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#みんなのサッカー

新型コロナウィルス感染防止対策による「緊急事態宣言」の発令で、すべての日常が奪われた。

私は、約50名近くのお子さんを預かっている少年サッカークラブの代表(指導者)だ。子どもたちは学校が休校になり、自宅で過ごすことが多くなり、運動することも友達と遊ぶことも自転車でふらりと出かけることもなくなった。通りかかる小学校のグラウンドは綺麗に何もなく、中学校のグラウンドでは部活動で声を掛け合いながら走り回る子ども達の姿を見ることも皆無だ。寂しい・・・

今できることの一つとして、公園でのフィジカルトレーニング。少人数(2〜3人で適切な距離をとって行う)でのラダーや縄跳び、セラバンド、鬼ごっこやライン通過、ボールタッチ、ボールフィーリング、体幹やバランストレーニング。1時間程度で十分汗をかいて疲れる。おまけに一緒にやれば尚のこと。痩せるかも?自宅でもできるものもあるので、ZOOMでオンライン講座を週2回程度行なっている。

この機会だからこそ、できることもある。例えば、指導方法の見直しと整理。プレーモデル(原理原則)の構築と整理。そしてオンライン講座。攻守における原則を小学生にも伝え、共に学ぶ。頭が整理され、なぜ、上手くいったか?いかなかったか?が分かり、納得いくのである。その上で、個の技術力を上げ、プレースピードを上げることを意識すれば、自ずと上手くいくのではないだろうか?そう感じている。だからこそ、この機会を逃さずに、子どもたちに伝え、ともに理解し共有し合えるようにする。

失われた時間と機会がるのなら、それを取り返す、いや正確には、今だからこそ学び直す機会だということを認識し実践すべきである。普段できない時間が手に入り、今一度見直すべき指導法と方法論。そして今だからこそ取り組める、個の技術。ボールの持ち方や姿勢、バランス、スピード、視線、視野の確保、相手との間合いや距離と角度、認知・判断・実行など。今しか見直せない貴重な時を無駄にしない。

コロナから学んだ、唯一のこと。

もうすぐ、一緒にサッカーできる日が来ます。それまで共に、良い準備をしておきましょう!ボールとゴールとピッチが、みんなを待っている。


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