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囲碁と麻雀
最近、ストリート系雀士である堀内正人氏の動画に日本棋院所属の棋士との対戦動画がアップされていた。私自身は、囲碁と麻雀双方を長く対局してきたから非常に嬉しい動画だった。
この動画を視聴させて頂きましたが、堀内さんが久保秀夫先生と黒瀧正樹先生に対して非常に敬意を払っているのにとても嬉しかったです。その上で、久保先生と黒瀧先生も堀内さんの事を堀内先生と敬意を示しているのには、ホッコリしてしまう動画でした。
1.久保秀夫先生と筆者
久保先生と私は、30年前に一度高校選手権で終局後の感想戦にお付き合いして頂いた事が有ります。
私が高校2年生の時に東京都の予選で敗退した時に、久保先生は第15回全国高校囲碁選手権大会で全国制覇をされています。
私が高校3年生になり、学生最後の大会に出場した折にこの1回を勝てば入賞するという時に、その年に優勝した同い歳に負けてしまいました。私が人生を賭けて受験勉強を全て放棄して挑んだ対局だったので、負けた時の衝撃と悔しさで一杯でした。
そんな折に、感想戦を対戦相手としていると当時の久保さんが、対戦相手と面識が有ったらしく丁寧に感想戦に参加して頂きました。
当時の久保先生は、全国制覇を成し遂げた後プロに成るべき院生に身を置かれておりました。
久保先生の当時の印象は、今とも全く変わらず、とても人当りの良い方でした。悔し過ぎて、頭が真っ白になっていた状態にも関わらず、久保先生と対戦相手、そして私も踏まえた感想戦の優しい対応は今でも鮮明に覚えています。
2.棋士は麻雀が強いのか?
これだけは、ハッキリと断言します。
麻雀業界は、将棋と囲碁の棋士に攻め込まれないだけ救われている。
将棋と囲碁の棋士が、もし将棋と囲碁だけでは飯が食えずに麻雀プロを副業して麻雀のタイトル戦に参戦し続けたら、一部の雀士を除いてタイトルの多くが棋士出身の雀士に総なめにされると思います。
将棋と囲碁の棋士が、もし将棋と囲碁だけでは飯が食えずに、都内のオンレの雀荘に客として副業にいったなら、プロアマ問わずオンレのストリートファイター系雀士達が駆逐される可能性があると思います。
ハッキリ言って、棋士になるような人物は麻雀のような有限の世界では圧倒的に強いです。棋士は、5歳位から競技を開始して小学校から遅くても高校生の間に全国制覇を最低1度は経験している、もしくは同等の実力を備えています。記憶力、集中力、読みの力、体力、勝負感、有りとあらゆる脳力がずば抜けています。
これは、私が20歳の頃既に25連勝以上のトップ記録、自摸率40%以上放銃率0%、リーチ成功率100%という記録や都内のオンレでの勝ち具合で既に証明しています。プロ棋士を目指していたプロ崩れのアマチュア棋士でさえ、それ位の脳力を発揮できるのですから、プロ棋士になられた方々が真剣に挑んだ際には、他を驚愕させる記録が出現するのは想像に容易いです。
3.将棋と囲碁どちらが麻雀強いのか?
こちらはイーブンでしょう。
将棋、囲碁とも人間単体でその強さを追及するには、変化が無限大で1人の人間が日本一、世界一になるには本当の一握りの天才が努力をし続けて成し遂げられるかの世界です。
将棋を知っている人ならば、将棋というし囲碁を知っている人ならば囲碁というでしょう。
何れにせよ、将棋と囲碁のプロ棋士に険しく狭い門を潜り抜けてプロ棋士になった方々の脳力は非常に高いです。
もし麻雀を全く知らないプロ棋士でも、麻雀で副業しなければならないとなった折には、1~2年位の麻雀修行で現在のトッププロ雀士と同等か挑戦する所までは必ず行くでしょう。
4.麻雀プロは棋士に負け続けるのか?
現段階では、間違いなく棋士の方が脳力が高いと断言します。
但し、今後はトッププロ雀士に専業でなければ勝てない時代が到来するでしょう。
今、プロ雀士がプロ雀士同士でご結婚されているご夫婦がいます。そしてお子様を1人以上育てています。そのプロ雀士カップルから、幼少から牌を握っている2世雀士が誕生するのも時間の問題でしょう。
今、Mリーグを視聴して幼少にも関わらず、子供麻雀教室に通い続けるキッズ達がプロ雀士になる時が来るでしょう。後10年すると2世雀士やMリーグを幼少から視聴してきた次世代キッズが出現するはずです。
また、10年経つと麻雀業界も今のように名前だけ資格だけのプロ雀士やタレント・アイドルのようなプロ雀士の数が相対的に数が減っていき、全体的に雀力偏差値が高くなる現象も起きるでしょう。
その時になって初めてプロ雀士がプロ棋士の脳力を持っても、専業でなければ勝てない時代が来るでしょう。
5.堀内氏の挑戦は続く
今回、堀内さんが久保先生や黒瀧先生と同卓した動画は最高に痺れました。
日本の棋士には、公言しないだけで麻雀をやらせたら化け物のような棋士が大勢います。特に過去にタイトルを獲得された事のある棋士はヤバイです。
独特の勝負感と優れた脳力があり、堀内さんにはその人達に何れ挑戦して欲しいですね。動画で公開する事は難しいかも知れませんが、セット麻雀ならば時間が合えば堀内さんに挑む大物棋士が出現するかも知れません。
また堀内さんにお伝えしたいのが、お時間がある時に囲碁棋士のタイトル戦が終了した後の就任式に参加して欲しいです。今、棋聖戦というタイトル戦が実施されており、一力遼棋聖 vs 芝野虎丸名人という井山裕太大先生の次世代の棋士が競っています。
そんな一流トップ棋士を目の前で会えるイベントの一つが「就任式」です。
確か、毎年4月中旬前後には、都内ホテル椿山荘東京で開催されるので、堀内さんには久保先生にヒアリングして日程が合うならば日本の一流トップ棋士の1人に是非会って欲しいですね。
一流棋士から感じる独特のオーラは非常に強烈な物が有り、ルールを知らない人でも非常にその凄さが感じられます。
読者の方々にもお伝えしたいのが、将棋又は囲碁どちらでも構いません。一度でも良いので、リアル超一流棋士を目の当たりにして下さい。
6.将棋・囲碁・麻雀
将棋・囲碁・麻雀、プロアマ問わずこの3つの競技の良い所は、
脳を使う
手を使う
人と対戦する
その結果
脳トレになる
呆けにくい
生き甲斐になる
若さ維持
知能維持・知能向上
ストレス発散になる
という利点は競技共通の良い所でしょう。
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