5月4日(土)薫風G·W特別興行(浅草演芸ホール)
【昼の部】
たたみ 寄合酒
きよ彦 追っかけ家族
一蔵 熊の皮
一蔵師、いつからそんなに「圧」が強くなったのか?Vシネマのヤクザみたいだ。「対面」を「トイメン」と言っていた。麻雀もやるのか?
三朝 代書屋
岡大介 カンカラ三線
ひろ木 世界一周
津軽三味線の演奏も。
久蔵 数値がきゅうぞう
このオカタは何故高座で喋っているのか?そして、このワタシは何故客席でこのオカタの話を聞かなければならないのか?
ー仲入りー
アサダⅡ世 奇術
馬石 子ほめ
彦いち 睨み合い
八楽 紙切り
白酒 権助魚
圓太郎 親子酒
ー仲入りー
おしどり 漫才
さん喬 長短
正蔵 新聞記事
勝丸 太神楽
馬風 男の井戸端会議
話の流れで(どんな流れだ?)、柳家かゑる時代に出した『かゑるの体操』の1番を歌う。拍手を貰うと、興に乗って2番を(笑)。
菊之丞 紙入れ
ー仲入りー
希林 明礬丁稚
はじめて聴く噺かもしれない。短い噺なので、時間調整か?
にゃん子・金魚 漫才
金魚さん、バナナをもらって大喜び!
木久蔵 たいこ腹
一朝 芝居の喧嘩
橘之助 浮世節
伊勢音頭(替え歌)・野崎(桂文楽出囃子)・老松(古今亭志ん朝出囃子)・序の舞(柳家小さん出囃子)・たぬき
木久扇 明るい選挙
寄席のスーパースター降臨。3月までレギュラー出演していた『笑点』同様、椅子に座っての口演である。『笑点』司会者を五人(立川談志・前田武彦・三波伸介・三遊亭圓楽・桂歌丸)送った話、現司会者の春風亭昇太師の話、立川談志師の選挙の話などをユーモラスに語る。木久扇師は天性の人たらしである。あっという間に立ち見を含む満員のお客様を魅了してしまった。
仲入り中は弟子達が『木久扇ラーメン』を売り、外にはそれを調理するキッチンカーが待機していた。『笑点』をやめた後も「黄色い着物」人気は健在である。
【夜の部】
まんと 初天神
やなぎ 子知る
新作。息子が父親に「自分は実の子ではないのでは?」と問い詰める。父親の意外な答えがサゲとなる。大げさな演技が、やなぎさんの暑苦しい芸風(と体つき)に合っている。
こみち 寿限無と寿限美
『寿限無』改作。八五郎の家に双子が生まれる。男の子と女の子。息子には通常の「寿限無〜」とつけ、娘には「寿限美〜」と、こみち師考案の名前をつける。意外なサゲ。
ストレート松浦 ジャグリング
白鳥 おばさん自衛隊
自衛隊で50歳以上のおばさんを募集することになった。あるおばさんが、制服のサイズをSと偽ると…。
どあつかましい(失礼)おばさんが出てくる新作といえば、白鳥師の「座席なき戦い」が有名だが、この噺にも相当あつかましいおばさんが自衛隊をひっかき回す。
志ん輔 豊竹屋
何がやりにくいと言って、白鳥の後に上がるのが一番やりにくい。
二楽 紙切り
一之輔 夏泥
文菊 権助提灯
ホームランたにし 漫談
市馬 五月幟
ー仲入りー
左龍 英会話
なんとまさかの新作落語。なんでもかんでもむやみに英語化するバカな親子。
ダーク広和 奇術
扇遊 一目上がり
小満ん あちたりこちたり
まさかの新作落語リプライズ。小満ん師の自作。
ある男がなじみの湯屋に行けず、別の湯屋へ行ったり、酒を飲みに行ったりする。不思議なあじわい。
小菊 粋曲
梅は咲いたか・並木駒形・都々逸・ちゃっきり節・明神のご祭礼
岡惚れしたのは私が先よ 手出ししたのは主が先
喬太郎 品川心中(上)
品川遊廓の板頭をつとめるお染は金の工面ができず、紋日の更衣(うつりかえ)ができずにいた。暇をもてあましてお茶を挽くのも心苦しく、お客と心中する事にする。帳面から選んだのは「本屋の金蔵」であった。
喬太郎師が売れないオンナの哀しみを艶っぽく演じた。どこか憎めない金公もコミカルに。最後のドタバタでは爆笑をさらった。
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