Study72.蒸すのに向いていないれんこんもある。
長く続いたれんこん実験も、終盤に近づいてきました。
前回の実験で、れんこんの変色の原因が「皮つきのまま加熱」という条件だけでなく「加熱方法」にある可能性が出てきました。
そこで今回は、「れんこんのサイズが大きすぎて加熱に時間がかかると変色するのでは?」という仮説のもと実験を行います。
(今回の実験はお夕飯づくりと同時に行ったため、当日の写真がありません。)
条件はこちら
※全て酢水に5分さらす
今回は全て蒸します。これまで唯一変色している「蒸す」という条件下で、サイズ別に切り分け同時に蒸します。
また、これまで行っていなかった「酢水にさらす」という条件も加えます。
蒸し器に入れて、柔らかくなるまで蒸していきます。そして数分後そろそろかな、と蓋を開けてみると、なんと、
全てのれんこんが変色してしまいました。
(この写真は皮付きで蒸したときのものですが、このれんこんと同じくらいの色です)
蒸し器に入れた時はきれいな白い色をしていたのですが、蒸し上がっていくとみるみる変色していってしまいました。失敗です。
この時、この畑で採れたれんこん特有の反応なのでは?と頭をよぎります。この冬使ってきたれんこんは、全て豊栄町内のれんこん農家さんから頂いています。
調べてみると、れんこんが育つ「土の鉄分がれんこんの変色に関係している」という情報が出てきます。一概には言えませんが、可能性はゼロではありません。
変色の原因、謎は深まるばかり...
変色の原因は「加熱速度」によるもの、と言える結果にはなりませんでした。謎は深まるばかりです。
変色の原因が突き止められるのでは?と取り組んだ今回の実験ですが、原因究明にはいたらず、打つ手がなくなってしましました。このれんこんは、白く蒸すのには向いていない、という1つの結果に落ち着こうと思います。
さて、まだまだれんこんポタージュは完成していません。次回は「酢水」以外のものにさらした場合、また、酢水にさらす時間によっての変化を見ていきたいと思います。次回もお楽しみに*
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