Mr.Childrenについて
私は小学生の頃から音楽というものを意識しだし、それ以降スーパーマーケットファンタジーくらいまで全部ミスチルが大好きだったんですが、小林武史が抜けてから楽曲の派手さというか、ポップ感が無くなってしまいあまり聴かなくなってたんですけど、ここまでが前提です。
今、私がやってるバンドにドクターダウナーのギターボーカルである、猪股さんという男がおりまして、「ミスチルの新しいアルバム良かったよ」と半年かな、一年かな、それくらい前に言われ、では聴いてみようと聴いたんですが、その当時は「あー、なんか、なんかなぁ、あぁ」って思ってたんです。そんで今。再び聴き返してみると、めっちゃ良いんですよ。
多分、Mr.Childrenも、もう全然若くないし、自分達の老いみたいなものをちゃんと自覚も把握もしていて、苦悩してるんですよ。
miss youっていうアルバムなんですけどね。全曲、言葉をわざと強くしたり、アレンジをわざと渋くしたり、年のなせる技を駆使してちゃんと今まで通りMr.Childrenしてくれてることにやっと気づけました。
コードとかメロディ、歌詞の面白み、みたいなものって、やっぱりどうしようもないんですよ。だってオッサンがシュプリーム着てたら痛いじゃん?そういう風になっていくのと同じで、でも若者に何が届くのか、若者は刺激を欲しがる性質というのもわかって、言葉は強めの言葉を用いたり、ちゃんとやってくれてるんですよね。
新しいアルバムのシングル曲で、くるみのMVをリブートというか、使ってたりするんですけど、その辺りからももう年寄りになった自分達はどうやって音楽を魅せて行けばいいか考えてるんです。多分。
これはただの再燃したファンの妄想なのかもしれませんが、一生燻ってるものに惹かれてしまいますね。
過去の遺産となってしまった自分達、それを受け入れて今の自分が許せる範囲でどんな音楽を作っていくのか。その回答をちゃんと探してる。
だから猪股さんは良いと言ったんだろうなと、勝手に思ってます。
音作りからもう派手さが無いんですもん。ドライ。凄く派手にしないようにしてる。
逆にもうスーパーマーケットファンタジーくらいの曲が私は響かないです。
とてもクオリティが高いから。
クオリティの、くたびれた果てでポップスをどうにか成立させようとしている、そんな今のMr.Childrenが私はとても刺さります。
カラオケに久しぶりに行ったんですが、エレカシの絆とか、どこまで行けば俺は辿り着けるのだろう、っていう歌詞に自分が乗るか乗らないかの話になってくるんです。
メロが良くて、歌詞もクオリティが高くても、俺の人生がそこに乗らなくなってしまったんですよ。
言葉って、もしかしたら1番大事なのかもしれないなと。
だって言葉がそのその人の芯を表す1番深いとこにあるものだから。
ここまで書いて寝落ちしてました。この後にも文章あったんですがホラーになってました。意味がわからない言葉の羅列で。そのまま載せても良かったな、人間とは意識を失う前はこうなるって感じ出てたし。
まあ、ミスチルの新しいアルバム良かったよって話でした。また。
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