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Mリーグ2022レギュラーシーズン第7週

寒さが増してきており、日本国内では第8波が押し寄せ、体調管理には選手もファンも気を付けたいこの時期。今週のMリーグは、そんな寒さを吹き飛ばす位に非常に内容のある1週間でした。

1.今週のチームポイント

1.ABEMAS 408.3 pts(▲38.0 pts →) 
2.麻雀格闘倶楽部  146.2 pts(+52.0 pts →) 
3.風林火山 97.9 pts(+75.3 pts ↑1) 
4.雷電  ▲72.6 pts(▲152.4 pts ↓1) 
5.Pirates ▲120 pts(▲73.2 pts →)
6.ドリブンズ ▲122.2 pts(+229.6 pts ↑2)
7.サクラナイツ ▲149.5 pts(▲27.5 pts ↓1) 
8.フェニックス ▲180.9pts(▲25.5 pts ↓1)

2.今週のチーム状況

風林火山 堅調維持
ドリブンズ爆上げ

今週のMリーグは、先週から大きく動きがあった週だった。
ABEMASは少し他チームの上昇気流に対して、ポイントを削られたが400pts台をキープし、安定の1位を堅守した。
麻雀格闘倶楽部は、伊達選手のトップで獲得したポイントをチーム全員で死守して、そのまま1トップ分のプラスを積み重ねられ、大混戦に巻き込まれずに2位を死守した。
風林火山は、ここ2週間程度非常に上昇してきており、勝又・松ヶ瀬選手の超安定感に今週は、亜樹選手の2連勝が効いて上昇気配が継続している。

4位~8位のチームは、大混戦になった。

特に今週園田・鈴木たろう選手のトップ3回そして村上選手の2着とチームとしてパーフェクトな強さを魅せ、229.6ptsの大きな借金を一気に返済し、8位から一気に4位を伺える僅差の6位まで上昇する。

この大混戦の中、少しだけ下落雰囲気がでてきたのが、チーム雷電。
そして、Pirates、セガサミーフェニックス、サクラナイツはほぼチームの状態は横一線の状態で、チーム内でのポイントを稼ぐ牽引者が不在な所。

Mリーグレギュラーシーズンは、長期戦ですが、年末までの試合の動向が後半戦に大きな影響を与えるために、年末に向けて来週の試合も非常に重要な週となっています。

2-1.ABEMAS

白鳥牽引

今週のABEMASは、日向3着、松本3着、白鳥2着、多井4着と周囲のチームが上昇気配を見せる中少し押され気味になってきた。そんな中でも、ここ2週間の白鳥選手は、チームを牽引している安定感を見せ、個人スコア 170.6pts(第3位)と好成績をキープしている。来週は、白鳥選手が好調の内に多井・松本・日向選手のトップを期待したい。

2-2.麻雀格闘倶楽部

伊達 久々のトップ
安定の寿人・高宮踏ん張る

11月14日(月) 第1試合 伊達・近藤・堀・萩原戦。調子が落ちているとは言えMリーグ歴戦の雄である近藤・堀選手を相手に積極的なトップを獲って、チームを牽引した。きめ細かな守備を魅せる伊達選手も魅力的だが、攻撃を沢山魅せる本来の攻撃的な伊達選手はらしくて良かった。

同日 第2試合 茅森・萩原・高宮・渋川戦では、茅森選手が切れ味がありトップが厳しい状態でしたが、オーラス僅差の一捲りを入れて2着に浮上したのは非常に大きかった。

11月17日(木) 第1試合  鈴木たろう・白鳥・瀬戸熊・滝沢戦は今週のベストバウト。キレキレの白鳥・鈴木たろうの大乱闘を箱下にならずに現実的なポイントの範囲以内に収めていた滝沢選手は、そろそろ上昇気配を見せる兆候かも知れない。 第2試合の佐々木選手は、大弾けはしていないものの開幕からの継続している安定感が凄い。

2-3.風林火山

亜樹 誕生Week 2連勝

今週の風林火山は、『亜樹誕生感謝Week』の週でした。
誕生日にトップを獲ったと思ったら週最終試合も内川・近藤・仲林という曲者相手に堂々の2連勝目を飾り、今までの連続ラスの鬱憤を晴らす。

ここ2~3週間の勝又・松ヶ瀬コンビの安定した土台に亜樹選手も乗り出すと風林火山は、当分止りません。勝又・松ヶ瀬選手は年内非常に安定した状態を維持すると思うので、ABEMAS・麻雀格闘倶楽部を捲る勢いがあります。

瑠美選手は、安定のラスだった。この安定という意味は、展開がラスを引きやすい展開になっていた。瑠美選手は、他のMリーガから考えて、ドラや手役に拘り攻撃の打点としては非常に高い認識をされている。但し防御力が非常に低いので東場で大きく失点した折には、他3選手からラスを押し付けやすい。これは、瑠美選手自身がこの事を自覚して、東場で加点するか防御力を高め均衡した試合展開を目指す事が重要だと思う。特にチームが良い状態になっている時こそ、ラスを引いても10000~15000点の点棒は維持できる展開を目指したい。

風林火山の快進撃は始まっているのかも知れない。

2-4.雷電

誰か助けてくれ~

今週の雷電は、いい所無し。それどころか雷電の定位置8位が見えだしてきた。今週の雷電は、萩原2着、萩原4着、瀬戸熊4着、黒沢4着と大きく失点し、前半戦の好調だったポイントを一気に溶かした週となる。

4位~8位のチームが大混戦になり、粘り強さやトップを獲る動きがでてきており、下位チームが上昇気配を見せている。そのような中でここ2週間の雷電は、非常に良くない。

レギュレーションにリーチをかけている雷電は、中盤戦に入る前にこの締まりの無い流れを早く解決しておきたい。もし来週に今週と同じ動きになると8位は既に当確ランプが灯りそうです。来週は雷電にとって踏ん張り所です。

2-5.Pirates

コツコツ瑞原が唯一光明

今週のPiratesは、小林4着、瑞原2着、鈴木優4着、仲林2着と決め手に欠ける週となっている。唯一ここ2~3週間の救いとしては、瑞原選手がコツコツと加点してくれている所と仲林選手が連続2着としぶとく連対してくれている所だろう。無理してトップを獲る必要は無いが、トップを獲れない場合には、ラス回避率を高める必要はあると思う。

男性陣3名のうち1名が個人スコアとしてプラス領域に持ち込むぐらいのポイントゲッターが必要です。

2-6.ドリブンズ

厄払い成功の園田3連勝 
ゼウス鈴木たろう怒りの雷(2連勝)

厄払いをした園田選手は、個人3連勝と一気に個人スコアランキングでベスト10入りを入り、チームを大きく牽引した。ヒーローインタビューも流暢な園田節が披露され調子の良さが伺えた。

11月15日(火)第2試合 松本・瑞原・鈴木たろう・瑠美戦における鈴木たろう選手は、鈴木たろう選手オリジナルの手順を何度も踏んでいた。特に孤立した字牌3枚を後付けに期待した鳴きはたろうスペシャルな手順でした。
この試合のたろう選手の打ち方は、長年トップリーグで色々と経験してきた選手ならではの打ち筋で、麻雀を覚えたての初~中級者が容易に真似をすると大火傷しますのでご注意下さい。

11月17日(木) 第1試合 鈴木たろう・白鳥・瀬戸熊・滝沢戦は今週のベストバウト。好調な白鳥選手を鈴木たろう選手が猛烈に追い上げオーラス最後の僅差一捲り。充実していた2選手ががっぷり4つでぶつかっていた好試合です。

村上選手も2着を獲ったことにより、ドリブンズは、3-1-0-0のパーフェクトな1週間となり、一気に+229.6の大幅な加点に成功しました。

赤坂ドリブンズの来週は、極めて重要です。
例年、ドリブンズ特におっちゃんズ3選手は大幅な加点をした翌週以降は油断して、だらけた成績になり易い傾向があります。
この勢いに甘んじる事なく追撃をして他チームを引き離す絶好なタイミングでしょう。

2-7.サクラナイツ

内川の踏ん張り

11月18日(金) 松ヶ瀬・内川・東城・鈴木優と比較的好調な選手が対戦相手だった試合。内川選手のフリテンリーチが功を奏して18000点の自摸和了となり試合を制した。内川選手がゆとりの無い状態でこのトップは非常に大きかった。

今週のサクラナイツは、堀4着、渋川3着、内川1着、内川3着と及第点。4位~8位が大激戦になっており、他チームが少しずつ暖まってきた状態をみせているので、サクラナイツとしても中盤戦に入るにあたりうかうかしていられない。

2-8.セガサミーフェニックス

閃光の茅森

ALEXANDRO「閃光」を聴きながら、11月14日(月)第2試合 茅森・萩原・高宮・渋川戦を振り返る。この日の茅森選手は、リーチと黙聴牌の切り分けがGoodリズム!

茅森選手が毎回聴牌即リーチをかけている時は、読みを入れていればトップMリーガーから視てそんなに怖くない。茅森選手が怖いのが、今回のように

・自摸和了を見込める・・・リーチ
・自摸和了を見込みが無い・・・黙聴牌

このメリハリの効いたリズムは、非常に他対戦相手にとって非常に驚異です。セガサミーフェニックスがポイントゲッター不在で沈みやすい展開になっているので値千金のトップでした。

今週のセガサミーフェニックスは、近藤3着、茅森1着、東城3着、近藤4着と近藤選手の厄払いが必要な状況です。他チームの状況が上がっているので今の状態を早く改善していきたい。

3.今週のMVP

・風林火山 二階堂亜樹 選手

今週の亜樹選手は、リーチを掛けて自摸和了が出始めており、勿論出和了もある。このシーンが顕著だったのが、先手を獲った亜樹選手に後手で同聴牌の47p待ちで仲林選手も追いつく。この和了合いで競り勝ったのは、状態が上がってきた事を意味している。調子が良くなる選手は、リーチを掛けてから自摸和了の回数や一発自摸の回数が増えてきます。

ドリブンズ 鈴木たろう選手

今週の鈴木たろう選手は、たろうオリジナル手順が満載だった。鈴木選手は、本来トップ又はラスの2択でトップよりの麻雀が打てているときは調子が良く、2~3着をうろついている時は調子が良くない。
2連勝を僅差で決めたこの局面でもリャンカンの間5mを間違える事無く自模って仕上げる。

4.今週のこの一手

・鈴木たろう選手の欲張り打法

白鳥選手が48500点 鈴木たろう選手 35100点とその差13400点差。
鈴木たろう選手が満貫8000点が跳満1200点何方の待ちにするかの分岐が後半に訪れる。欲張りたろう選手は、勿論ドラを1枚切らずに西狙いの跳満を選択する。見事狙い所としていた「西」を自模り跳満を成就させ、オーラスの見事の捲りとなった。

5.その他

風林火山の松ヶ瀬選手が食事を提供した選手がモリモリ勝つ『松ヶ瀬必勝飯』が継続している。Mリーグでも他のスポーツと同じで、規則正しい生活、程良い運動、良質なタンパク質、充実した食事、充実した睡眠がとても大切な競技だと感じます。そして、最後の最後には、園田選手のように日本古来の神を崇める厄払いなど。

今週のMリーグを総括するとチームのポイントゲッターが牽引し、2番手3番手の選手が粘り強く連対しているチームは上昇している。

11月18日終了時点の個人スコア。

©https://m-league.jp/

今週ランキング外から一気に駆け上がってきたのがドリブンズ園田選手。ランキング12位にも鈴木たろう選手がランクインに待ち構えている。
まだまだ序盤戦終了時点の個人スコアランキングですが、上位3選手が開幕から継続して3勝分のトップを死守しており、各チームの牽引力となっています。

Mリーグを楽しく視聴するためにも、免疫力を高めて体調を万全にしていきたいですね。

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