四苦八苦しているにも関わらず、槓をしてドラを更に8枚増やしてしまう。それも面前で進行しているプレイヤーが最低1名残っている状況にも関わらず。

槓を無条件で実行して良いときは、
・全プレイヤーが面前で進行していないとき、かつ自分が聴牌しており、和了って槓ドラを増やした責任を取れる時。
・既にリーチを掛けており、明槓できるとき。(ただし、場をインフレ気味にしないように敢えて自摸切るケースもある。)

など槓をしたプレイヤーが最後まで責任を持って、和了切るか聴牌を維持して放銃するまで攻撃し続けなければならない。

Mリーグは、参加する選手に違法賭博との決別を課し、プロ団体をはじめとする麻雀界や関係企業等と密に協力しながら、麻雀に対する負のイメージを払拭し、娯楽・競技としての地位向上に努めます。

https://m-league.jp/about-detail/

Mリーグは、麻雀を知らない人達の見本として麻雀が視聴されている。ルールも知らない多くの方々が、Mリーグから初めて麻雀を覚えて、健康麻雀やネット麻雀、そして一部の人達はオンレの麻雀を打つようになる。

即ち、Mリーグで起きている試合を先生として、視聴者である生徒達が先生達のマネをして色々な雀荘店でプレイをしますよね。

今週の試合を真面目に視た若い人達は、Mリーグの打ち筋をみて、槓は必ずするものだと認識しますよね。

これによって、若い人達を中心に責任を取れない槓が多数発生します。
その結果、本来あるゲーム性とした乖離した博打麻雀に近いインフレゲームが一般市場でも起きる可能性が高いと予想できます。

そして、槓を1~複数回発生した後にリーチをされてドラ爆で大逆転されて傷つくプレイヤーが最低2名以上生まれますよね。幾ら麻雀を打つプレイヤーが増えても、辞めるプレイヤーが沢山増えたら意味が有りません。
槓を好きなプレイヤー程、他のプレイヤーの些細な気持ちを理解できず、粗雑なプレイで自己満足して、他の人達が陰で麻雀嫌いになっていく原因を作る人が多い。

そして、各麻雀教室でルールを教える際に槓に関するアマチュアへの技術指導が難しいのは麻雀プロだったらわかるだろう。

各麻雀教室では、4人全員が楽しめる健全な麻雀を目指し、技術指導しているはずなのに、Mリーガーが先頭に立って博打麻雀に類似したインフレ麻雀を普及してしまっている。

視聴者を派手なハラハラドキドキさせろという盛り上げ要求が、オーナー企業やスポンサー、Mリーグ幹部達が盛り上げパワハラをMリーガー達に暗黙のプレッシャーをかけられても、プロとしてのきめ細やかなプレイを捨ててはいけない。

Mリーガー32名の雀士達よ。
貴殿らは、Mリーガーであるのと同時に麻雀教室の先生なのだよ。
麻雀プロとして恥ずかしくない誇りのある選択をし続けて、魅了するのが本来のやるべき役目なんだよ。

盛り上げパワハラに負けて、32名の雀士達がド素人の打つような手段をとっては駄目だ。それでは、ノルマを課せられた営業マンと一緒だよ。プロ競技は、プロとしての自覚・今まで築き上げた技術を反故にしていはいけない。最後にもう一度、Mリーガーは、麻雀を普及している日本に32名しかいない先生であるという事を自覚して欲しい。

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