改:読書感想~インクルーシブ社会の障害学入門を読んで

FBにも子育て世代の友人がいて、その間で少しやり取りをしているのがインクルーシブ教育について。なので、FBにもこの本を載せておこう!と思い、再度書いたものの方がまとまってきた気がするので再度投稿にいたりました。しつこくてすみません・・・。

さてさて、昨年末インクルーシブ教育ってなんだ!?と図書館で適当に借りてきた中の1冊。水内豊和さんという同年代の方の著作です。

適当に借りた中で思いがけなく良い本で、各章ごとに読者に問いかけがあり、手元に置いておいてじっくりとその問いかけに取り組んでいきたいと思った本でした。

とはいえ、自分の中で答えを出したかったインクルーシブ教育について、どんな形が理想なのかまだ見つかりませんでした。ただ、これから子育て、人と関わりながら仕事、社会で生きていく上でインクルーシブ社会について知り・考えることは必要だと感じています。

2022年に国連から日本のインクルーシブ教育について、是正勧告を受けたとのこと。その内容は日本での常識を覆し、小耳に挟んだイギリス教育制度との差をすごく感じているのだけれど、今までの日本の障害者処遇の歴史を踏まえた上でのインクルーシブ教育、社会を目指すべき・・・と書かれており、私なりに探っていきたいと考えています。

日本では皆が同じ空間で勉強なり過ごすことをインクルージョンの成功例として挙げられる事がまだ多いそうですが、「それは実際には学習機会に実質的に参加できておらず、排除となること。特別な教育的ニーズのある状態の子どもをいかに通常学校で提供されるスタンダードに適応させたり、通常学校での授業について来られるようにするかという考えから脱去できていない。」インクルーシブな学校をつくるー北欧の研究と実践に学びながらー

とのことで、私も実際自分の考えが足りないことに気がつきました。正直、学校の現場でも、学習レベル等違うから分離教育となっているのだと思いますし、支援を受けている保護者も交流をしたい、通常級で過ごさせたいという想いがあっても、現実的に難しいと考え断念しているのが現状だと推測します。

でも、海外で分離せずに教育環境が成り立っているのはなんでだろう。なぜ、30年以上前にイギリスでは未診断だった日本の留学生に対して適切な支援と指導を日本にいる保護者に提案できているのだろう。私なりに掘り下げていきたい。知りたいです。

私が発達障害から始まり、インクルーシブ教育や社会を調べたり勉強の場に行くことは必要に迫られてだったのだけど、これらを学ぶ中で私自身も生きやすくなりました。

元々、相手の機嫌が悪いと自分のせいかなと考えたり、機嫌が悪い原因を突き止めようとするところがあり、そこにパワーを使っていたのですが、その辺は割り切れるようになりました。

そして、「他者は変えられない、自分の対応を変えるのだ」と

意識するようになりました。

それは、私は息子を治そうと思っている訳ではない、という事に繋がります。

(たまに息子君がよくなるといいねとか言われて適当に返事を返してますが、特別に治すところがある訳ではなく、息子には現代社会(特に今住んでいる地域が都会すぎるんだと思う)が少し生きにくそうなので周りの環境を整えるため、自分で環境を整えられるように導くために動いているのです・・・)

インクルーシブについて学ぶこと、それは本業にも活きると信じて、

2024年動いていきたいと思います。

「みどり×こども」な活動をはじめる予定。春始動!

2024年の目標は有言実行と健康デス。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?