[第1話]水を届ける。
どうも!滋賀を中心に何でも屋さんをしているあつしです。
活動記録として記事を投稿していこうと思います。拙い文章ですが、のんびり書いていきます。これからよろしくお願い致します。また、今後ご依頼される方への参考になれば幸いです。(※依頼者様からは許可をいただいて、掲載しております。)
水を届ける。
ある夜、こんな依頼が。
大阪の戎橋のマツモトキヨシ前、路上で弾き語りをする一人のミュージシャンに水を届けて欲しいというもの。ご依頼者様は遠方のファンの方で、水をいつも忘れる彼にどうにか差し入れをしたいとのこと。
初の依頼にココロオドル。喜んで承諾。
水は2リットルの軟水との指定が。セブンイレブンで購入。
滋賀から大阪まで車で向う、レッツゴウ。指定地の大阪難波へ近づけば近づくほど高速が複雑になっていく、、、田舎住みが長い僕にはなかなか難しかった。間違えながらも何とか到着。
久しぶりの大阪、お馴染みグリコの看板。慣れない都会とこれからの仕事に弾む心臓。初仕事だ。早めに着いたので路上ライブの開始を待つ。戎橋の真ん中、2リットルの水だけを持っている不審な男を確認した。僕だった。
彼を待っていると、マツモトキヨシ前から伸びやかな歌声が聞こえてきた、始まったみたい。確かこの曲はウルフルズのバンザイだったかな、いい曲。僕の何でも屋さんとしての門出を祝ってくれてるみたいだ。どんな曲でも聴く人、歌う人、その人の境遇次第でどんな風にも受け取れるから音楽は好きだ。
この差し入れはサプライズでして欲しいとのことだったので、この1曲を遠くから聴いて、終わりがけで渡すことを計画。
ラララ二人で〜 最後の歌詞でGO。
「何でも屋のあつしです!!○○さんから差し入れお持ちしました〜2リットルの水です。」
話しかけるタイミングが他のお客さんとバッティング。やってもうた、少し待つことに。
話が終わったのを確認し、改めて今回の差し入れの説明。水の差し入れ以外にも投げ銭と曲のリクエストを渡す。
曲はウルフルズで『暴れだす』。
神様、オレは何者ですか〜
僕は歌われる曲の歌詞と自分を重ねていた。
何かのルールで困ってる人に手を差し伸べられない経験から、せめて自分の手の届く範囲で何かできないかと考え始めた何でも屋。僕は今何者でもない、と悩み悩んで今から抜け出すために始めた何でも屋。
今こうして、誰かのために行動を起こせたことを誇りに思おう。まず第一歩。
曲が終わり、記念撮影。
大阪戎橋、路上ライブをしていたミュージシャンの名前はスマイユウキさん。大阪で活動するロックバンド、ヘカトンケイルシスターズというバンドのボーカル。先日、3rd mini album「Domestic」を発売したとのことで、僕も購入した。僕は1曲目のシロップがお気に入り。
ヘカトンケイルシスターズ「シロップ」
https://youtu.be/7-unH_T2yzg
依頼はこれにて無事完了。ご依頼いただきありがとうございました。
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