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もうすぐ世に出す映画AGANAIは非常に重い映画だ。「小さくても勝てます」は軽く面白く書いた物語の中で本格的経営理論を紹介した本だ。「社会原理序説」は非常に知的な哲学書、社会学の棚に並ぶ本だ。「サリンとおはぎ」は一見軽いが相当重い本で、ノンフィクションの本棚に並ぶ本だ。「プロアクティブ学習革命」は自己啓発の本だ。色々な本を出してきた。

私に近い友人は「小さくても勝てます」を出す時、「良い本ですが、映画を出すまで苦労時代には色々な本を書きましたね、と言うことだと思います。映画が出たらもう余計なことはしてはいけまんせんよ、『小さくても勝てます』は煎じ詰めたら、商売をうまくやったという以上のものではありませんよ」とアドバイスをくれていた。今までの中でその友人が一番評価してくれているのが「社会原理序説」である。私が今まで出した本としては最も知的で野心的な本だ。

今日、「社会原理序説」の増補改訂版を出すという打ち合わせを担当編集者とした。その時、増補改訂版は「阪原 淳」という漢字表記で出版してくれないかと相談された。「流通で色々な本を出すようだけどもさかはらあつしとは一体、何者か?」と問われてしまうそうなのである。

ハリウッドでも出世作の映画のジャンルから離れたテーストの映画を作ることは難しいと言われている。

哲学書、社会学などの学術書は「阪原 淳」で出版することにした。映画はさかはら あつしで行く。エンターテインメント、ビジネスはさかはらあつしで当面行く。

名前が売れれば問題にならなくなる気がするけれど。


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