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苦しい時にどんな言葉を仲間に投げかける?

ラグビースクールで小学2年生チームを教えている時に、子どもたち同士のちょっとしたいざこざがありました。

ゲーム形式の練習をした際に、負けている側チーム内で、うまくできない子を責めるシーンが何度かあり、最終的に責められた子が、「もう嫌だ」と試合をボイコットしてしまったのです。

子どもらしいと思いつつ、実は大人でもよくあるなぁと思い直しました。
苦しい時って、よくしようという思いが強すぎて、ダメ出しばかりになっていくのは、人間の集団あるある。でも、仲間内のダメ出しをしたところで、状況が改善するのかといえば、たぶん9割方、プラスな方向にはいきません。最悪の場合、ギスギスしたり、みんなが責められることに萎縮して、チームのパフォーマンスは落ちます。

今回のケースは、典型的な最悪のパターン。ダメ出しした結果、ボイコットによる明白な戦力ダウンです。

練習後のミーティングで問題提起してみました。

「試合で負けてる時に仲間から“ちゃんとやれ”とか、“なんでできない?”とか言われたら、みんなはどんな気持ち?」

子どもたは、悩むことなく「悲しい」「嫌な気分になる」「やる気出ない」と言っていました。

「その気持ちが分かるみんななら、仲間を責めるんじゃなくて、元気や頑張ろうって気になれる言葉を選べるね」

と伝えると、これまた間髪入れずに元気のいい返事が返ってきました。

簡単なことじゃないけど、元々仲間思いで、優しい子が多い2年生チームなら、おもしろい答えを見つけ出してくれるんじゃないかと期待してます。

こんなことを書いている自分も、できているのかというと怪しいので、子どもに負けることなく成長していかないといけませんね。

苦しい時にどんな言葉を仲間に投げかける?

自分は力を与えられる言葉がけができる人間でありたいと思いました。

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