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3月3日(日)帰ってきた!?おきゃんでぃーず(なかの芸能小劇場)

あんこ・一花・たたみ  茶番(コント)
 林家あんこ脚本のコント。林家つる子の真打昇進が決まった日の楽屋の様子をコミカルに描く。たたみさんがあんこさんに何度も「時蔵師匠」と呼びかけるのがおかしい。林家時蔵師はあんこさんの父である。

つる子  お菊の皿
 つる子さんお得意の一席。いちばんはじめにお菊の幽霊が現れた時の美しさ、おそろしさ、はかなさ。それが興行化すると陳腐化・定型化し、クサくなる。このへんの塩梅をつる子さんがうまく調整して、笑いを呼んだ。

あんこ  庭蟹
 つる子さんの真打昇進披露興行の番頭を務める。
 洒落好きの番頭が洒落の分からない主人に洒落を披露する。ある意味、「コミュニケーションの不全」を描く。笑いのセンスのない人にそれを教えるのはナンセンスだと思う。そこらへんをあんこさんが皮肉り、笑いに持っていった。

一花  茶の湯
 番頭つながりで、いきなり噺に入る。
 デタラメ茶道にハマるご隠居と定吉の会話がおかしい。形式化・定型化し、権威化しようとしている「オケイコゴト」への嘲笑ともとれる。

たけ平  死ぬなら今
 この順番は香盤順かと思ったら、そうではない。3人が着替えている間のつなぎだと言う。
 意外とやり手のないこの噺をたけ平師は寄席でよくかける。短い話ながら難しい噺だと思う。それをたけ平師は中盤でこの噺のタイトルを明かしてしまうのだ。それでもストンとサゲ、お客様を納得させたのは流石だ。

ー仲入りー

おきゃんでぃーず歌謡ショー


Tsuru/林家つる子  

An/林家あんこ  

Hana/春風亭一花

【司会】林家たけ平

【1】ぐんまラプソディ…恋のからっ風(つる子ソロ)
 まず、Tsuruが登場し、林家つる子の持ち歌を披露する。Tsuruのあふれんばかりの群馬愛を歌ったナンバーに客席は盛り上がる。その途中でAn・Hanaが「乱入」し、3人が揃う。

以下、おきゃんでぃーずによるキャンディーズカバー。
【2】春一番
 3人が客席をまわり、ハイタッチ!

ー祝電ー
春風亭一之輔・林家ペー(のマネをする林家けい木)

【3】暑中お見舞い申し上げます
 おきゃんでぃーずが今までに最も多く披露したこの曲で本篇終了。

ーアンコールー

 客席の大きな拍手に応えて、再び3人がステージに上がる。

【4】微笑がえし
 本家キャンディーズのラストシングルを歌って、3人はフツウの噺家に戻った。そしてTsuruは真打へとお引越しをした。いずれ遠くない日にAnとHanaも続くだろう。



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